核搭載可能なチャイナの爆撃機が台湾領空に侵入——台湾空軍はスクランブル発進
台湾空軍は、9月5日(日曜)、防空識別圏に侵入した大規模なチャイナ軍機を撃退するため戦闘機をスクランブル発進させた。米ネットワーク局のNBCニュースが同日報じた。
チャイナ軍機による台湾の防空識別圏侵入は、現在ではほぼ毎週のように行われているが、この日のチャイナ軍機による侵入は特に大規模であり、核搭載可能な爆撃機を含む19機が台湾の防空識別圏に侵入した。
NBCは次のように次のように報じている:
今回のチャイナのミッションには、J-16戦闘機10機、Su-30戦闘機4機のほか、核兵器を搭載できるH-6爆撃機4機、対潜水艦機1機が参加したと台湾国防省が発表した。
(太字強調はBonaFidr)
また、台湾側の対応についてはこう続けて報じている:
台湾の戦闘機はチャイナの航空機を警告して追い払うために派遣された一方、ミサイルシステムはこれらチャイナの航空機を監視するために配備された、と同省(台湾国防省)は述べている。
この日の領空侵犯は、南シナ海の最北端の島である、台湾が統治する東沙島(プラタス島)付近で発生したという。
チャイナ軍機19機というのは大規模な侵犯であるが、今年4月にはそれを凌ぐ25機が台湾の防衛線を突破していた。
9月5日に台湾国防部が投稿したツイート:
https://twitter.com/MoNDefense/status/1434441685262430212
【訳】2021年9月5日、人民解放軍の19機(Y-8 ASW、H-6*4、J-16*10、SU-30*4)が#台湾の南西部ADIZ(防空識別圏)に進入。詳細は公式サイトをご確認ください。https://reurl.cc/xExEnE
バイデン政権は、台湾に大規模な兵器を提供するというトランプ前大統領が進めた政策を継続することを示唆している。これは「一つのチャイナ」政策に対する重大な違反であると猛反発したチャイナ政府は、より頻繁にそしてより大規模な軍機の編隊を台湾の防空識別圏に送り始めている。
こうしたバイデン政権による台湾政策について、米国の保守系漫画家による風刺画:
【訳】バイデン:「心配するな!私が君たちを守ってやる。」
(Image courtesy of Ben Garrison Cartoons via GrrrGraphics.com)
https://twitter.com/CartoonsBen/status/1432377916118102016
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