ロシアの大学で銃を持った男が少なくとも6名を殺害:恐怖に怯えた学生や教職員が建物から飛び降りる【動画】
ロシアの中核都市ペルミで、9月20日(月曜)に銃乱射事件が発生し、少なくとも6人が死亡、28人が負傷した。銃を持った若い男が大学のキャンパスを横切り、建物に侵入して発砲したため、恐怖にかられた学生や教職員が2階の窓から飛び降りる様子が撮影された。
ロシア保健省の発表によると、負傷者のうち19名は銃創のため地元の病院に入院した。中には、2階の窓から飛び降りた際に負傷した人がいる可能性がある。
【訳】ロシアのペルミ市にある大学を銃を持った犯人が襲撃。死傷者が報道されている。
教職員や学生が窓から飛び降りる様子が撮影された。
CNNは「銃撃事件の容疑者は警察官に抵抗した後、負傷したが逮捕された」と報じている。未確認のSNSに投稿された映像では、銃撃犯が複数の傷を負い、救急隊員が現場で救命措置を開始した様子が撮影されている。
複数の報道によると、銃撃犯とみられる人物は同大学の学生である可能性があり、ライフルや銃弾、黒いヘルメットを持ってポーズをとる自身の画像をソーシャルメディアに投稿していた:
この銃撃犯は次のように語っていたと報道されている:「俺はこれをずっと考えていた。何年も考え続けてきたが、俺が夢見ていたことを実行する時が来たことに気づいた」。 この投稿は削除された。
この日の銃撃事件が発生する数ヶ月前、カザンの学校で7人の生徒が殺害され、16人が負傷する事件が発生していた。同じように若い男が暴走し、学校の敷地内を歩き回りながら機械的に人々を殺害したと報じられている。
20日(月曜)の大学の敷地内を撮影した動画:
【訳】銃撃犯とされる人物がキャンパスを歩いている映像
「ドアをロックしろ!」
「彼はたった今誰かを撃った!」
動画の最後に、撃たれたと思われる男性の姿が見える
カザンでの銃乱射事件の後、プーチンは政府に対し、より厳しい銃の所有規制と条件を課すよう要求していた。
これら最近の事件が起きるまで、ロシアや東欧では、一般的にこうした銃乱射事件が起きることは比較的稀だった。それに比べて米国では、毎年複数の銃乱射事件が発生している。2016年以降(トランプ政権時)は減少傾向だったのが、2019年は417件、2020年は611件と、近年は増加傾向にある。2021年は9月20日時点ですでに510件の銃乱射事件が発生しており、昨年の611件を超える勢いである。
2021年1月1日~9月20日に全米で発生した銃乱射事件のマップ
過去7年間に全米で発生した銃乱射事件の発生件数
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