2024年大統領選挙に立候補を表明したニッキー・ヘイリーはクラウス・シュワブの「ヤング・グローバル・リーダー」 -

サウスカロライナ州の元知事で、トランプ政権で国連大使を務めたニッキー・ヘイリーは、2011年からクラウス・シュワブが選ぶ「ヤング・グローバル・リーダー」に名前を連ねていると、National Fileが1月31日にスクープした。

ニッキー・ヘイリーは、2月14日（火曜）、共和党から2024年大統領選への出馬を表明したばかりだが、その発表スピーチをライブ配信した動画の視聴者数はわずか2000人にも満たなかった。

【訳】ニッキー・ヘイリーが（出馬を）発表したスピーチは、2000人のライブ視聴者すら超えることができなかった。

ニッキー・ヘイリーが大統領戦に立候補するというニュースが流れたとき、大のトランプ支持者として知られる共和党のマージョリー・テイラー・グリーン下院議員は、ヘイリーがいわゆる共和党主流派のネオコン一派であるとして、「ハイヒールを履いたブッシュ」と非難している。

【訳】ニッキー・ヘイリーは、また別のジョージ（あるいはジェブ！）・ブッシュに過ぎない。

彼女は国境（の取締り強化）に弱く、壁を作ろうとせず、「合法移民は最近のほとんどのアメリカ人よりも愛国的だ」と主張し、トランプ大統領がオバマのひどい国境開放政策を批判したとき、彼女はオバマを擁護した。

そしてニッキー・ヘイリーは、子どもたちを守るためのトランスジェンダーのトイレ法案を支持することを拒否した。

もし私たちが「ハイヒールを履いたブッシュ」を望みたかったら、共和党はリズ・チェイニーに投票すればいい。

2011年3月11日付けのICT Newsの記事が、当時、サウスカロライナ州知事だったニッキー・ヘイリーが2011年に世界経済フォーラムの「ヤング・グローバル・リーダー」として選出されたと報じている。

そしてNational Fileは次のように伝えている（太字強調はBonaFidr）：

共和党のニッキー・ヘイリーは、クラウス・シュワブと彼の世界経済フォーラムに「取り込まれた」政治家の一人である。ヘイリーとシュワブの関係は、シュワブが慎重に獲得する「ヤング・グローバル・リーダー」の一人として彼女が選ばれた時、つまり彼女の政治キャリアの初期にまでさかのぼる。

元サウスカロライナ州知事、米国の国連大使、そしてクラウス・シュワブの長年の仲間であるニッキー・ヘイリーは、2024年の大統領選への出馬を考えていると伝えられており、その動きは、共和党予備選挙でトランプ大統領と対立することになる。実際の有権者からの支持は微々たるものだが、ヘイリーには一部の献金者層やFox Newsなどの関連メディアが明らかに支持しており、彼女の立候補の可能性は大いに話題になっている。

ニッキー・ヘイリーが共和党エスタブリッシュメントの寵児として全国的に有名になったのと時を同じくして、クラウス・シュワブや彼の率いるグローバリストの世界経済フォーラムと彼女の関係も構築された。ちなみに、クラウス・シュワブや世界経済フォーラムは、世界各国の政府のさまざまな議員議席を「取り込む」ために公然と活動している。

2011年、ニッキー・ヘイリーはサウスカロライナ州知事に就任したのと同じ年に、クラウス・シュワブが慎重に獲得する「ヤング・グローバル・リーダー」の一人に選ばれた。これは世界経済フォーラムの一部（サブセット）で、若い政治家やスポーツスター、ビジネスリーダー、さらにはロスチャイルド家の若いメンバーを通じて地政学や世界の商業活動に影響を与えることに焦点を置いている。

米国ではあまり報道されていないが、ニッキー・ヘイリーがクラウス・シュワブの「ヤング・グローバル・リーダー」の一人に選ばれたことは、彼女の両親の出身国であるインドの新聞で賞賛された。

2011年にインドのウェブサイトRediffに掲載された記事では、ヘイリーとその他インド国籍またはインド系の13人について、「12人のインド人と2人のインド系アメリカ人が世界経済フォーラムによる2011年のヤング・グローバル・リーダー（YGLs）に選ばれた」と紹介されている。

同ウェブサイトでは、ヘーリーはインド名で記載されている。Rediffの記事は次のように記している：

「ニムラタ・ニッキー・ランダワ・ヘイリー（Nimrata Nikki Randhawa Haley）は、サウスカロライナ州の知事である。彼女は共和党の党員である。彼女は、世界経済フォーラムによるヤング・グローバル・リーダーのリストに含まれる2人のインド系アメリカ人のうちの1人である」。

via Rediff.com

ニッキー・ヘイリーは、クラウス・シュワブの「ヤング・グローバル・リーダー」の一人として研修を終えた後、全米で最も注目を集める共和党知事の一人となった。彼女がサウスカロライナ州の州庁舎の外にある南部連合旗の取り壊しを命じると、彼女は左翼の支持を集め、南北戦争記念館やその他の米国史や西洋史に関するモニュメントが全米や西洋世界の至るところで取り壊されるという一連の出来事に火をつけるきっかけとなった。

しかし、世界経済フォーラムのメンバーであることは、ニッキー・ヘイリーが共和党の中で孤独というには程遠い。

National Fileが以前報じたように、ダン・クレンショー（テキサス州選出・共和党下院議員）は「ヤング・グローバル・リーダー」プログラムの卒業生であり、エリス・ステファニック（ニューヨーク州選出・共和党下院議員）は世界経済フォーラムのメンバーとして同団体のウェブサイトに掲載されている。

バージニア州のグレン・ヤンキン知事も2024年（大統領選）の献金者層の間の寵児で、彼も（米国史や西洋史に関する）モニュメントの破壊を支持している。彼は知事選に出馬する前年に、中国共産党と一緒に世界経済フォーラムのダボス会議に出席している。その際、彼はカーライル・グループで「左翼リベラル資本主義」のESGプログラムを採用したことを大げさに宣伝していた。

今年、ジョージア州のブライアン・ケンプ知事は、自らダボス会議に出席し、クラウス・シュワブの幹部の一人から、（米国の愛国者たちの間で広がっている）選挙の健全化ムーブメントに彼が「屈っする」ことを拒否したこと、そしてジョージア州でセキュアな選挙を行うことに彼が失敗したことについて称賛された。