マウイ島ラハイナの被災地域の周囲を政府が黒いカーテンで囲いメディアと住人を締め出し——警察は被災した自宅に戻ろうとした住人らを逮捕
ハワイ・マウイ島のラハイナで発生した大規模火災の被災地域では、いまだに数百人が行方不明と報じられる中、作業員たちが黒いカーテンを何キロにも渡って設置し、市民やメディアの視界を遮る現在の様子を、市民ジャーナリストのジェフ・シグナスさんが伝えている。
シグナスさんがツイッター(現X)に投稿した動画:
【訳】ウエスト・マウイのここラハイナでは、メディアを完全にシャットアウトするために特別警察が現れた。
シグナスさんは動画の中で、撮影のために黒カーテンの近くに車を止めたが、すぐに州兵の隊員に声をかけられ「止まるな」と言われたことを伝えている。
また、「何も記録できない」ように、「特別警察」が立って警護しているのを目撃したとも彼は報告している。
WNDは次のように報じている:
今月ハワイで発生した大規模な山火事の発生地点で何が今起きているのかを人々に見せないために、何マイルにもわたって黒いカーテンが設置されていることが、マウイ島ラハイナで撮影された新たな動画により明らかになる中、そのカーテンはすでに「バイデン・カーテン」と呼ばれている。
TikTok上で市民ジャーナリストとして活動しているジェフ・シグナスは動画を投稿した。その字幕にはこう添えられている: 「ラハイナでは何マイルにもわたって黒いフェンスが設置されている。グラウンド・ゼロはいまやバイデン・カーテンの向こう側だ」。
「何が起こっているのか、メディアや他の誰にもわからないようにすることに大きな重点が置かれているようだ」とシグナスはレポートしている。
ネット上では、当然、疑問の声が上がっている。
【訳】何も隠すことがないのなら、なぜ彼らはこんなことをするんだ?
数多くのジャーナリストが、撮影するな、ドローンを飛ばすなと命令されていると報じている。さらに、米連邦緊急事態管理局(FEMA)は被災現場で働くNPO職員に対して写真や動画を撮影しないよう指示を出していることも報じられている。
【訳】独占スクープ 🚨|匿名希望者から、こんなFEMAからのEメールが私に届いた。これはFEMAが災害救援のためにマウイ島に向かう非営利団体に送ったEメール。
現地にいる間は、画像や動画の投稿を直ちに中止するように要請されたと彼らは言っている。
また、マウイ警察は8月18日(金曜)、ラハイナの災害制限区域に関する規則・命令に違反した疑いでラハイナ在住の男性を逮捕した。
【訳】なぜラハイナの住民は自分の家を訪問しただけで逮捕されるのか?
ラハイナに住むジョセフ・トアカラが、リチャード・ビッセン市長からの「規則と命令」に違反し、「立ち入り禁止区域」に入ったとしてマウイ警察に逮捕された。
あらゆる対策において政府は壊滅的な大失敗をしており、政府は何一つ改善と呼べることをしていない。
政府は住民―や私たち(ジャーナリスト)――に何を知られたくないのだろうか?
さらに、マウイ在住のエリック・ウエストさんは、完全に焼け落ちた建物の中で全く焼けていない青色のTシャツが何枚も見つかっていることや、完全に焼け焦げた車が連なる中、青色の塗装がされた車だけが焼け残っている様子を撮影している(以下の動画の開始後1:02:31あたりから)。また、草木のない開けた砂利道でガラスを溶かすほどの高温で車が完全に焼け落ちている様子など、不可解な燃え方をしている様子を伝えている(動画開始後29:30あたりから)。
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