【オピニオン記事】いかにジョージ・ソロスが我々の選挙を盗んだか:アルバニア人愛国者からの教訓
エヴィ・コカラリ筆|2020年11月30日|revolver掲載
アルバニアの人々は、100年近くにわたって残忍な共産主義独裁政権の下でひどく苦しめられた。戦後秩序の中で、我々は基本的な発言の自由や集会の自由を奪われた。自由で公平な選挙を行うなどは言うまでもなく。
バルカン半島地域全体を通して、不正選挙はいわゆる民主主義に対して病気のように何十年間にもわたって蔓延しており、アルバニアでは社会主義が依然としてその邪悪な支配を維持することを許してしまっている。私の出身国ではほとんどの人にとって、「選挙の完全性」というまさにその概念は、我々の腐敗した支配者階層とは完全に正反対に位置している。
私がアメリカに移民したとき、私は初めて、私の票が実際に数えられ意味があるということを信じることができた。私が自分の票を投じたとき、私は神聖で意味があるプロセスに参加したと信じることができた。しかしここ数週間に起きたことを考えると、あの信頼は衰えてしまった。今日、アメリカで展開していることは、アルバニアで何十年にもわたって起き続けていることだ。そして私は、我々の民主主義の将来に恐怖を抱いている。
アメリカ人たちは、バルカン半島、つまりジョージ・ソロスのグローバリスト構想のゆりかごで、何が起こってきたのかを知らなければいけない。我々の民主主義が置かれた状況が危険にさらされていることを(世界情勢という)文脈にあてはめるために。ソロスは、彼が有名になって以来、この地域における自由と繁栄にとって最大の障害である。彼は、アルバニアにおける大規模な不正選挙活動を何年間にもわたって支援している。これはますます幻滅している我々の人民(アルバミア人)の間でも公然の秘密だ。
ベルリンの壁が崩壊した後、私、エディ・ラマ(現在のアルバニアの首相)、そしてアルバニアにあるジョージ・ソロスの財団トップを務める人物の息子を含むアルバニア人グループは、パリで親交を深めた。この経験から、ソロスはラマを彼の道具として使う「人形使い(黒幕)」を演じる完璧な機会を見出したと、私は言うことができる。
ラマによって率いられたアルバニア社会党は、2013年に、保守与党に対するクーデターを実行した。それは、違法な票の水増し工作によって行われた。その工作は動画に撮影され、そして指導者たちが文字通り、貧しい人々を買収して投票させた。
一度ラマが権力を握ると、ソロスは単独でアルバニアの司法制度を覆した。オバマ政権の国務省が支援した2016年の政策を発端に、彼らの連携した活動は、アルバニアを事実上、一つの正義も存在しない状態にし、かつてない権力の拡大を続ける社会主義中央政府をチェックする正義など存在しなくなった——これは全て、「改革」という名の下に実施された。そして現在、現実的な反対派は全て骨抜きにされ、アルバニアで非常に不人気のラマは、ジョージ・ソロスとの蜜月関係を保っている限り、権力の座に居座り続けるだろう。
ソロスはまた、途方もない富と、世界で最も広範囲にわたる支配網を駆使し、何十年にもわたって米国でキング・メーカーの役割を果たしてきた。しかし2020年選挙とそこに至るまでの期間、彼が行ってきた行為は、これまでで最大の脅威をアメリカの民主主義につきつけている。そしてここでもまた、彼は敵対派を買収することに成功している。
8月、このサイトや他のサイトは、11月の選挙をドナルド・J・トランプから盗むための作戦を暴露し始めた——海外で行われたカラー革命のまさにその作戦や立役者たち、特に東欧にあるソ連の元衛星国で行われたカラー革命と関連づけた。Revolver(本サイト)が記しているように、この特定ブランド化されたクーデターは、3部構成されている:一方が選挙結果に異議を申し立て、大規模な街頭デモを組織し、そして人々に心理的手段を用いて正気ではないと思わせるためにメディアを兵器化する。そして世論という法廷において選挙を盗むことを「正当化」する。
この目的を達成するために、ソロスはここアメリカでも指導的役割を担っており、「政権移行“完全性”プロジェクト(Transition “Integrity” Project)」に出資している。これは、彼が出資する“民主主義を支持する”NGOのほとんどと同じように、その名前が意味することとは正反対のことを促進している。このグループは、アメリカ国民たちが選挙で誰に投票するかは関係なく、バイデンの勝利を確実なものにするために活動していることが早い段階で暴露されていた。
そしてアルバニアで起きたように、ソロスはアメリカ司法省の完全性と独立性を、その根底から完全に壊した。優れた戦略家であるソロスは、2つのカラー革命であるBLMとANTIFAによる暴動を部分的に資金援助するだけでなく、さらにその先を行く先見性を持っていた。ソロスが自ら選び資金援助した地方検事長が、BLMを承認し、暴徒たちから自らの身を守ろうとした愛国者たちに復讐を行い、そして積極的にトランプ大統領の計画を弱体化させたという無数の事例が存在している。こうした地方検事たちは、街頭で犯罪行為を行う者たちになんら実質的な罰則を下さず、このことが最終的に、トランプ大統領から選挙の勝利を盗むことにつながっている。
ジョージ・ソロスは、アメリカや他のどの国の民主主義が抱えている問題への解決策ではない。むしろ彼は脅威だ。彼が資金提供し支配するいかなる組織は、デフォルト設定で人々の利益と反する活動を行なう。
今まさにアメリカで展開しているのと同じシナリオが、すでにバルカン諸国で起きた。もし我々が選挙を手放し、ジョー・バイデンにそれを開け渡せば、我々はこれがどこに向かうか知っている——アメリカの選挙は、バルカン諸国で行われている選挙と同程度の正当性しかなくなるだろう。そしてバイデン、もしくは次のソロスの操り人形は、その権力の座に永遠に居座るだろう。
しかし、もしこのトランプ・ムーブメントの中にある我々が現状を死守し今戦えば、我々は他の世界に対して、民主主義は本当に重要なのだ——そして民主主義は売り物ではない——という例を示すことになるだろう。
エヴィ・コカラリはアルバニア系アメリカ人。トランプ選挙キャンペーンの代理人。そして「トランプを支持する移民たち(Immigrants for Trump)」の創設者。
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