ポンペオ前国務長官「世界の首脳はジョー・バイデンの一挙手一投足を注意深く見ている」
ポンペオ前国務長官は、今週FOXニュースに出演した際、「ジョー・バイデンはなぜ記者会見を行わないのだろうか?」と司会者であるショーン・ハニティー氏から質問を受けた。ポンペオ国務長官のその時の回答が、元国務長官らしい真に的を射た内容となっている。
【訳】世界の指導者たちや私のカウンターパート(外相レベル)の人たちは、とても注意深く事態を見守っている。世界中の上層部の指導者たちは、彼(バイデン)が語る発言や行動の全てを見ている。事態が悪化し、緊迫した状況となる時、どのような行動パターンを取るかを見極めるためだ。
覚えていらっしゃるように、トランプ大統領はメディアによく登場して発言をした。おそらく近代の大統領として最も頻繁にメディアに登場した大統領だった。幅広い話題についてメディアに登場し、誰からの質問にも答えた。
もしリーダーにある人物がそれができない場合・・・質問に答えることができず、実行している政策について説明をすることができず、そしてスタッフたちの後ろに隠れているように見える時、または単にそうする時間がないという時、世界の指導層たちは疑問に思う。
そしてそれはアメリカ合衆国の弱さであると映る。それは世界中で展開している米軍兵士、海軍兵士、空軍兵士、海兵隊たち全員にリスクをもたらすことになる。弱さは悪化を招く(弱い者は食われる)。強さは、敵対相手を抑止できるかを決定づける。また、強さは、我々の同盟国が、事態が最も困難なときに、我々と共に降参したいと思うか(それとも踏みとどまらせるか)を決定づけることになる。
一方、3月3日(水曜)、ジョー・バイデンは下院議会の民主党幹部会とのバーチャル会議に参加した。ナンシー・ペロシ下院議長やその他の民主党の指導層は、この先2年間のアジェンダを議論した。
この議論が終わると、ジョー・バイデンはナンシー・ペロシ下院議長に対して「私は喜んで質問に答えましょう・・・もし私にそうすることが求められているなら」と話しかけた。すると、ホワイトハウスはこのバーチャル会議の通信を一方的に切断した。ゲートウェー・パンディットは、「バイデンが台本にないことを話した・・・(そのため)ホワイトハウスにいるバイデンのハンドラーたちが、唐突に介入し通信を遮断した」と報じている。
この時の動画がネットに投稿されている:
BIDEN: "I'm happy to take questions if that's what I'm supposed to do…"
— The First (@TheFirstonTV) March 3, 2021
*White House feed cut* pic.twitter.com/y5BHhgXWOB
【訳】バイデン:「私は喜んで質問に答えましょう・・・もし私にそうすることが求められているなら」。
*ホワイトハウスが通信を遮断*
別の角度から撮影されたこの時の動画:
この日のバーチャル会議で、ナンシー・ペロシ下院議長は、彼女の孫たちがどれほどバイデンのことを好きかという逸話を披露している。その際、「ドアを開ける時、我が家ではオープン・セサミ(開けゴマ)とは言わないの。我が家では、オープン・バイデンって言ってるの。それが我が家の魔法の言葉よ(笑)。私も気に入ってるわ(I love it)」と、バイデン本人が遠隔参加する会議で語っている。公開会議の場で、大統領をばかにするとも取れる発言に、保守の間からは「気味が悪い」という声が上がっている。
ナンシー・ペロシ下院議長がこの発言を行う動画:
"We don't say 'open sesame,' we say 'open Biden.' That's our magic word."@SpeakerPelosi says a thing. pic.twitter.com/sQSw0xn4Pi
— Washington Examiner (@dcexaminer) March 5, 2021
【訳】「我が家ではオープン・セサミ(開けゴマ)とは言わないの。我が家では、オープン・バイデンって言ってるの。それが我が家の魔法の言葉よ」。
「ハンドラー」たちにより自由に質疑応答することが許されず、通話が勝手に遮断される大統領、そして下院議長から小馬鹿にされる大統領を、各国の首脳や指導者たちはどのように分析しているだろうか?
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