ニュースレター登録

Loading

オールドメディアが伝えない海外のニュース

メキシコ大統領:バイデンの国境政策は「不法移民に自信を与え」、麻薬カルテルを儲けさせている

メキシコ大統領:バイデンの国境政策は「不法移民に自信を与え」、麻薬カルテルを儲けさせている

メキシコのアンドレス・マヌエル・ロペス・オブラドール大統領(Photo via Flickr)

メキシコのアンドレス・マヌエル・ロペス・オブラドール大統領は、ジョー・バイデンの移民政策が不法移民に自信を与え、さらに米国との国境で人の密輸ビジネスを行っている麻薬カルテル組織に収益源をもたらしていると語った。3月10日(水曜)、ロイター通信が報じた

 

同報道によると、メキシコ政府は、不法移民問題への対策として、バイデン政権に対して中米に開発支援を提供するよう要請した。中米からメキシコを経由して数万人にものぼる移民が米国を目指して出発しており、米国で亡命申請が認められるという希望を抱いている。

 

メキシコのオブラドール大統領は、3月1日にバイデンとバーチャル会議を開いた後、次のコメントを語ったとロイター通信は報じている:

彼ら(移民たち)は、彼(バイデン)を移民の大統領と考えている。そのため、多くの移民たちが米国に入国できると感じている。

 

私たちはこの移民の流入を制限するために協力する必要がある。なぜなら、この問題は一朝一夕には解決できないからだ。

 

さらにロイター通信は次のように報じている:

メキシコ政府が懸念を抱くバイデンの政策の中には、米国に住む移民たちが国籍を取得できるよう通常より迅速な承認を行うことや、犯罪組織(ギャング)による暴力の犠牲者たちへの支援が含まれる。

 

証言や諜報活動に基づいてまとめられた(メキシコ政府の)内部評価——ロイター通信も確認した——によると、メキシコのギャングは顧客を増やしており、移民を促す米国の政策を定期的にチェックしているという。さらに彼らは、米国とメキシコの国境を越えて移民を移動させるための新しい追跡システムを開発した。

 

メキシコ政府の1人の役人が匿名を条件にロイター通信に語った内容によると、麻薬カルテルは「バイデンが就任した初日から」洗練された密輸テクニックを使っているという。例えば、テクノロジーを利用して当局の動きを妨害したり、旅行代理店を装って密輸を行ったり、移民に最新の移民ルールを教えたりするなどだという。

 

このメキシコ政府の役人は、犯罪組織にとって移民たちが麻薬と同じくらい価値ある「商品」になったとロイター通信に語っている。

BonaFidrをフォロー

執筆者

error: コンテンツは保護されています。