大手検索エンジンがリチャード・グレネル前国家情報長官代行を米国大統領と表示するアクシデント——「私なら階段でつまずかない」と同氏はすかさずツイート
トランプ政権で全ての諜報機関を統括する国家情報長官・代行を務めたリチャード・グレネル氏が、3月20日(土曜)、グーグルの検索エンジンで「米国大統領」と表示されるアクシデントが発生した。
グーグルで「President of the United States(アメリカ合衆国大統領)」と検索すると、ジョー・バイデン氏とリチャード・グレネル氏の両方が結果に表示された。
誤って表示された検索結果の画像
(Screenshot via Google)
このアクシデントに、グレネル氏は早速ツイッターで次のようにコメントを投稿している。
https://twitter.com/RichardGrenell/status/1373287085663121408
【訳】これからつまずかずに階段を駆け上がり、次に大量の大統領令を発表しよう。乞うご期待。
https://twitter.com/RichardGrenell/status/1373288663098925059
【訳】私はここに、カリフォルニア州に海水淡水化プラントを複数建設するよう命じる。
またここに、カリフォルニア州に新たな原子力発電所を複数建設することを命じる。
あ、そしてここに、エリック・スウォールウェルからセキュリティ・クリアランス(機密情報などにアクセスする権限)を剥奪する。
カリフォルニア州選出のエリック・スウォールウェル下院議員は、チャイナのスパイ「ファン・ファン」からハニートラップにかかっていたと報じられ、先週、共和党の下院議員たちが彼を下院情報特別委員会から除名するよう働きかけていた。しかし3月18日(木曜)、下院議会で行われた投票の結果、共和党議員団によるスウォールウェル議員の除名活動は否決されている。下院情報特別委員会のメンバー議員は、国家機密にアクセスする特別の権限が与えられている。
リチャード・グレネル氏もカリフォルニア州在住。同氏は、2018年〜2020年まで、駐ドイツ・米国大使を務めた。その後、トランプ大統領により国家情報長官・代行に指名され、同性愛者であることを公言している初の閣僚となった。
現在、ガビン・ニューソム州知事をリコールする活動に積極的に協力しているグレネル氏は、次期カリフォルニア州知事に立候補することを匂わせていると報じられている。
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