フロリダ州パームビーチ郡は、トランプ前大統領を逮捕する可能性を準備中——左派メディアPoliticoが報道
フロリダ州パームビーチ郡の法執行関係者たちは、トランプ前大統領がマー・ア・ラゴに滞在中に、ニューヨーク州マンハッタン地区検事長のサイ・ヴァンス氏によって起訴される可能性について積極的に準備を進めている——この計画会議に参加した郡の高官2人からの話として、反トランプ報道を続ける左派メディアのPoliticoが5月13日(木曜)に「スクープ」報道した。
もしトランプ前大統領が起訴された場合、フロリダ州からニューヨーク州へ容疑者を引き渡す問題が発生する可能性がある。複数行われたこの計画会議では、州をまたぐ容疑者引き渡し問題にどのように対処するかが議題の一つだったという。
Politicoは次のように報じている:
フロリダ州では、州をまたいだ容疑者引き渡しに関する法令の条項が不明瞭であるため、ロン・デサンティス州知事に介入する権限を与えており、他州の法執行機関に起訴された「人物が引き渡されるべきか」どうかを調査することさえ可能である——マー・ア・ラゴは今季、閉鎖する準備をしており、またトランプ氏はニュージャージー州ベッドミンスターへ転居する中、彼が置き去りにするのはフロリダの暑さだけでなく、政治的な保護の重要な一部を失う可能性があることを意味している。
デサンティス州知事(共和党)はトランプ前大統領と親交が深いことでも知られ、2024年の大統領選挙でトランプ氏が副大統領候補に検討していると語るほどの人物。そのため、フロリダ州に滞在中は、デサンティス州知事の「政治的な保護」によってニューヨーク州への移送が行われない可能性が高いとPoliticoは分析している。
一方、トランプ氏が夏の転居先に選んでいるニュージャージー州に滞在中に起訴が行われた場合、状況は全く異なってくるとPoliticoは記している:
ニュージャージー州の身柄引き渡し法はフロリダ州と似ており、州外の令状を調査する権限を知事に与えている。しかし、ニュージャージー州の知事は民主党のフィル・マーフィーであり、彼はトランプのファンではない。そのため、彼はトランプの引き渡しを阻止するために介入することはないだろう。起訴された場合、トランプ氏の弁護士は、地元の法執行機関の関与を断ち切るような自首条件を交渉することもできる。トランプ氏の弁護士はコメントを拒否した。
先月末、トランプ前大統領の個人弁護士を務めるジュリアーニ弁護士は、司法省(FBI)の捜査官に家宅捜索を受けている。ジュリアーニ氏は、この家宅捜索が憲法違反であると語っている。
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