アリゾナ州の監査を受注していた下請けIT企業が契約更新を辞退 / ニューハンプシャー州では最大60%の「折り目」のついた投票用紙が集計エラー——トランプ大統領も各州で行われている監査にコメントを投稿
ペンシルバニア州を拠点とするIT企業のWake TSIは、アリゾナ州マリコパ郡で行われている2020年大統領選挙の監査で、手作業による再集計を請け負っていた。しかし、同社が契約更新を辞退したと、監査チームの広報担当者で、アリゾナ州共和党の元議長であるランディー・プレン氏が語った。5月25日(火曜)、地元メディアのAZCentralが報じた。
Wake TSIとの契約は、手作業による再集計のために当初設定された期限の5月14日(金曜)に終了し、同社はその契約を更新しない選択をしたとプレン氏は語った。
「彼らは終了した。彼らは戻ってくることを望まなかった」とプレン氏は語っている。
Wake TSIは、サイバー・ニンジャ社の下請け企業として、マリコパ郡の210万票近い投票用紙を再集計する手順を考案し監督していた。サイバー・ニンジャ社は、アリゾナ州上院のメイン・コントラクターとして、監査全体を請け負っている。
マリコパ郡で行われている選挙監査は、作業会場のコロシアムが高校の卒業式として使われたため、5月14日(金曜)〜5月24日(月曜)まで作業が一時停止されていた。
Wake TSIの後任として、月曜からアリゾナ州スコッツデールを拠点とするIT企業のStratTech Solutionsが、手作業による再集計作業を引き継いだとプレン氏は語っている。Wake TSIが考案した再集計の手順はそのまま引き継がれている。
StratTech Solutionsは、4月23日にこの監査が始まった当初から関わっており、手作業で再集計を行うための機材のセットアップを支援するなどしてきた。
しかし、監査を止めさせようとするアリゾナ州のケイティー・ホッブス州務長官(民主党)から監査会場に送り込まれているライアン・マシアス氏は次のように批判している:
(今回の業者変更は)私たちが当初から観察している杜撰な管理と絶え間ない変更の連続(を意味している)。
一方、アリゾナ州議会上院のプレジデントであるカレン・ファン上院議員(共和党)は、Wake TSIが契約義務を満了したと語っている:
彼らは契約を満了した。なので、彼らはもはやそこにいる必要はなくなった。
トランプ前大統領は、5月25日(火曜)、アリゾナ州議会の共和党上院議員たちを称賛するコメントを投稿している:
アリゾナ州の共和党上院議員たちは、2020年の大統領選挙詐欺のフォレンジック監査で素晴らしい仕事をしており、そのことで多大な尊敬と称賛を集めている。誰もが想像していたよりもはるかに大きな惨事が発生していたことを初期の公開報告書が示しており、アリゾナ州の有権者たちのために我々の国が注目している。
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またこれと同じ日の5月25日(火曜)、トランプ前大統領はニューハンプシャー州の監査で、投票機械が「存在しない票」をカウントしていたことが明らかになったようだと投稿している。
前日の24日(月曜)、ニューハンプシャー州ウィンダムの監査役の1人であるハリ・ハースティ氏は、機械または人の手によって折り目が付けられた投票用紙の最大60%が、ウィンダムにある4台の集計機械によって不適切に集計されていたとUnion Leaderに語っている。
「エラー率は、私たちが考えていたよりもずっと高かった」とハースティ氏は語っている。
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