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【オピニオン】ヒラリーのeメールはいまだ公開されず、ファウチ所長のeメールがこれほどあっさり公開された理由とは?——世界の支配者たちは戦争をお膳立てする

【オピニオン】ヒラリーのeメールはいまだ公開されず、ファウチ所長のeメールがこれほどあっさり公開された理由とは?――世界の支配者たちは戦争をお膳立てする

ゴラム(左)とファウチ所長(Image via tomluongo.me)

トム・ルオンゴ筆|GOLD GOATS ’N GUNS|2021年6月2日掲載

(太字強調はBonaFidr)

 

自分たちが世界を支配していると思っている人たちの関心事となると、物事がこれほどにも急変してしまうというのは驚きではないだろうか?国務長官だったヒラリー・クリントンの電子メールに何年も前から私たちはアクセスしようとしてきたが、無駄に終わっている。しかし、COVID-19(武漢ウイルス)の物語が崩壊しつつある中で、最も好都合なタイミングで、アンソニー・ファウチ博士の電子メールが暴露され世界に向けて発信された。

 

ヒラリーが6年間にわたって我々の進行を妨害してきた「情報公開法(FOIA)」という同じメカニズムが、たった6週間でファウチの電子メールを暴露した?

 

そんなことは、ちょっと奇妙だと思わないか?

 

ファウチは、COVID-19を巡って、邪悪で無知なトランプ大統領に立ち向かう英雄的な官僚だった。彼は、ヒドロキシクロロキンやイベルメクチンなどの治療法など大したことないと軽視する国民的有名人となり、マスクの効果に関して意見を手のひら返しし、腐敗したWHOやCDCを庇うために奔走したかと思えば、COVID-19の起源に自分が関与していたことをごまかした。

 

どう見てもこの嘘つきで邪悪なヤヌス(*)の顔をした小男が、国全体の方針を決めていたのだ。(*ローマ神話で二つの顔を持つ門の神。)

 

そして誰かがCOVID-19の起源について(2020年に)いち早く報道した瞬間から、舞台裏では被害を最小限に抑えるための対策が始まり、(研究所漏洩説を唱える人たちは)公の辱めが与えられ、SNSプラットフォームからの排除が始まった。

 

あらゆる種類の民主党支持層たちは、ファウチがふさわしい(専門的な)資格と反トランプ感情を持っているという理由だけで、彼を応援した

 

科学界エスタブリッシュメントの顔として、彼は、毎年恒例のインフルエンザと大して変わらない致死性のウイルスに対する恐怖心を煽り、何百万人ものアメリカ人を服従させた。彼は、こうした(嘘の)物語の一歩先に居続ける必要があったため、ロックダウンの終了や感染拡散防止のガイドラインに関するゴールポストを常に変更し、架空の死亡統計データ、不正なモデル、過剰な症例数で人々を狂わせた。その一方で、彼は国家を崇拝する団塊の世代やそれと「隣接」する若い世代から愛されている感染予防のための原則を、最もバカバカしい極限にまで高めた。

 

彼のせいで、私たちは「コロナポカリプス(コロナ黙示録)」が起きる前よりもさらに分裂した国家になったが、それは彼がこの作戦に不可欠な存在であったことを示している。ファウチのおかげで、マスクは“shitlibs”(=極左リベラルのクソッタレ)にとって美徳の象徴となり、あなたの飾らない顔は彼らにとって悪の象徴となった

 

私は、COVID-19の発生初期にこのようなことが起こるだろうと予測していた。私は、#FireFauci(ファウチをクビにしろ)というハッシュタグを、 「人々に行動を起こさせるための一世一代のスローガン」にすることを呼び掛けた。

 

1年以上にもわたって、私たちはこんな男に苦しめられなければいけなかった:

・・・(ファウチは){免疫システムをさらに高めることを提唱する}治療法を承認したり、それにゴーサインを出すことは絶対にないようだ。ガン、エイズ、COVID-19など何についてであろうと関係なく、この男は「歩く死刑宣告」である。彼はまさに「規制の虜」(**)の権化であり、権力と腐敗とがピーナッツバターとジャムのように一体化していることを示す、一見しただけで十分な証拠である。

 

目を凝らしてよく見てみると、彼は本当に(『ロード・オブ・ザ・リング』の)ゴラムのようだ。(冒頭の写真左)

 

パンデミックに伴う経済の混乱以外に、今回のパンデミックが明らかにしたことがあるとすれば、それは「専門家たち」は逃げた方がいいということだ。

(**規制当局が規制される側の勢力に実質的に支配されてしまう状況。)

 

この1年以上、私たちは我慢ならない“shitlibs”(=極左リベラルのクソッタレ)(私はこの言い方を繰り返す)たちが「科学を尊重しろ」と私たちに命じることに苦しめられてきた。だが、彼らの科学主義の高僧が、内々にはあることを言い、公の場では正反対のことを言っていることが発覚したことで、汚いスプレッダーである共和党支持者たち、反ワクチン派、そして反マスク派が彼らに言っていたことは全て正しかったことを立証することになった

 

さらに、その始まりから、これ(コロナ・パンデミック)は、まさにそれが達成したことを行うために設計された作戦だった——それはつまり、愛し合う人たちにマスクを着けたままにし・・・ちなみにマスクを着け続けることで彼らは病気になる・・・そしてビッグ・ブラザーにひれ伏せさせ、彼らの被害妄想を悪化させるための作戦である。この作戦にまんまとはまった人たちもまた(邪悪な「MAGA:メーク・アメリカ・グレート・アゲン」を支持する人々と同じように)、(ダボス会議の)クラウスが建てた「僧院」で書かれたひどい脚本を信じ込むよう彼らが騙されていたことを、恥ずかしすぎてそれを自ら認めることができないという単純な理由から、被害妄想はさらに悪化した。

 

なぜなら、ファウチは、我々の前に引き出された他のいわゆる専門家と呼ばれる人々と同様に、この1年間、可能な限りこの寓話(コロナ・パンデミック)を存続させるように言われた政治的工作員に過ぎないからだ。

 

ファウチは今、ビル・ゲイツや、アンドルー・クオモ(NY州知事)、グレッチェン・ウィットマー(ミシガン州知事)などの雇われ人たちと一緒に「いけにえ」となっている。その一方で、彼は、仕事をうまくやり遂げたことに対する「金時計(褒美)」として数百万ドルもの出版契約を獲得している。

 

今、私が疑問に思っているのは、恐怖心を植え付けられ過激思想に染まり、口から泡を吹き出しながら脳を食べるゾンビになってしまった人たちの中で、彼らが屈してしまった本当のウイルス、つまり政府のプロパガンダという精神ウイルスからようやく目覚め、そして文字通り狂気の淵から彼らを連れ戻すようなある種の精神崩壊を起こす人はいるだろうか?ということだ。

 

それとも、彼らは単純に、ファウチのダボス会議のご主人様たちに非難が向かうことから目を逸らすために行われた最近の責任転嫁を受け入れ、この物語の単純バージョン、つまり「チャイナが単独犯としてCOVID-19をバイオテロ兵器として我々に仕掛けた」という話に乗ってしまうだろうか?なぜなら、この支配的な考えや、(米国の大手食肉処理業社)JBSに最近行われたサイバー攻撃で非難されている「全能のロシア秘密工作員」という偽のブギーマン(悪者)たちからの絶え間ない脅威なくして、彼らはどうやって(極左ケーブル局MSNBCのレズビアンのアンカーマン)レイチェル・マドーの震える喉仏を見ながらツイッターのフィードを眺め、TikTokでカメラに向かって叫び続けることができるだろうか?

 

これこそが、私たちの前にある本当の問題として私の目に映っていることだ。チャイナとの戦争を煽るための長年のプロパガンダを基にしたその物語が、今ここにあるのだ。今から私が言うことを、COVID-19詐欺にチャイナが関与していることに対する弁明のように取らないでほしい。彼らには十分な責任がある。

 

しかし、左派にチャイナという新たなブギーマン(悪者)を単純化して教えるために、COVID-19に関する脚本を一晩で突然ひっくり返すというのは、少し都合が良すぎるとは思わないか?トランプは在任中、あらゆることをチャイナのせいにして、自分の支持者を反チャイナの熱狂に巻き込むことで、これをうまくやっていた。

 

しかし、トランプが権力の座にあった時、それをチャイナ・ウイルスと呼ぶと、(MSNBCの)レイチェル・マドーの軍団は、トランプや彼が行った人種差別発言(とされるもの)に対する反感でツイッターを炎上させ、ファウチ、ゲイツ、ウィットマー、そしてクオモが文字通り引き起こした死者たちをトランプのせいにしたのである。

 

「チャイナも被害者だ」。「トランプは科学に耳を傾けろ!」。云々かんぬん・・・

 

しかし、科学は間違っていた。今では、すべてが単なる政治だったことがわかっている

 

これはおそらくアメリカの納税者が資金を提供したことで生まれた人工的なウイルスであり、私たちの頭上を死の天使が通り過ぎてくれることを願って私たちが家に身を寄せていた時、邪悪なチャイナ共産党が送り込んだものだ、という首尾一貫した物語が、この数週間でビル・ゲイツと死神博士(ファウチ)を中心にして形成されている。

 

この新しい物語は、すべての責任をファウチとゲイツに負わせることと併せて、この事件全ての背後にいるとは言えないまでも、この事件に乗じていたダボス会議から完璧に目をそらすことができる。もし、私がこの物語を引き伸ばすネタに尽きかけていると思うなら、ほんの少し立ち止まって考えてみて欲しい。そしてこのような問題で重要となる唯一の問いを自問して欲しい・・・誰の利益になるのか?

 

誰が得するか?

 

なぜなら、もし今アメリカ人を団結するものがあるとすれば、それは「我々にこんなことをした!」という理由でチャイナに攻撃の矛先を向けることだろうからだ。

 

MAGAtards(MAGAムーブメントのバカたち)とShitlibs(極左リベラルのクソッタレ)は、「リパブリック賛歌」を歌いながらアトランタの街頭を行進し、手を取り合って(いや、肘をぶつけ合って)、2024年にトランプを再選させるような馬鹿げたことが起こるまで好戦的な態度を高めていくのだ。

 

チャイナとアメリカが対立することで誰が得をするのか?貿易禁止が拡散して世界経済が崩壊することで誰が得をするのか?南シナ海での紛争で誰が得をするのか?台湾か?香港か?ロサンゼルス?ウクライナ?ベラルーシ?イスラエル?アメリカのインフラへのサイバー攻撃やパイプラインの停止で得をするのは誰か?テキサスで起きた(停電に伴う)凍結は?誰が得をする?本当に?チャイナなのか?

 

いや違う。チャイナは自分たちのものを私たちに売るのが大好きだ。我々の製造業や国内生産を空洞化させ、我々をフェーク・マネー(中央銀行が大量に刷ったコロナ救済金)やオンライン・ポルノの中毒者にし、子供たちの性自認を流動的にして流浪の民にするような政策を実際に作ったのは誰か?それはチャイナではない。

 

誰が利益を得たかをあなた方に教えて差し上げよう。欧州連合とダボス会議だ。

 

なぜダボス会議の人々がバイデンを大統領に据えるためにあれほどまでに努力したと思うだろうか?米軍をコントロールすることが主な理由だ。バイデンが中東から撤退するのもそのためだ。イスラエルを放置して「包括的共同行動計画(JCPOA)」の再交渉をしているのもそのためである。もしあなたが次の列強(グレート・パワー)になりたいのなら、自分よりも大きな国同士の戦争を煽ることなく、どうやってそれを実現するつもりなのだろうか?

 

米国の法廷を支配しているのは誰だと思う?これらの狂った州司法長官や州務長官を買収したのは誰だと思う?不正選挙の訴訟を実際に戦っているのは誰か?チャイナか?本当に?もしあなたがそれを信じているなら、心理セラピーを受けることをお勧めする。

 

そして最も悲しいのは、ほとんどの人がこの事態に気づかないだろうということであり、2020年の選挙とその後にダボス会議の連中とチャイナが行った汚い行為に対して政治的な復讐をしようとする時に、私たちは目がよく見えずつまずくことになるだろうということだ。

 

現時点では、2022年の中間選挙で共和党が上院と下院の両方を制して政権に復帰しないというシナリオはないと思う。特に、(現在行われている)これらの選挙監査に対する民主党の反対が崩れればなおさらだ。

 

それは、ドイツの選挙が終わった今年後半、ちょうど中間選挙の予備選シーズンが始まる頃に起きるだろう。

 

2022年の中間選挙は、2020年3月に世界が破滅してからの出来事に関する国民投票になる様相を見せている。それまでに、ホワイトハウスにいる破壊者たちは、十分なダメージを与え終わり、この哀れな心理劇の最終幕のための舞台が用意されていることだろう。

 

次の変化は、米国が中央アジアからスパイたちを引き上げ彼らを再配置し、その地域をロシア・チャイナ・イランの同盟が避けられない状況に譲り、そしてハルフォード・マッキンダーに触発された「ハートランド理論」という地政学の棺桶に最後の釘を打つことである。これらのスパイたちは、次に起きることのために必要となってくる

 

欧州は世界的な石油の流れを止めることはできないが、米国を内部から弱体化させるために外国勢力によって何度も攻撃させることで、確実に米国を弱体化させることができる。パイプラインの閉鎖、我々米国の食料やエネルギー生産への「サイバー攻撃」、選挙の完全性の破壊、裁判所の完全な政治化、行動思想警察と化したハイテク企業、そしてフィリップ・K・ディックの小説とジョン・カーペンターの映画を合体させたようなディストピア的悪夢に陥ることを意図的に許容された都市という狂気から逃げ出す人々。

 

これを、「ニューヨークからの電気羊の逃走」と呼ぼう。(訳者注:ディストピア的未来を描いた映画「ブレードランナー」、その原作小説のタイトルは『アンドロイドは電気羊の夢を見るか?』。作者はフィリップ・K・ディック。)

 

スティーブ・バノン支持者たちは、いまだ彼のことを「チャイナ・ジョー」と呼びたがっているが、ジョー・バイデンはチャイナに所有されているのではなく、彼はダボス会議に所有されているのだ。そう結論付ける方がデータとマッチする。

 

なぜなら、チャイナはファウチをこのように裏切り犠牲にすることは絶対にないだろうし、彼らの目的に適っていないからだ。チャイナの手口は、常に自分たちへの批判を抑えることだ。そういう意味で、彼らは非常に予想しやすい。ゲイツはチャイナのために働いたのではなく、ダボス会議のために働いていたのだ。ダボス会議は「使用人」たちを一掃し始めており、チャイナのためにこのナンセンスを止めるようアメリカと交渉してくれる人は誰も残っていない

 

バイデンが就任してから、あからさまな外交的無能状態が続いているのはこれが理由だ。台湾やウイグルをめぐってチャイナを挑発するこれまでの言動は、偽善的であると同じくらい素人的なものであるが、あれはジョー・バイデンの単なる失言だと思うか?本当に?

 

あなたが吸っていると思っているそれは、本当に空気?

 

いや、ここでのポイントは、和解のためのいかなる可能性を断ち切り、チャイナ(とロシア)と欧米の関係を永久に悪化させることだ。ジョー・バイデンは2週間後にジュネーブに行き、プーチンを無力化してヨーロッパに(ロシアの)天然ガスを提供することを許すことで彼を買収しようとする。その一方で、ジョーはロシアからチャイナに焦点を移そうとする。うまくいかないことを祈るばかりだ。プーチンは何が起こっているのかを見抜けないほどバカではないことを願うばかりだ。

 

バイデンとオバマが目的を果たせなくなるまで待てばいい。彼らは、非難する相手を探す保守派たちの正当な怒りの前に、餌のように差し出されるだろう。その一方で、政治的な派閥の両側(保守とリベラル)は、「私たちの国を取り戻そう」と初めて団結することになるだろう。

 

さて、このように、私はこれについて欧州やダボス会議へのメリットを述べてきた。しかし、 ダボス会議がなぜチャイナをゲイツやファウチと同じように裏切って犠牲にするのか、その理由をまだ私は語っていない。簡単だ。それは、今年のバーチャル・ダボス会議で、習近平がグリーン・ニューディールやグレート・リセットにリップサービスをし、プーチンがシュワブに丁寧に、しかし毅然とした態度で「くたばれ」と言ったことにまで遡る。

 

というわけで、今、チャイナは長期的にはアメリカと戦争をすることで無力化されなければならない。どちらも勝利しないが、両方とも無能化させられる他にどうやって現代ヨーロッパという経済的荒れ地に世界的な資本を呼び込もうというのか?

 

私はこの非常識で誇大妄想的な計画がうまくいくとは言っていない。私が見たままのものを指摘しているだけだ。

 

これらの出来事について、他の解釈があれば私は喜んで耳を傾ける。しかし、この話は腑に落ちる。なぜなら、自分の地位を失うくらいなら世界を焼き尽くしても構わないと考えている人たちの心情を実に如実に表しているからだ。これこそ、私たちが戦っている本当の戦争であり、政治家や将軍が私たちに戦う準備をさせることが上手い、前世紀の大国パワー・ゲーム(前大戦)ではない。

 

我々は全員、それがいかにうまくいくかを知っている。

(訳者注:筆者は皮肉で逆説的に言っている。)

 

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