欧州医薬品庁が警告:より危険な副反応がmRNAワクチンに関連している可能性あり
欧州医薬品庁(EMA)は、まだ実験中のmRNAワクチンによる皮膚反応や腎臓の不調といった新たな副反応の可能性を調査していることを明らかにした。ロイター通信が8月11日(水曜)にこれを報じると、モデルナ社とBioNTech社のこの日の株価は急落した。
モデルナ社の株価はマイナス15.64%の下落、BioNTech社はマイナス13.76%の下落でこの日の取引を終えた。ファイザー社はマイナス3.9%の下落。
ロイター通信によると、ファイザー社とモデルナ社のワクチンを接種した後に、3種類の新しい症状が少数の人から報告されているという。これらの症状は、アレルギー性皮膚反応の一種である多形性紅斑、腎臓の炎症である糸球体腎炎、尿中のタンパク質が大量に失われる腎障害であるネフローゼ症候群。これらの事例はすべて、ワクチンがこうした症状に関連しているかどうかを判断するため、欧州医薬品庁(EMA)が調査を行っている。
mRNAワクチンについて規制当局が問題を指摘したのは今回が初めてではない。本サイトでも数ヶ月前に報告したように、米CDCは、特定の合併症を持つ一部の男性患者に対するワクチンの副反応として、心臓の炎症があると判断した。しかし、依然として米食品医薬品局(FDA)、CDC、WHOは、mRNAワクチンがもたらす社会的なメリットは、そのリスクよりもはるかに大きいと主張している。
今回の報道が行われる直前、イスラエルの保健当局は、3回目のワクチン接種(ブースターショット)後も、一部の患者がウイルスに感染していることを発見したと発表している。
ファイザー社もモデルナ社も、ロイター通信のコメント要請に応じていない。
7月29日現在、欧州経済地域では、モデナ社のワクチン「スパイクバックス(Spikevax)」は4,350万回以上接種されているのに対し、ファイザー社がドイツのBioNTech社と共同開発したワクチン「コミルナティ(Comirnaty)」は3億3,000万回以上接種されている。
欧州医薬品庁(EMA)は、潜在的な副反応との関連性を判断するために、ワクチンメーカーにさらなるデータを要求したとしか発表しておらず、新たな副反応の詳細についてはほとんど言及していない。これまでのところ、EMAは、ワクチンの表示変更や新たな副反応を記載すべきかどうかについて、何の勧告も行っていない。
欧州医薬品庁(EMA)は、データベース上で承認済みワクチンの安全性に関する項目を定期的に更新しており、今回の新たな副反応もデータベースの定期更新を行った際に開示した。
mRNAワクチンは、ウイルスを撃退するために免疫システムを再プログラムするという新しい技術に基づいているが、このワクチンは完成を急いだため、長期的な副反応や安全性リスクが十分に理解されていないとの批判が行われている。(しかし主流メディアと大手SNS企業はmRNAワクチンを批判する声を言論統制している。)
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