米国世論調査で支持率の低さを聞かれたバイデンは笑ってごまかす:国民の過半数がバイデンは「能力あり実効性がある」とは思わないと回答 |

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米国世論調査で支持率の低さを聞かれたバイデンは笑ってごまかす:国民の過半数がバイデンは「能力あり実効性がある」とは思わないと回答

記者からの質問に笑うジョー・バイデン(Screenshot via CBS News)

米国現地時間の8月22日(日曜)午後にジョー・バイデンが行った記者会見で注目すべき瞬間があった。左派主流メディアCBSのエド・オキーフ記者が、低姿勢で「申し訳ありません。私はただこれを伝えているだけに過ぎないのですが」と前置きした上で、カブール陥落後、初の本格的な世論調査で、「アメリカ人の大多数が、バイデンにはもはや能力も集中力も実効性もないと考えている」という結果が示されたことについて、どう思うかと質問した。するとジョー・バイデンは笑って答え、その世論調査についてはまだ見ていないと、コメントすることを拒否した。そして話題を逸らし、メモ用紙に書かれたアフガニスタンでの死傷者数に関する様々な統計データを読み上げ始めた。

 

【訳】「私はその世論調査を見ていない」。CBSニュースの世論調査によると、アメリカ人の大多数は、ジョー・バイデンのアフガニスタンへの対応を支持していないという結果が出ていることについて、エド・オキーフ(@edokeefe)はバイデン大統領にコメントを質問した。

 

ジョー・バイデンは依然として自らの判断は正しかったと主張し、「歴史は、この決断が論理的で合理的で正しいものであったと記録することになると私は考える」と答えている。

 

CBSニュースとYouGovが行った今回の世論調査では、「アメリカ人のほとんどは、ここしばらくアフガニスタンからの撤退を望んでいたし、今でもほとんどの人々はそう思っている。しかし、このような形ではない」という結果が示されている。(ただし、この世論調査は左派主流メディアのCBSニュースが実施したものであることを留意する必要がある。)

 

▶︎大統領としてのバイデンの行動

現在(左)vs. 4月(右)

Competent=能力ある、Focused=集中している、Effective=実効性がある

 

バイデンの支持率が急落したきっかけとなったのは、主に民主党員が支持していたアフガン撤退の対応に彼が失敗したことであり、7月以降大幅に下落している。

 

▶︎アフガン撤退に関するバイデンの対応

現在(左)vs. 7月(右)

Approve=支持する、Disapprove=支持しない

 

また、左派主流メディアCBSニュースがこれまで実施してきた世論調査では、就任以来一貫して支持率が高かったバイデンの全体的な支持率も8ポイント低下し、全国的には50対50という結果になっている。

 

▶︎バイデンの全体的な支持率

現在(左)、7月(中央)、3月(右)

Approve=支持する、Disapprove=支持しない

 

バイデンは、特に無党派層の間の支持率下落が大きい。7月の時点では、無党派層はバイデンに好意的な評価を与えていたが、現在では半数以上が、アフガニスタンからの撤退や政権運営全体への対応について不支持を表明している。民主党内での支持率は80%台とまだ高いが、90%台の高さには及ばない。また、夏に入るまでは共和党の支持を少し得ていたが、それも下落している。

 

ほとんどの項目で支持率が急落している中、バイデンはコロナウイルスへの対応についてはまだ肯定的な評価を受けている。しかしこれも先月より支持率は下落している。

 

そしてバイデンが直面している目下最大の問題は、アメリカ人の3分の2が、大統領はアフガニスタンから米国の民間人を避難させるための明確な計画を持っていないと感じていることである。

 

▶︎バイデンは米国の民間人を非難させるための明確な計画を持っているか?

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