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「ロシア・ウクライナ戦争は昨年2月ではなく2014年に始まった」イェンス・ストルテンベルグNATO事務総長が真実を認める発言

イェンス・ストルテンベルグNATO事務総長(Image via NATO News)

ロシアが2022224日に行なったウクライナ侵攻から1年となる節目を目前に控え、イェンス・ストルテンベルグNATO事務総長は2月14日(火曜)、この戦争の歴史と起源についてついに重要な事実を認める発言を行ない、「戦争は昨年2月に始まったのではない。戦争は2014年に始まった」と語った。

ストルテンベルグ事務総長によるこの発言がある以前、主要メディアや米国とNATOの高官たちは、この侵略が単に「拡張主義ロシア」を推進しようとする一人の男(プーチン)による野心むき出しの侵略、という物語を印象付けてきた。プーチンは、「挑発されていない/いわれのない(unprovoked)」にもかかわらずウクライナに侵略した、と。

 

 

【訳】🇺🇸🇪🇺🇺🇦🇷🇺「NATOは2014年からウクライナ軍を訓練しており、NATOのパートナー諸国は2014年からウクライナ軍に必要な武器と訓練を供給している」――イェンス・ストルテンベルグが再び認める。

“挑発されていない/いわれのない侵略”…

 

NATO事務総長がカメラの前で行なった記者へのブリーフィング内容は、それを文字起こししたものをNATOの公式サイトが掲載している:

私からお話ししようと思うもう一つは、この戦争は昨年2月に始まったわけではないということです。この戦争は2014年に始まりました。そして2014年以降、NATOの同盟諸国はウクライナに訓練や装備などの支援を行ってきたため、2022年にはウクライナ軍は2020年や2014年の時よりもずっと強くなっていました。そしてもちろん、プーチン大統領がウクライナを攻撃することを決めたとき、それ(これまでのNATOによる支援)は大きな違いを生みました。

 

コロンビア大学のジェフリー・サックス教授も、「この戦争は2022年ではなく2014年に始まっている」と語っている

 

2014年にウクライナで起きた「マイダン革命」クーデターについては、オリバー・ストーン監督によるドキュメンタリー映画『ウクライナ・オン・ファイヤー(Ukraine on Fire)』が詳しくまとめていて秀逸。

 

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