アストラゼネカ製ワクチンを接種した数時間後に死亡した教師のケースに対して、イタリア検察は殺人事件として捜査を開始
イタリアの音楽教師が、アストラゼネカ製ワクチンを接種してからわずか数時間後に死亡したことを受け、シチリアとピエモンテ州の検察当局はアストラゼネカ製ワクチンを押収し、殺人罪(故殺罪)の捜査を開始した。イタリア語メディアのANSAが3月16日(火曜)に報じた。
報道によると、サンドロ・トグナッティさん(57歳)は、13日(土曜)午後に地元ビエッラでアストラゼネカ製ワクチンの接種を受けた。その直後、トグナッティさんは高熱を出したが、ベッドで普通に就寝したと彼の妻であるシモーナ・リウッシさんはメディアに語っている。
そして翌朝、妻のリウッシさんが目を覚ますと、トグナッティさんが死亡していたという。彼女はすぐさま救急車を呼んだが、夫のトグナッティさんはすでに死亡していた。同日の午後、ピエモンテ州の検察は正式な捜査を開始した。検察は、40万回分のワクチンを押収している。
これまでのところ、トグナッティさんの死とワクチンとのつながりはないと衛生当局は主張している。トグナッティさんに血栓ができていたかは不明であり、死因も今のところ報じられていない。政府関係者は、犯罪捜査が開始されたのは、この男性の死が「上記のワクチン接種に起因するものではあり得ない」ことを「完全に確かめるため」であると語っている。
以下は、米国時間3月15日(月曜)時点で、アストラゼネカ製ワクチンの接種を中断している18国。これら18カ国に加えて、スペイン政府も同社製ワクチンを中断する予定であると同日、スペインの新聞La Vanguardiaが報じている:
- フランス
- ドイツ
- イタリア
- オランダ
- アイルランド
- アイスランド
- デンマーク
- ノルウェー(同国で死亡した1人は若者であり、ノルウェー医薬品局は調査を開始)
- ブルガリア
- ルクセンブルク
- エストニア
- ラトビア
- リトアニア
- オーストリア
- ルーマニア
- タイ
- インドネシア
- コンゴ民主共和国
アストラゼネカ製ワクチン、欧州8カ国が接種を中断 「深刻な」血栓ができる事例が複数報告されたことを受けてBonaFidrをフォロー