米国務省がヒラリー・クリントン元国務長官のeメールに30件のセキュリティ上のインシデントありと報告
米国務省は先週、ヒラリー・クリントン氏が元国務省長官であった時代のeメールに、30件のセキュリティ上のインシデントがあったと報告した。
国務次官補が上院のチャック・グラスリー議員に送った書簡の中で、ヒラリー・クリントン元国務長官が送受信したeメールには、23件の「侵害(violations)」と7件の「違反(infractions)」が見つかったと報告していると、Fox Newsが報道した。
国務省の立法問題事務局(Bureau of Legislative Affairs)国務次官補のメアリー・エリザベス・テイラー氏は、「現時点までに、国務省は15名の過失について評価しており、そのうちの数名はセキュリティ上のインシデントにおいて過失があった。国務省は23件の侵害と7件の違反があったと発表している(中略)この数字は審査過程の中で変わってくる可能性が高い」と同書簡の中で報告している。
国務省は、現在行なっている審査は9月1日に終了する予定であるとも同書簡の中で記しており、さらにこの審査期間が通常よりも長いことを認めている。
「ヒラリー元国務長官が利用していた個人サーバーから提供されたeメールの量が多いため、国務省の審査プロセスがより複雑になるのは必要なことであり、多くの時間とリソースが必要になる」と同書簡は記しているとFox Newsは報じている。
元FBI長官のジェームス・コーミー氏は、長官時代の2016年に、FBIがヒラリー・クリントン氏のメールの取り扱いについて捜査を行なった結果、クリントン氏を起訴しない、しかし彼女の行為は「非常に不注意(extremely careless)」だったと発言していた。
先週火曜日、Foxの報道を受けてトランプ大統領は、このニュースを「とても大きなこと(”really big”)」とツイートしている。
Wow! The State Department said it has identified 30 Security Incidents involving current or former employees and their handling of Crooked Hillary Clinton’s Emails. @FoxNews This is really big. Never admitted before. Highly Classified Material. Will the Dems investigate this?
— Donald J. Trump (@realDonaldTrump) June 18, 2019
(訳:ワオ!国務省が、不正直なヒラリー・クリントンのメールの扱いについて、現職または過去の国務省職員たちが絡んだ30件のセキュリティ上のインシデントがあったと発表した。@FoxNews これはとても大きなことだ。これまで決して認めてこなかったことだ。高度に機密の資料。民主党はこのことを捜査するだろうか?)
(Photo from Fox News)
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