韓国で初めて兵士が新型コロナウィルスに感染。香港でも警官が感染し59人の警官が隔離 -

中国政府当局は、昨日、新型コロナウィルスの感染者数についてふたたびカウント方法を変更すると発表した。中国政府による公式データの信用は地に落ちており、米食品医薬品局の元長官も中国政府が発表する公式データは鵜呑みにするべきではないと表明している。そのため、中国国内に関する感染者数データよりも、急速に感染が拡大している日本と韓国に世界の注目がますます集まっている。

韓国では、大邱市にある新興宗教団体「新天地イエス教会」の信者の間で感染者数が急拡大したため、中国国外としては最大の感染者数発生国に躍り出ている（執筆時点で156名）。

SankeiBiz：『新型肺炎　韓国で感染者１５０人超、新興宗教信者４００人以上に症状』

それに加えて、韓国の兵士としては初めて、新型コロナウィルスの感染者が発生したとYonhapが報じた。

これは特に悪いニュースである。というのも、兵士はバラックなど狭い空間で集団生活を送っているため、集団感染する確率が高いためである。

Yonhapもこの点について次のように報じている：

南部の島である済州島において海軍の船員1名が新型コロナウィルスに感染していることが金曜確認された。軍人の間で感染が確認された最初のケースであると当局者らが語った。

この政府当局者たちによると、この船員（22歳）は、前日に行われた最初の検査でCOVID-19の陽性判定が出ており、今日その感染が最終確認された。

彼は、地元である大邱市（ソウルから南東に300キロ）に2月13日から火曜まで訪問していた。軍事基地に戻った際、咳などの症状が表れていたため、当局は彼を基地内で隔離した。彼は現在、済州病院に入院している。

彼がこのウィルスにどのように感染したのか、正確な経路は判明していない。しかし韓国国内では、ここ数日、大邱市およびその周辺のキョンサン北道（行政区）で感染が急拡大している。その理由は、同国で31人目となる感染者が、約1000人が集まる教会での礼拝に参加していたためである。保健当局によると、木曜午後の段階で確認された感染者数は104名である。

軍人の間でコロナウィルスの最初の感染者が現れたことで、国防部は木曜夜、全ての志願兵に対して休暇を取ることを制限し、そして土曜から訪問者と面会する場合は彼らが駐屯する基地の外で行うことという制限を行う決定を下した。

一方、香港では警察官1名（48歳・男性）が新型コロナウィルスに感染していることが判明したため、彼の同僚である59人の香港警警察官が隔離されていると香港市警察が声明を発表した。香港における感染者数は合計68名（執筆時点）。

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