ロシアのプーチン大統領とチャイナの習近平首席はジョー・バイデンに祝辞を贈らず沈黙を守る
全米の主流メディアが大統領選挙の勝者はジョー・バイデンと宣言してから48時間以上が経過しているが、ロシアとチャイナは沈黙を守っている。フランス、ドイツ、日本が早々とジョー・バイデンに祝辞を贈っているのとは対照的だ。
今週月曜、ロシア政府は、裁判所による判断が確定するまでプーチン大統領は待つ姿勢であると発表した。裁判所による判決は、少なくとも12月8日までは判明しない見込み。
月曜、ロシア政府のドミトリー・ペスコフ大統領報道官は、定例記者会見で次のように述べている:
プーチンからの(米国の)次期大統領への祝辞について、あなた方が質問するだろうということを見越して、私から次のことを伝える:正式な結果が出るまで待つことが適切であると我々は考えている。
ペスコフ大統領報道官はさらに、次期米国大統領に関するいかなる正式な声明も、プーチン大統領は発表することを先延ばしにすることを望んでいると語った。ペスコフ氏の発言を、米国の左派ニュースサイトPoliticoは次のように報じている:
月曜に行われた彼のコメントの中で、ペスコフはプーチンが2016年のときとは異なりバイデンへの祝辞を保留にしている根拠を「特定の法的手続き」にあると言及した。2016年にトランプがヒラリー・クリントンに勝利したときは、ロシア政府は迅速に祝辞を伝えていた。
インターファクス通信によると、ペスコフは次のように語っている:「(前回の選挙との)違いはかなり明らかである。特定の法的手続きが控えていることがわかる。現職の大統領がそれを発表した。これがその違いだ。そのため、正式な結果が出るまで待つことが適切であると我々は考えている」。
ペスコフ氏は、「正式な結論はまだ出ていない」ということを強調している。
一方、チャイナも同様の姿勢を貫いている。今週月曜、チャイナ外交部は、バイデンによる勝利宣言に「気づいている」と語ったが、習近平は正式な祝辞を発表する前に「米国の法律と手続き」に従って結論が決まるまで待つつもりであると発表した。
このニュースをブルームバーグ通信がツイートしている:
While congratulations have poured in for Biden, some world leaders have been conspicuously quiet.
— Bloomberg Originals (@bbgoriginals) November 9, 2020
Here's how 🇨🇳China, 🇮🇳India and 🇷🇺Russia have reacted pic.twitter.com/OO0p9FJb9q
【訳】バイデンに対する祝辞が大量に寄せられている一方、世界の指導者の一部は目立って沈黙したままである。
チャイナ、インド、そしてロシアによる反応はこちら:(動画)
2016年の大統領選挙のとき、習近平はトランプ氏に対して11月9日までには祝辞を送っていた。
メキシコとブラジルも同様に、バイデン陣営に対して正式な結果が出るまで祝辞を贈ることは保留する計画であると語っている。
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https://bonafidr.com/2020/11/09/%e3%83%9e%e3%82%b3%e3%83%bc%e3%83%8d%e3%83%ab%e4%b8%8a%e9%99%a2%e8%ad%b0%e9%95%b7%e3%80%81%e3%80%8c%e3%83%a1%e3%83%87%e3%82%a3%e3%82%a2%e3%81%ae%e9%81%b8%e6%8c%99%e7%b5%90%e6%9e%9c%e3%82%92%e3%83%88/
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