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法廷闘争が続くペンシルバニア州でバイデン当確を最初に報じたのはCNN|ペロシ下院議長の娘は『ハリス政権』の誕生に近づいたと祝福

法廷論争が続くペンシルバニア州でバイデン当確を最初に報じたのはCNN|ペロシ下院議長の娘は『ハリス政権』の誕生に近づいたと祝福

大手メディアによる当選報道を受けてバイデン候補の妻が投稿した写真(Screenshot via Twitter)

選挙当日、トランプ大統領が優勢だったミシガン州やウィスコンシン州で、深夜を過ぎて皆が寝静まった頃、突然、バイデンに偏って投票された郵便票が大量に見つかった。そして今度は、全米の主流メディアが、週末の早朝にペンシルバニア州でバイデンに当確を出し、次期大統領はバイデンに決まったと一斉に報道した。

 

しかしトランプ大統領がこの日発表した声明にある通り、「合法的な票が大統領を決める。ニュース・メディアではない」。

 

憲法が専門のジェナ・エリス弁護士は次のように説明している:

【訳】メディアが宣言したからという理由で、ジョー・バイデンが次期大統領になるわけではない。

 

【訳】メディアによる連携した動きは、単純にジョー・バイデンを大統領として宣言しようとする試みであり、法の支配を無視している

 

合法的な票が全て正確に集計され、各州が結果の証書を出し、全ての法廷闘争が解決されるまで正式な勝者は存在しない

(太字強調は訳者)

 

大手メディアは無視しているが、実際に重要となるのは以下の日付である:

  • 12月8日:各州は、選挙人集会が開かれる少なくとも6日前までに論争を解決し、選挙結果を認定することが求められている。この期日は「セーフ・ハーバー(safe harbor)」と呼ばれる。
  • 12月14日:各州で選挙人が集まって誰を大統領および副大統領に選出するか投票を行い、選挙人団は投票結果の証明書を各機関に送る。

 

トランプ大統領が今日の声明で発表しているように、「今回の選挙は終わりからは程遠い」。

 

しかしこうした法の支配を無視し、オバマ元大統領はバイデン候補の勝利を祝福する声明を発表している:

【訳】わが友、ジョー・バイデンとカマラ・ハリス、おめでとう——我々のアメリカ合衆国次期大統領と次期副大統領。

 

さらに、ナンシー・ペロシ下院議長の娘であるクリスティーン・ペロシ(カリフォルニア州民主党女性党員集会の会長)は、動画メッセージの中で、『ハリス政権』の誕生に近づいたと祝福している:

【訳】「カマラ・ハリスのために心底興奮しているし、この国のためにとても興奮している」。

 

カリフォルニア州民主党女性党員集会の会長であり、カマラ・ハリスの友人でもあるクリスティーン・ペロシは、新たに選出された次期副大統領に祝辞を述べた。

 

【訳】「カマラ・ハリスは、絶対に大統領になる準備ができている」。

 

カリフォルニア州民主党女性党員集会の会長であるクリスティーン・ペロシは、次期副大統領に当選したカマラ・ハリスが、2024年に民主党からの大統領指名候補になるための有利な立場についたと語った。

(太字強調は訳者)

 

* * *

 

この日に起きた出来事を少し時間を遡ってみると、最初にペンシルバニア州でバイデンの当確を発表したのはCNNである。この直前、約2800枚の新たな票が同州フィラデルフィア市でカウントされ、そのほとんどがバイデン票であった。CNNによる当確発表から数分後には、雪崩を打ったように3大ネットワークのABC、NBC、CBS、そしてAP通信が同様にペンシルバニア州でバイデンの当確を報道した。それからさらに数分遅れでFOXニュースもバイデンの当確を報じた。これにより、2つ以上のメディアが当確を出している州の選挙人の合計が270を超えたため、バイデン候補が次期大統領に当選したと各メディアは報じている。

 

ジョー・バイデンもカマラ・ハリスも、彼らの公式ツイッター・アカウント上ではすでに「当選した次期大統領」、「当選した次期副大統領」とプロフィールが書き換えられている。

 

以下はカマラ・ハリス候補の投稿:

【訳】ジョー、私たちはやったわ。

 

ジョー・バイデンの孫娘であるナオミさんは、この日の家族写真を投稿している:

https://twitter.com/nypost/status/1325245586732437505

 

ナオミさんはハンター・バイデンの娘。漏洩した彼のテキスト・メッセージの中で、ハンターは娘ナオミに対して次のメッセージを送信している

「君たち全員を愛しているよ。でも私はまったくリスペクトされていない。それでも構わないよ。明らかに君にとっては何の問題もない話だ。この一族全員のために私が30年間してきたこと、私が全ての支払いを行ってきたことを、君たちみんなでできるようになることを望んでいる」。

 

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