アイダホ州のISP会社がフェースブックとツイッターに反撃——2社による言論検閲に抗議し両社のサイトへのアクセスを停止すると顧客に通知
アイダホ州および隣接するワシントン州のスポケーン地域でインターネット・サービスを提供しているISP会社のYour T1 WIFI社が、フェースブックとツイッターによる言論検閲に抗議し、両サイトへのアクセスを停止すると発表した。
Your T1 WIFI社は、同社の顧客がフェースブックおよびツイッターへアクセスすることを停止する措置を、今週水曜から開始する予定であると、地元テレビ局のKRREM 2が報じている。
Your T1 WIFI社が顧客に送信したeメールの中で、次のように記している:
ツイッターとフェースブックが、当社の顧客と情報の言論検閲を行なっているということに、我々の目がとまりました。
過去数日、顧客たちから、彼らのインターネット上でこれらサイトを表示して欲しくないという不満の声や、彼らの子供たちにこれらサイトを訪問して欲しくないという懸念の声が我々に届いています。
Your T1 WIFI社が顧客に送信したeメールがツイッターに投稿されている:
Umm from my North Idaho internet provider…. this is INSANE. pic.twitter.com/vzy9tSDRAp
— krista yep (@yes4yep) January 10, 2021
Your T1 WIFI社によるフェースブックとツイッターへのアクセス停止措置は、ワシントン州のネットニュートラリティー法に抵触する可能性があるとKREM2は報じている。しかし、言論統制を行なっているフェースブックとツイッターも、法律違反を犯していると批判されており、もはや米国のネット空間は無法地帯となりつつある。
1月11日(月曜)、ツイッターの株価はマイナス6.41%(日中の取引時間中は最大12%)の下落をし、フェースブックの株価もマイナス4.01%(同、最大4.5%)の下落をした。
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