【動画】国連職員たちがメキシコからの移民グループの越境を支援し米国に入国させる
国連(UN)の職員たちが、先週、メキシコ移民たちが国境を通過するのを支援し、米国への入国を手助けした。その時の様子を撮影した動画を、英国のDaily Mailが2月28日(日曜)に報じた。
以下はその動画。共通の青いベストを着た人たちが、移民たちをエスコートして米国に入国させる様子が映っている。このベストは、移民を再定住する支援を行う国連職員が着用するもの。
先週、ジョー・バイデンは、トランプ前大統領による「移民保護プロトコル(Migrant Protection Protocols)」を停止すると発表していた。「移民保護プロトコル(Migrant Protection Protocols)」は、「メキシコ国境を越えて米国に不法入国して保護申請した移民について、審査が行われる間メキシコ側で待機させる制度」(出典)。
テキサス州南部のCBS系列ローカル局は、移民たちが国境を越えてテキサス州側にある国境の町ブラウンズビルに入る際、国連職員たちが現場に立ち会っていたことを確認した。移民たちがアメリカに入国した際、彼らが新型コロナ(武漢ウイルス)に感染していないか国連職員たちがスクリーニング検査を行う支援を提供したとも報じた。
CBSによると、先週、少なくとも25人の移民が国境を越えて米国に入国した。移民弁護士のジョディ・グッドウィン氏は、さらなる移民が米国に向かっていると語った。
#BREAKINGNEWS Immigration Attorney Jodi Goodwin confirmed 27 people including children of the remain in Mexico policy have crossed into the United States via Brownsville, Texas. More expected to cross in the coming days. #Brownsville pic.twitter.com/8vXfPjdXkP
— Tylisa Hampton (@TylisaHamptontv) February 25, 2021
【訳】速報:移民弁護士のジョディ・グッドウィンは、メキシコ警察に残っていた子供を含む27人が、テキサス州ブラウンズビルを経由して国境を越え、米国に入国したことを認めた。この先数日でさらなる移民が国境を越えてくる見込み。
国連難民高等弁務官事務所の見積もりによると、ブラウンズビルからリオグランデ川を挟んで反対側にあるメキシコの町マタモロス、そこにある移民キャンプには、700人近い移民が滞在しているとロイター通信が報じている。
このロイター通信の記事は、メキシコ政府関係者から匿名を条件に聞いた話として次のように報じている:
国連難民高等弁務官事務所は、国際移住機構(IOM)と連携して、移民たちを登録し、キャンプ施設から米国へ移送するロジスティクスを担当している。
この匿名のメキシコ政府関係者は、今週末までに500人の移民たちをメキシコ側のマタモロス移民キャンプから米国に移送することが目標であるとも語ったとロイター通信は報じている。
バイデン新政権が大統領令により米国の移民政策を抜本的に改革するのに合わせて、すでに数千人の移民キャラバンが米国とメキシコとの国境に向かっている。
Honduran migrant: President-elect Biden is "going to help all of us." pic.twitter.com/LkrVCsXcSb
— The Hill (@thehill) January 18, 2021
【訳】ホンジュラスの移民が語る:大統領に当選したバイデンは、「私たち全員を救ってくれる」。
【動画】9000人規模の大規模移民キャラバンが中央アメリカから米国へ向かう——バイデン政権は1100万人の不法移民に対して国籍を与える法案を「即刻」議会に提案する予定=報道
【動画】バイデン政権の「国境なきアメリカ」を目指す世界各国からの移民キャラバンがブラジル側からペルー国境を突破BonaFidrをフォロー