世界の科学者24人がWHOによる武漢現地調査は茶番と非難し「チャイナの協力あるなしに関係なく」正当な調査を要求——米国や日本など14カ国の政府はチャイナがWHOの調査を妨害したと声明を発表
チャイナの政府当局と世界保健機関(WHO)の共同調査で、新型コロナウイルス(武漢ウイルス)の起源について筋の通った論理的説明が得られなかったことを受けて、国際的な科学者グループは反発し、チャイナ政府の参加の有無にかかわらず「より厳密な調査」を要求する公開書簡を発表した。ロイター通信が4月7日(水曜)に報じた。
この公開書簡で、ヨーロッパ、オーストラリア、アメリカ、そして日本の著名な科学者や研究者24名は、実験室からの漏洩の可能性をほぼ否定したWHOの調査は、「政治的に汚されている」と述べている:
この書簡を起草した大西洋評議会のジェイミー・メツル上級研究員は、「彼らの出発点は、チャイナから最低限の協力を得るために必要な限りの妥協をしようということでした」と述べている。この書簡は、WHOの調査結果はチャイナの未発表の研究に基づいており、調査に必要不可欠な記録や生物学的サンプルは「アクセスできないままである」と記している。
メツル氏は、世界は「プランB(次善の策)」に移行し、チャイナによる調査への参加の有無にかかわらず、「可能な限り体系的な方法で」独立した調査を行わなければならないだろうと語っている。
チャイナは、新型コロナウイルス(武漢ウイルス)が武漢の研究所から流出した可能性を激しく否定している。武漢の研究所では、科学者たちがコウモリのコロナウイルスを人間に感染しやすいように遺伝子操作していた。
「チャイナにはどのようなウイルスが保有されていたかのデータベースがあり・・・研究室で行われていた作業のメモもある。実際に研究を行っているあらゆる種類の科学者たちがいるが、私たちはそのようなリソースや人々にアクセスすることができていない」とメツル氏は付け加えている。
米国政府や日本政府など世界14カ国の政府もまた、3月30日(火曜)に発表した共同声明で、WHOによる武漢ウイルスの起源を調べる調査をチャイナ政府が妨害したと批判している(ただし原文は柔らかい表現となっている)。同声明では次のように懸念を表明している:
我々は、SARS-CoV-2ウイルス(武漢ウイルスの正式名)の感染源に関する国際的な専門家による調査が大幅に遅れており、完全なオリジナルのデータやサンプルへのアクセスが欠落しているという懸念を共有していることを表明する。
(太字強調はBonaFidr)
共同声明に参画した14カ国は、米国、日本、オーストラリア、カナダ、チェコ、デンマーク、エストニア、イスラエル、ラトビア、リトアニア、ノルウェー、韓国、スロベニア、英国。
この共同声明が発表されたのと同じ日、マイク・ポンペオ前国務長官も次の意見を投稿している:
The WHO report is a sham continuation of the CCP-WHO disinformation campaign. It’s why I recommended we leave WHO. Dr. Tedros collaborated with Xi to hide human to human transmission at a CRITICAL juncture. WIV remains the most likely source of the virus — and WHO is complicit.
— Mike Pompeo (@mikepompeo) March 30, 2021
【訳】WHOの報告書は偽りであり、チャイナ共産党とWHOの偽情報キャンペーンの続きだ。だからこそ、私はWHOから脱退することを勧めた。テドロス博士は、重大な局面で人から人への感染を隠すために習近平と協力した。武漢ウイルス研究所は、依然として最も可能性の高いウイルスの発生源である——そしてWHOは(その隠蔽に)加担している。
(強調は原文のまま)
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