ニューハンプシャー州の選挙監査で「折り目」のついた投票用紙の集計結果に大きな誤差が生じることが判明——同じシステムが利用された4州の選挙結果が覆る可能性あり
ニューハンプシャー州ウィンダムで行われている2020年大統領選挙の監査で、大きな問題が発覚した。5月22日(土曜)、Palmieri Reportがこれをいち早く報じた。
5月22日(土曜)、ウィンダムの監査人たちは、投票用紙についた「折り目」が票集計機械に影響を与えるかをテストした。すると、集計結果に大きな誤差が現れたという。
WINDHAM: @WAuditors test to see if folds in ballots impact machine count.
— Heather Mullins (@TalkMullins) May 22, 2021
-75 folded, & 75 flat ballots, will be filled in by 3 people, & run through 2 machines.
-All 3 voting straight R for House race.
-Two voting straight R, one straight D, for the other races.@RealAmVoice pic.twitter.com/McVHyBaA6m
【訳】ウィンダム:@WAuditors(ウィンダムの監査人たち)は投票用紙についた折り目が機械による集計に影響を与えるかを調べるためテストした。
―折り目がついた75枚&折り目のない75枚の投票用紙が、3人によって記入され、2台の機械にかけられた
―3人は全員、下院の選挙レースは全てR(共和党の候補者)に投票する
―他の選挙レースでは、2人は全てR(共和党の候補者)に、そして1人は全てD(民主党の候補者)に投票する
このように記入された投票用紙を機械にかけたところ、次のような結果となった。ウィンダムの監査人たちは、投票用紙の折り目が集計結果の誤差の原因である可能性があると語っているが、折り目以外にも誤差を生じさせる「何か」が存在している可能性があるとも語っている。
The fold effect is large enough to account for discrepancies, but might not be all that’s going on. 75 folded ballots voted straight Republican. Only 48 votes recorded for them. Folds generated overvotes. This is machine used on Election Day 4 most absentee ballots #NHPolitics pic.twitter.com/ykTm5t8pDG
— WindhamNHAuditors (@WAuditors) May 22, 2021
【訳】折り目効果は、(集計結果の)誤差を説明するのに十分な大きさだが、それが起こっている全てではないかもしれない。75枚の折り目がついた投票用紙は全て共和党(の候補者たち)に投票していた。(しかし)彼らの得票数として記録されたのはたった48票だった。折り目はオーバー票(*)を生んだ。これは選挙日当日に、ほとんどの不在者票のために利用された機械だ。#NHPolitics(ニューハンプシャー州の政治)
(*「オーバー票(over vote)」とは、2人以上の候補者にマークを付けて投じられた票のこと。一方、「アンダー票(under vote)」は、どの候補者にもマークを付けずに投じられた票を指す。【出典】Santa Pula Times)
The “school” machine has even more dramatic problem: counted only 28% of the 75 votes for each R candidate in this contest. #NHPolitics pic.twitter.com/rpvVljb7ww
— WindhamNHAuditors (@WAuditors) May 22, 2021
【訳】「学校」の機械には、さらにもっと劇的な問題がある:この(テスト)選挙で各共和党候補者に投票された75票のうちわずか28%しか集計していない。#NHPolitics(ニューハンプシャー州の政治)
BREAKING!🚨🚨 Town officials use folding machines on absentee ballots they mail out. This now implicates machines statewide and any races folds went through. @RealAmVoice pic.twitter.com/Ivuw1gDfd9
— Heather Mullins (@TalkMullins) May 22, 2021
【訳】速報!**
ウィンダム:いくつかのテスト・スキャンにより、投票用紙の(マークシートの)楕円形に折り目が付いている場合、その投票用紙は、投票または白票(オーバー票)としてカウントされていることが明らかとなった。
折り目が付いた75票の記入済みテスト票を1回スキャンしたところ、州議会下院選挙の票の28%しかカウントされなかった。
@RealAmVoice @WAuditors #NHPolitics
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速報!**町役場の職員たちは、彼らが郵送する不在者票に折りたたみ式機械を使っている。このことは、州全体における機械や、折り目のついた(候補者のいる)どの選挙レースにも影響を及ぼしてしまっている。
@RealAmVoice
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保守系ニュースサイトのゲートウェー・パンディットは、もしこの「折り目効果」が本当なら、その影響はウィンダムだけではなくニューハンプシャー州全体にまで及ぶ可能性があると報じている。
投票用紙の再集計は、11月12日に行われた手作業による再集計と非常に近いものとなった。このことは、投票機械の信頼性が低いことが確認されたことを意味する。
ジェフ・シルベストロは、LHS Associates, Inc.の社長である。
LHS社は、ニューイングランド地方にある少なくとも4つの州における投票機械のプログラミングを行っている。
シルベストロは、再集計と分析が始まって以降、監査現場を何日も訪れている。
もしこれら機械が信頼できないと判断されれば、この新たな証拠は、少なくともニューイングランドの4州の選挙に影響を与える可能性がある。
(太字強調は原文のまま。)
そもそも、選挙で利用された電子投票機械の会社の社長が、なぜ監査に立ち会うことが許されているのか?とゲートウェー・パンディットは疑問を投げかけている。
LHS社ジェフ・シルベストロ社長
(Screenshot via LinkedIn)
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