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Dr.ファウチ、ついに新型コロナウイルスは武漢ウイルス研究所が起源である可能性を認める——天然起源という説明には「納得していない」

Dr.ファウチ、ついに新型コロナウイルスは武漢ウイルス研究所が起源である可能性を認めるーー天然起源という説明には「納得していない」

アンソニー・ファウチ所長(Screenshot via "United Facts of America: A Festival of Fact-Checking")

米国政府の新型コロナ対策チームで専門家のトップを務めるDr.アンソニー・ファウチは、新型コロナ(武漢ウイルス)が自然発生したという説明には「納得していない」と語り、ウイルスの起源についてオープンな調査を行うよう求める発言を行った。FOXニュースなど複数メディア(特に保守系メディア)が、5月23日(日曜)、彼の発言を大々的に報じた。

 

今月初め、ランド・ポール上院議員(ケンタッキー州選出・共和党)は、議会の公聴会でファウチ所長を詰問し、ファウチ所長の国立衛生研究所(NIH)が、武漢ウイルス研究所にコウモリのコロナウイルスを人間に感染しやすくする方法に関する危険な機能獲得型研究のための資金を提供していた事実を突き付けた。

 

ランドポール議員がファウチ所長を詰問した5月11日(火曜)の公聴会の動画:

 

この時、アメリカでトップ・ウイルス学者であり、そして米国政府で最も高い給料を得ている職員であるファウチ所長は、自らの責任が追及されるのを避けるためとしか思えないほど、コロナ・パンデミックの発生源について激しく反論した

 

しかしランド・ポール議員は、公聴会の後に行われたFOXニュースとのインタビューで、「このパンデミック全ての責任は彼(ファウチ所長)にあるかもしれない」と語っている

 

ここでファウチ所長の過去の発言を少し振り返ってみると、彼は中共政府のプロパガンダを繰り返しており、新型コロナウイルスがチャイナの研究所から発生したことなどあり得ないと主張してきた。実際、情報開示請求により、新型コロナパンデミック発生当初から、ファウチ所長はチャイナ共産党と協力していたことを示す証拠文書が開示されている

 

そして1年前の2020年5月5日、各主流メディアはファウチ所長の主張を次のように報じていた:

▶︎【CNNアンソニー・ファウチ氏、コロナウイルスの起源に関するドナルド・トランプの説を完全に粉砕

 

▶︎【CBSニュースDr.ファウチ、コロナウイルスの発生源としての武漢の研究所を再び否定

 

しかし今年5月11日(火曜)にランド・ポール議員によって詰問されてから数時間後に出席したイベント『ユナイテッド・ファクト・オブ・アメリカ:ファクト・チェックの祭典(“United Facts of America: A Festival of Fact-Checking”)』で、ファウチ所長は急に態度を変えたFOXニュースが報じた

 

左派の「ファクト・チェック」サイトであるPolitifactのケイティー・サンダース氏から、新型コロナウイルスが自然発生したものであることに未だ自信があるかと質問されると、ファウチ所長は緊張気味に次のように回答した:

実際のところはノーです。私はそれに納得していません。私たちにできる限り、何が起こったのかを明らかにできるまで、チャイナで何が起こったのか調査を続けるべきだと思います

 

確かに、これを調査した人たちは、保菌動物から発生して人間たちに感染した可能性が高いと言っていますが、それ以外の可能性もあります私たちはそれを解明する必要があります。だからこそ、私はウイルスの起源を調べるどんな調査にも全面的に賛成だと言ったのです。

 

以下の動画はファウチ所長がこの質疑応答を行っている様子。Politifactのサンダース氏が、ランド・ポール議員の話題を持ち出し、彼が公聴会で指摘した国立衛生研究所(NIH)からの資金提供について再び触れると、ファウチ所長は明らかに苛立っている。国立衛生研究所(NIH)が研究資金を直接拠出したNGOのEcoHeath Allianceが新型コロナウイルスの開発に関与したことは質問されていないにもかかわらず、同所長はすでに予防線を張り関与を否定している:

 

ファウチ所長の国立衛生研究所(NIH)が、武漢ウイルス研究所で行われていたコウモリのコロナウイルスに関する研究や、同研究所の科学者たちが関わる多数のプロジェクトに資金提供していたことはここで詳細を紹介したこれらの危険な研究は物議を醸し、2014に一度資金提供が停止されていた。しかし2017年に国立衛生研究所(NIH)が資金提供を再開した際、政府の監督機関による承認を受けていなかったと、Daily Callerが今年4月4日に報じている。

 

武漢ウイルス研究所は、「バット・ウーマン」こと石正麗博士の下、米国のテキサス大学ノースカロライナ大学など複数の大学と機能獲得型研究について公に連携していたと報じられている

 

昨年、新型コロナウイルスが武漢の研究所から発生した可能性などあり得ないと語っていたファウチ所長が、最近になって急に態度を変え、今度は、自分が所長を務める政府機関が出資した研究予算が新型コロナの開発に使われていたことなどはあり得ないと主張している。

 

【追加情報】

武漢ウイルス研究所の3人の研究者たちは、2019年11月に深刻な病に陥ったため、入院が必要になったとウォールストリートジャーナル紙が5月23日(日曜)に報じている。これまで未公開の米国インテリジェンス報告書から引用して、「COVID-19ウイルスがこの実験室から流出した可能性があるかどうか、より詳細な調査を求める声が高まっていることに一層の重要性を持たせる可能性がある」と報じている。

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