ニュースレター登録

Loading

オールドメディアが伝えない海外のニュース

【動画】米国人数百人が国外脱出のために米軍輸送機C-17に大挙——タリバンは「アフガニスタン・イスラム首長国」を宣言するまで秒読み段階

米軍輸送機C-17に大挙する米国関係者たち(Screenshot via Twitter)

「サイゴン陥落」の再来まで秒読み段階と伝えた昨日から事態は急変し、カブール(そしてアフガニスタン全土)の状況は、「悪い」から「最悪」へと変化した。反政府勢力がカブールの大統領官邸敷地内に入り支配しているという報道が行われた後、タリバンの幹部が大統領官邸からアフガニスタンのイスラム首長国をまもなく宣言すると述べたと、AP通信が報じた。

 

【訳】速報:タリバンは近々、カブールの大統領官邸から「アフガニスタン・イスラム首長国」を宣言すると、この過激派グループの関係者が語った。これは、2001年に米軍に追放されたタリバン政権下での国名だった。

 

【訳】より良いものに再建!

 

(引用ツイート)

アフガニスタン・カブール(AP通信)ー タリバンの幹部は、カブールの大統領官邸から「アフガニスタンのイスラム首長国」をまもなく宣言すると述べている。

 

+++

 

(米国の)手際の悪さの程度には驚かされる。軍隊経験のない私でも言えることは、1)すべての軍装備を本国に送り返す、2)アメリカの民間人や大使館員を事前に脱出させる計画を立てる、3)その間に我々を支援してくれたすべての現地人に亡命(の機会)をオファーする。

 

しかし、バイデン政権は、これらの準備が全くできておらず、その手際の悪さが露呈している。

 

8月15日(日曜)、数百人の米国人がアフガニスタンから脱出するために米軍輸送機C-17に慌てて乗り込む様子を撮影した動画が投稿されている。

【訳】これは今、カブールで起きていること。

 

バイデンはタリバンが支配権を取り戻すのを許してしまった。

 

そして現在、民間人はこの国から脱出しようとしている。

 

彼らが避難機に押し寄せる様子をご覧あれ。

 

これはバイデンがやったことだ。

 

フィナンシャル・タイムズ(FT)紙のオピニオンライターであるギデオン・ラックマン氏は、次のように記している:

記事タイトル:ジョー・バイデンの信頼性は、アフガニスタンでズタズタに

 

もしドナルド・トランプがアフガニスタンでのこの大失敗を指揮していたら、アメリカの外交政策のエスタブリッシュメントたちは、アメリカの戦略の無責任さと道徳の無さを大声で非難していただろう。しかし、ホワイトハウスにいるのはジョー・バイデンであるため、代わりに、広く、恥ずかしい沈黙が続いている

(太字強調はBonaFidr)

 

この日、ホワイトハウスが投稿した写真。

【訳】今朝、大統領と副大統領は、国家安全保障チームおよび高官と会談し、アフガニスタンにおける民間人の撤退、SIV(特別移民ビザ)申請者やその他アフガンの協力者たちの避難、カブールで進行中の治安状況について最新情報をヒアリングした。

 

* * *

 

タリバンは、カブールをわずか8時間で征服した。カブールのアメリカ大使館も、20年ぶりに政権を取り戻そうとしているタリバンに奪われようとしている。

【訳】タリバンは8時間足らずでカブールを征服した。

 

タリバンはカブール入りした。

 

タリバンの人質となった大使館員が一人、また一人と死んでいくという、リビアの二の舞になるのではないかと危惧されている。

【訳】人質になる可能性がある人たちがいたるところにいる….

 

(引用されたツイート)

アフガニスタン・カブール(AP通信) – カブールの米国大使館は、アメリカ人に屋内に避難するよう指示し、空港が火事になったようだと伝えている。

 

NBCは、アメリカ大使はカブールの米国大使館を去ったと報じている。大使と米国国旗は空港に到着。さらに注目すべきは、左派主流メディアのNBCニュースがバイデン政権を批判する報道を行っていることだ。

 

NBCの中東専門リチャード・エンゲル記者の投稿:

【訳】インテリジェンスの失敗について追加。タリバンとの間に和平的なプロセスがあるなどという考えに、アメリカはどうして騙されてしまったのか? タリバンに出し抜かれた?これはみっともないことだが、屈辱的といった方が近いと私は言おう。

 

アフガニスタンが陥落すれば、今後数日、そして数年間は、ブリンケン国務長官とジョー・バイデンは多くの屈辱を味わうことになる。

 

NBCの朝の情報番組TODAYの公式ツイート:

【訳】日曜のTODAYの内容:アフガニスタンのカブールにいる @リチャード・エンゲル記者は、米軍が大使館員の退去を急ぐ一方で、タリバンが前進している様子をお伝えする。

 

タリバンが首都カブールに侵入したため、アフガニスタンのアシュラフ・ガーニ大統領が国外に逃亡したとロイター通信は報じている。ガーニはタジキスタンにいると報じられている。

【訳】内務省高官によると、アフガニスタンのアシュラフ・ガーニがタジキスタンに向けて出発したとのこと。

 

土曜夜から日曜明け方にかけて、カブールでは停電が発生し、激しい戦闘が行われていたと報じられている:

【訳】#速報:カブールは完全に停電。激しい戦闘が続いている。

 

明けて日曜、パニックに陥った住民が通りにあふれ、検問所は放棄された。昼過ぎには、タリバンがカブールの主要な刑務所であるPul-e-Charkhiを占拠し、数千人の受刑者を解放したことがSNSに投稿された動画で紹介された。

 

 

【訳】カブール市内でパニックと絶望の交通渋滞が発生・・カブールの人々は今夜何が起こるのかを恐れている・・おそらくカブール陥落の前の最後の言葉。

 

私は4回目のカブール陥落(1992年-1996年-2001年、そして2021年)を見ることにならないことを願っている。

 

現地入りしているリチャード・エンゲル記者のツイート:

【訳】カブールの街を歩いている。厳しい視線。雰囲気が変わっている。人々はただ悲しいだけでなく、怒っている。この国を見捨てて、戦争、混沌、そしてタリバンに明け渡したアメリカを非難している。

 

【訳】カブールの2つの地区で、タリバンではなく、(一般の)人々が警察に殺到し、武器を奪ったという目撃情報がある。  治安部隊が完全に崩壊していることを示している。

 

米国は、タリバンに対抗できるようにアフガン軍を「近代化」するために20年間で何兆ドルも費やしてきた。しかし恐怖に陥った軍が散り散りになり、前進するタリバンに武器を明け渡したことで、20年間かけて費やしてきた膨大な資金がわずか数時間で完全に無駄になった

 

チャイナの国営メディア環球時報、その英語版の編集長フー・シージンは嬉々として次の投稿を行っている:

【訳】アフガン政府には抵抗する能力はなく、あっという間に完全に敗北してしまった。これは、米国と西側の失敗である。バイデン政権の顔に、大きな、そして直接の平手打ちを喰らわせた。

BonaFidrをフォロー

執筆者

error: コンテンツは保護されています。