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米軍制服組トップのマーク・ミリー将軍が人民解放軍に秘密の電話:米軍はトランプ大統領に事実上のクーデターを起こしていた——トランプ大統領がチャイナへ攻撃命令を出しても軍は従わないから安心しろ

左から:ミリー将軍、トランプ大統領(当時)、エスパー国防長官(当時)(DOD photo by U.S. Navy Petty Officer 1st Class Dominique A. Pineiro)

トランプ大統領(当時)が知らない秘密の裏ルートを使って、米軍制服組トップのマーク・ミリー統合参謀本部議長は、チャイナ共産党とアメリカ民主党の指導者たちに、トランプ大統領が命じた「いかなる種類の」軍事行動も実行しないと伝えていた。ボブ・ウッドワード氏の新刊本が暴露したと、ニューヨークタイムズ紙ワシントンポスト紙が9月14日(火曜)に報じた。

 

今回の暴露は、米軍や米国政府のトップが、ドナルド・トランプ大統領の権限を制限するためにチャイナ共産党と口裏を合わせ、事実上のクーデターを起こしていたという驚くべき内容となっている。

 

米軍内でマルクス主義思想の影響を受けた「批判的人種理論(CRT:クリティカル・レイス・セオリー)」の教育を推進しているミリー将軍は、トランプ政権の最後の数ヶ月間に、人民解放軍のカウンターパートである李作成将軍に2度電話をかけた。

 

新刊本『Peril』の表紙

 

ボブ・ウッドワード氏とロバート・コスタ氏の新刊本『Peril(意味:差し迫った危機)』によると、ミリー将軍がかけたこれら2度の電話は、アメリカ大統領がチャイナに対してキネティック戦争(物理的、物質的方法で行われる戦争)を仕掛けることを制限することを目的にしていた。驚くべきことに、ミリー将軍は、米国が軍事行動を起こす可能性がある場合には、事前にチャイナ政府に知らせることを密かに約束していた

 

大統領選挙当日のわずか4日前となる2020年10月30日、ミリー将軍はチャイナ共産党の友人たちに次のように伝えていた:

李将軍、アメリカ政府は安定しており、すべてがうまくいくことを私は保証したいと思います。私たちは、あなた方に対して攻撃したり、いかなるキネティック作戦を実行するつもりはありません。

 

ワシントンポスト紙は、ミリー将軍が次のように伝えたと報じている:

「李将軍、あなたと私はもう5年の付き合いになります。もし私たちが攻撃するのであれば、前もってあなたに連絡するつもりです。サプライズにはならない」と彼(ミリー将軍)は付け加えた。李は、統合参謀本部議長の言葉を信じた。

 

ミリー将軍が李将軍と行った2回目の電話会談は、2021年1月8日に行われた。この電話はトランプ大統領には知らされなかった。

 

1時間半に及んだ2回目の電話会談の中で、ミリー将軍は、「不安定に見えるかもしれませんが、それが民主主義の本質ですよ、李将軍。我々は100%安定している。すべてが順調です。しかし、民主主義は時にずさんなこともある」と李将軍に告げた。これに対して、チャイナ共産党はアメリカ政府が不安定になっていると感じていることを李将軍は示唆している。

 

ミリー将軍は、トランプ大統領が権力を掌握するために危機を作り出そうとするだろうと考えており、「1933年にヒトラーがドイツの帝国議会の放火を利用して緊急権を制定したのと似ている」とワシントンポスト紙は記している。

 

しかし実際には、1月6日に国会議事堂で起きた騒動を本格的な「暴動」に仕立て上げたのは、反トランプのエスタブリッシュメント側であり、今ではますます多くのアメリカ人がメディアや民主党によるこのレッテル貼りを否定するようになっている。

 

こうした根拠のない懸念に対処するため、ミリー将軍はナンシー・ペロシ下院議長と話をし、トランプ大統領が「いかなる種類の」軍事力を行使することを彼は禁止するつもりであることを伝えたという。

 

ニューヨークタイムズ紙は次のように伝えている:

その日遅く、ミリー将軍はナンシー・ペロシ下院議長と話をした。ペロシ下院議長は、トランプ氏が激昂し、軍事力を行使するのではないかという懸念を強めていた。

 

ペロシ氏はこう語った:「これ(今の状況)は悪い。しかし彼が何をするかは誰にもわかりません。彼はクレイジーです。彼がクレイジーなのはあなたもご存知でしょう。彼は長い間、ずっとクレイジーなのだから。彼の心の状態がわからないなんて言わないで」。

 

ミリー将軍は次のように語った:「下院議長、私は全てにおいてあなたに同意します」。

 

大統領の最高軍事顧問として指揮系統に属さないミリー将軍は、彼がトランプ氏を止めることができるとペロシ氏を安心させようとした。

 

さらに彼は次のように語った:「私が保証できる一つは、統合参謀本部の議長として、私はあなたにこのことを知っておいていただきたい・・・軍は、核であれ、いかなる外国への攻撃であれ、軍事力の行使に関して、違法なことやクレイジーなことをするつもりはない。そのことを、私は110%保証することができるということを、あなたの心の奥底で知っておいていただきたい」。

 

ペロシ氏はこう語った:「さて、違法なことやクレイジーなこととはどういう意味でしょうか?」

 

ミリー将軍はこう語った:「私はあなたにお約束することができます。私にできる最善のことは、あなたにお約束することです。私は米軍でそのようなことがないようにするつもりです」。

 

新刊本『Peril』では、アフガニスタン撤退をめぐって、ミリー将軍がジョー・バイデンに党派的に肩入れしていたことも明らかにされている。バイデン政権によるこの一連の決定は、アメリカの軍人や米軍に協力したアフガニスタン市民が犠牲となったことに直結しており、いまだに数百人ものアメリカ人がアフガニスタンに置き去りにされたままとなっている。

 

ミリー将軍は、米軍の統合参謀本部に対して、「ワシントンD.C.に50年もいるようなベテランの政治家が相手だ」と、ジョー・バイデンをほめそやす発言を行っている。

 

しかしその「ベテランの政治家」であるジョー・バイデンに、州兵の軍隊は背を向け、全米の大学フットボール・スタジアムでは「Fxxk、ジョー・バイデン」の大合唱が起きている。

 

* * *

 

ミリー将軍の行為を非難する声が上がっている:

 

【訳】ミリー将軍を逮捕しろ。

 

【訳】ミリーは去る必要がある。言い訳はできない。

 

【訳】この話では、トランプがどれだけクレイジーだったかを私たちは心配すべきことになっているけど、これが事実であれば、本物の反逆罪。

 

【訳】驚くべきことは、ミリーは宣誓に違反して指揮系統を逸脱し、上位の立場(大統領)を妨害したことを自慢していたということだ。

 

【訳】ミリーは、無能な愚か者であることに加え、裏切り者でもあるようだ。

 

【訳】国会議事堂での抗議活動は、反逆や扇動ではない。

 

しかし、以下のことは・・・

 

(引用ツイート)

 

ミリーはチャイナとの極秘電話で「米国が万が一攻撃する場合は事前に警告する」と言っていた!!!!

 

「もし攻撃するなら、事前に連絡するつもりだ。サプライズにはならない」

 

https://washingtonpost.com/politics/2021/09/14/peril-woodward-costa-trump-milley-china/

 

【訳】クーデター

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