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オールドメディアが伝えない海外のニュース

ホワイトハウス関係者が「我々は愕然とした」とアフガン危機について政権内部情報をリーク——バイデン政権はアフガン治安部隊に提供した軍備品および訓練の公式報告書を政府HPから削除するよう指示

ジェイク・サリバン国家安全保障担当補佐官(左)とジョー・バイデン(Official White House Photo by Adam Schultz)

ジョー・バイデンのアフガン危機は日に日にその醜態が暴露されており、バイデン政権内部のスタッフが反旗を翻すほど事態は悪化している。匿名のホワイトハウス関係者は、アメリカ国民がアフガニスタンに置き去りにされたことについて「愕然とした」と、左派メディアのPOLITICOに語った

 

https://twitter.com/HotlineJosh/status/1433027546145337351

【訳】バイデンのホワイトハウス関係者:「私たちがアメリカ国民を現地に置き去りにしてしまったことに、私はあまりに驚愕し、文字通り恐怖でぞっとしている。それは、NEO(非戦闘員避難作戦)を装った、何千人ものアメリカ人の人質救出だった。しかし、私たちはその確実に遂行しなければいけない任務に失敗してしまったのだ」。

 

POLITICOは次のように伝えている:

政権内の誰もが、最高司令官(大統領)が持つ自信を共有していたわけではない。ある政府高官はPOLITICOに対し、「私たちがアメリカ国民を現地に置き去りにしてしまったことに、私はあまりに驚愕し、文字通り恐怖でぞっとしている。それは、NEO(非戦闘員避難作戦)を装った、何千人ものアメリカ人の人質救出だった。しかし、私たちはその確実に遂行しなければいけない任務に失敗してしまったのだ」と語った。別のホワイトハウス関係者は、もしアメリカ人を置き去りにしたのであれば、それは任務が達成されたとは言えないと語った。

 

アフガン戦争からの撤退は、バイデンが大統領就任後に直面した最も大きな失敗を表しているーーそれは、高望みした約束や欠陥だらけの予測を達成することに彼が何度も失敗しているものの一つである。バイデンは長い間、彼の言うことに懐疑的な人たちは間違っていることを証明することや、ある種の楽観論で自分が追求するもの(そのリスク)をうまく覆い隠すことに成功してきた。それが功を奏した例として、最近では、彼が熱心に取り組んだ超党派のインフラ整備計画に対して共和党の支持を得られたことが挙げられる。

 

アフガニスタンに取り残されたアメリカ国民は数百人と言われているが、「米国は、アフガニスタンを脱出するためにビザを申請していたアフガン人通訳者などの大半を置き去りにしたと、国務省の高官が水曜に発表した・・・10万人ものアフガン人が移住の資格がある可能性がある」と、ウォールストリートジャーナル紙は伝えている

 

また、8月22日(日曜)付けの英テレグラフ紙は、ホワイトハウスの政権スタッフたちには、バイデンやジェイク・サリバン国家安全保障担当補佐官にアフガニスタンでの惨事について「あなたたちは間違っている」と言える自由な空気も勇気もないと報じている。

 

「(政権内部の)人々は、バイデンとジェイク・サリバン(国家安全保障担当補佐官)に対して、彼らは間違っていると怖くて言うことができない」と、ホワイトハウスの上級補佐官と定期的に連絡を取っている元国防官僚はテレグラフ紙に語っている。

 

さらにテレグラフ紙は次のように伝えている:

この政権のホワイトハウスは、特にリークなどに関しては非常に規律がある。しかし、規律の弊害は、もし独裁国家のように運営をし、内部での異論をやり取りすることを許さないとしたら、それはホワイトハウスにスタッフたちがいる意味がないということだ。

 

また、政権に近い別の人物はテレグラフ紙に対して、「ハミッド・カルザイ国際空港よりも滑走路が多く、またアフガニスタンにおけるアメリカ軍の活動の中心となってきたバグラム空軍基地を存続させるように」バイデンに再考を促したが、受け入れられなかったと語っている。

 

アメリカ国民をアフガニスタンに置き去りにしていることについては、現地にいる第82空挺師団配属の陸軍大佐が、「我々はアメリカ国民をfxxxxxg見捨ててしまっている」と暗号化されたテキストメッセージを送信していたことが報じられている。このテキストを受け取った元特殊部隊の兵士で、現在は戦争特派員のマイケル・ヨン氏がJust the Newsに明かしている

アメリカ人の1グループはカブール空港で見捨てられたと、ヨン氏がJust the Newsに語った。彼らは助けを求めたが、軍関係者から避難活動は終わったと言われたという。

 

「パスポートを振りかざして “私はアメリカ人だ”と叫んでいる人たちを私たちはそこで目の当たりにした」と、火曜にポッドキャスト「John Solomon Reports」に出演した際にヨン氏は語った。

 

この日のポッドキャスト番組「John Solomon Reports」:

 

* * *

 

そしてバイデン政権は、自らの醜態を隠蔽するかのように、不都合な情報を政府公式サイトから削除するよう指示を出していると雑誌フォーブスが8月31日(火曜)に報じている:

アフガン戦争は常にブラックボックスであったが、バイデン政権はさらにその状況を悪化させている。

 

国務省が認めた内容によると、バイデン政権関係者は最近、2001年以降にアフガニスタンの治安部隊に提供した829億ドル分の軍事機器や訓練の詳細を記した公式報告書を、連邦政府機関のウェブサイトから削除するよう指示したという。

 

抹消された監査や報告書には、米国がアフガン軍に提供した暗視装置、手榴弾、ブラックホーク・ヘリコプター、装甲車の数に至るまで、詳細な記録が含まれていた。

 

さらにこれら報告書は、208機の航空機とヘリコプター、22台のハンビー、5万台の戦術車両、そして約1,000台の耐地雷車両を含む7万5,000台の軍用車両、35万丁のM4ライフルとM16ライフル、6万丁の機関銃、2万5,000丁のグレネードランチャーを含む60万丁の武器が数値化されて集計されていた

 

国務省はこれらの報告書を削除したことを認めたが、アフガニスタンの協力者たちを守るためだと正当化している。

 

さらにアフガニスタンでの恥を上塗りするかのように、ジェイク・サリバン国家安全保障担当補佐官は、9月1日(水曜)、ABCニュースの朝の情報番組「グッドモーニング・アメリカ」に出演し、米国はカブールのタリバン政権に直接援助を行うことも可能性から排除しないことを悪びれることなく認めている。

https://twitter.com/Breaking911/status/1432746089669595141

【訳】NEW:バイデン政権の国家安全保障担当補佐官ジェイク・サリバン氏、米国がタリバンに直接援助・経済支援を行う可能性があると発言

 

ちょっと信じられないという様子の司会者ステファノプロス氏は、「我々はタリバンと協力するというのですか・・・それには彼らに援助を与えるという可能性も含まれているのでしょうか?」と質問している。

 

9・11の米国同時多発テロ以降、テロリスト集団として長い間非難されてきたこの組織について、サリバン補佐官は間髪入れず次のように答えている:

まず第一に、アフガニスタンの人々に直接提供されるべき人道支援があるという、(人道支援の)重要な側面があることを私たちは全員信じています。・・・

 

我々は今後もそれを継続していくつもりです

 

次に、サリバン補佐官は「タリバンとの経済開発援助関係」という不穏な言葉を口にしている:

そして第二に、タリバンとの経済開発援助関係については、タリバンの行動にかかっています。彼らが約束を守るかどうかということにかかってくるでしょう。アメリカ人とアフガニスタンの協力者たちのための安全な通行に対する彼らの約束です。アフガニスタンをテロリストが米国を攻撃するための拠点にしないという約束です。

 

・・・それは彼ら次第であり、経済開発援助関係に関して、我々がどのように対応することになるのか、彼らの行動を見守っていきたいと思います

 

サリバン補佐官がアメリカ国民の税金を使って「援助」をしようとしている人たちは、以下の写真に映っているような人たちである:

https://twitter.com/nypost/status/1432896807403761664

【訳】タリバンの支持者たちがアメリカ国旗をあしらった棺で嘲笑う模擬葬儀を行う

 

また、マーク・ミリー統合参謀本部議長も、ISIS-Kに対して米軍はタリバンと協力していく可能性があると語っている。

https://twitter.com/Travis_Tritten/status/1433118771959500800

【訳】「その可能性はある」と、#ミリー統合参謀本部議長は、#ISIS-Kに対して米国が#タリバンと協力することについて語った。

 

サリバン補佐官が発言した「タリバンとの経済開発援助関係」は、実質的にテロ組織に対する身代金の支払いだと、保守系ジャーナリストのジャック・ポソビエック記者は痛烈に批判している:

https://twitter.com/JackPosobiec/status/1433047963690016772

【訳】ここでジェイク・サリバンは、タリバンに直接援助を与えることについて語っている。

 

これは身代金だ

 

 

タリバンの幹部の一部は、米国政府により「最重要指名手配」されたテロリスト・リストに現在も記載されており、文字通り懸賞金をかけられたままであることを忘れてはいけない。

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