【動画】ラトビア軍が市街戦を想定した射撃訓練を予告なく繁華街で実施——怯える住民のそばで兵士がライフル銃を乱射
ラトビアの首都リガの繁華街で、重装備の兵士が怯えた住民たちが見守る中でアサルトライフルを乱射している戦争演習の映像が投稿された。
RT Newsの報道によると、リガで行われた野外訓練の様子を撮影した映像が9月11日(土曜)の朝にネット上で公開され、話題になっている。重武装した数十人の兵士が、空砲を撃ちながら市街戦を想定していると思われる訓練を行っている。
【訳】ラトビアのリガの中心部で軍事演習。事前の警告なし
次の動画では、子連れの若い女性が通りかかる側で兵士がアサルトライフルを発砲したため、赤ちゃんが泣いてしまうというシーンが撮影されている。
予告なしに首都が戦場と化したと住民からの反発を招いた軍は、謝罪を表明している。
「このような訓練の際には、音はするが人々の健康や生命に危険を及ぼすことのない空弾しか我々は使用していない。今回も空砲が使用されたが、今回の事態がひどい誤解を招いたことは痛恨の極みであり、お詫び申し上げる。国防省は、国民の皆様には演習へのご理解をお願いする」との声明を発表した。この声明を、TVnetのウェブサイトが引用して報じた。
リガで行われたこの軍事演習は、10月まで同地域で開催されている模擬戦訓練「Namejs 2021」の一環として行われた。ラトビアは、リトアニアとエストニアの間に位置するNATO加盟国で、ロシアとも国境を接している。
先週、ソ連の衛星国だったベラルーシが、過去数十年で最大規模の軍事演習を開始している。
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