カナリア諸島の火山が「新たな爆発フェーズ」に突入【動画あり】——火山灰の影響により島の空港は全フライトを停止
スペイン領カナリア諸島のラ・パルマ島で噴火したクンブレ・ビエハ火山は、9月24日(金曜)から25日(土曜)にかけて噴火が活発化し、新たな爆発フェーズに入った。ロイター通信が9月25日(土曜)に報じた。
クンブレ・ビエハ火山は、約1週間前となる先週の日曜に初めて噴火を開始した。これまで数千トンの溶岩を噴出し、数百棟の家屋を破壊し、6,000人以上の島民が避難している。
この火山噴火に関するニュースは、週の半ばにはいったん落ち着いたものの、ラ・パルマ島の政府関係者が次のように警告を発したため再び注目を集めている:
噴火が始まってから実施された火山監視観測では、金曜(24日)の午後にこれまでで最も高いエネルギーを記録しました。
ツイッターに投稿された以下の動画では、火山が大規模な衝撃波を放つ様子が映し出されている:
船で島を脱出する島民たち:
噴火の影響を受けている地域を記した地図:
煙と火山灰の影響で、スペインの空港運営会社Aena社は、同島の空港が25日(土曜)に全便停止したことを発表した。
ラ・パルマ空港は、灰が積もっているため、運営を停止しています。清掃作業を開始しましたが、状況は随時変化する可能性があります。
今のところ死傷者は出ていないが、建物の被害は5億ドル(約550億円)近くに上ると予想されている。
カナリア・ニュースによると、カナリア諸島火山緊急計画(Pevolca)の委員会スポークスマンやカナリア諸島の国立地理学研究所(IGN)のディレクターなど、多くの政府関係者たちがクンブレ・ビエハ火山の活動が活発化していることを懸念しており、火山円錐が部分的または全体的に崩壊する可能性を警告している。
噴火がどのくらい続くかは不明だが、一部の火山学者たちは数週間~数ヶ月の間だろうと見積もっている。
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