独『ディ・ヴェルト』紙が新型コロナワクチンの臨床試験は不正の疑惑だらけと告発——主流メディアとして世界初
イゴール・チュドフ筆|The Daily Sceptic|2023年2月18日掲載
(太字強調はBonaFidr)
ドイツの主流の日刊新聞である『ディ・ヴェルト(Die Welt)』紙が、P社の新型コロナワクチンの臨床試験は不正の疑惑だらけだと公然と報道したことに、私は嬉しい驚きを感じています。なんという変化でしょう!
『ディ・ヴェルト』紙の記事タイトル(冒頭の画像):
P社の承認試験には多くの矛盾あり
この記事は、P社が新型コロナワクチンの臨床試験で有害事象を起こした多数の患者の盲検化を解除し、臨床試験から彼らを削除したことを報じています。また、この記事は、P社の臨床試験で被験者が死亡した複数のケースについて隠蔽が行われたと思われる事例も挙げています。『ディ・ヴェルト』が取り上げた犠牲者の一人は、P社被験者番号C4591001 1162 11621327で、私はこの犠牲者の事例を2022年7月に暴露していました。
弊紙『ディ・ヴェルト』は、被験者番号11621327が2回目の接種から3日後に自宅アパートで死亡しているのが発見され、(その死因は)明らかに脳卒中であることを示す文書を持っている。被験者番号11521497はワクチン接種から20日後に死亡し、心停止と診断された。ベルリンの製薬専門家スザンネ・ワグナー氏は、「現在の最先端科学からすると、この2例はワクチン接種が原因だろう」と言い、「特に、米国保健当局であるCDCが、現在ワクチン接種者の間における脳卒中を調査しているわけだから」と語っている。
みなさんが記憶されている通り、P社の調査員たちは、信じられないことにこれらの死は無関係だと断定しました。
『ディ・ヴェルト』はまた、アルゼンチンの弁護士アウグスト・ルーさんについて取り上げています。彼は生きながらえましたが、彼が苦しんだ症状は「不安症」として片づけられました。
(Photo via Die Welt)
「その3週間後、被験者のルーさんは2回目の投与を受けた。彼は40分ほど経過観察下に置かれた後、気分よく病院を出た。しかし、帰宅途中のタクシーの中で彼は気分が悪くなり、そしてその後、息苦しさ、焼けるような胸の痛み、吐き気、そして発熱が起こった。彼の尿はコーラのように黒くなり、そして彼は気を失った。3日後、ルーさんはアレマン病院にいた。新型コロナのPCR検査が何度か行われたが陰性だった。上級医のギセラ・ディ・スティリオ医師は、『ディ・ヴェルト』に公開されている退院報告書にこう記している。「コロナウイルスワクチンの副反応(高確率)」。コンピューター断層撮影では、ルーさんの心臓に液体が溜まっている画像が得られていた。心嚢液貯留(心膜液貯留)だ。
それから数ヶ月、ルーさんは体重が14キロも減り、肝臓に問題が発生し、そして時々心拍が乱れた。・・・2回目のワクチン接種後の症状は、心臓の炎症である「心膜炎」と診断される可能性が非常に高い。これらのことは、ポール・エーリッヒ研究所がmRNAワクチンの「まれな副反応」のリストに載せている臨床像とぴったり一致している。
『ディ・ヴェルト』が皮肉を込めて「まれな副反応」にカギカッコ(引用符)をつけていることに注目してください。
彼はそこで驚くべきことを発見した。彼の話(症例)は、P社の重要な研究論文に掲載されているはずだと人は思うかもしれないが、そうではなかった。ルーさんは研究チームに最初の報告を行った後、彼は両肺の肺炎で入院したことを研究チームに報告し、そして彼のケースは「毒性レベル1の有害事象」と分類されたと、同製薬会社の複数の論文は記している。それ(この分類レベル)はワクチンとは全く関係ない可能性があり、(彼の臨床試験)ファイルには、おそらく新型コロナの感染症だろうとさえ書かれている。ルーさんは何回もPCR検査を受けたが、いずれもコロナ陰性であったことは一言も書かれていない。
同紙は、P社の不正と思われるさらなる事例を発見している:
ルーさんのケースとほぼ同時期に、ブエノスアイレスの(臨床)試験センターでとあるインシデントがあったにちがいない。2020年8月31日、突然、試験運営側は53人の被験者にさようならと告げた。試験対象者たちは「非盲検化」された。「非盲検化」とは、試験対象者たちにワクチンの接種状況が知らされたことを意味する。これはP社の試験プロトコルでは「緊急時」のみ連絡すると明示されているプロセスである。しかし、承認試験にはそれ(この日のインシデント)は何も書かれていない。弊紙『ディ・ヴェルト』に公開されているプロトコル文書(これは実際には公開することを意図していない)では、責任者たちは多くの矛盾に捕われている。
『ディ・ヴェルト』は、P社の臨床試験の不正疑惑を見事に暴露していますが(ちなみにアメリカ食品医薬品局(FDA)はそれを75年間も隠したがっていたようですが)、記事の中で論じられていることのほとんどは、私たちにとって新しいものではありません。新しいのは、主流の新聞がそれを論じるようになったということです。
P社の契約には、P社の過失や「P社側自身の詐欺行為や悪意」に対しても免責が含まれていたことに『ディ・ヴェルト』は触れています。
この「詐欺行為の免責」については、世界の多くの国で猛烈な訴訟が行われると私は期待しています。米国では、詐欺行為など特定の悪事に対する責任を事前に免責することは、「公序良俗に反する」や詐欺行為を助長するという理由で免責できません。したがって、エドワード・ダウド氏が言う「詐欺行為はすべての契約を無効とする」という原理原則が、多くの場所で法的に優勢に立つと私は期待しています。
私たちの多くが疑問に思っているのは、「裁判はあるのか」ということです。私のサブスタック(記事配信サイト)の友人であるEugyppiusは、「ドイツではコロナに関する清算(報い、罰、最後の審判)はないだろう」と残念そうに結論付けています。
私はドイツの政治に詳しいわけではありませんが、一つ言っておきたいと思います:ドイツではないかもしれませんが、複数の国でコロナの清算が行われることになるでしょう。フロリダ州ではすでにミニ清算が起こっています。それは未来を予感させるものとなっています。
フロリダ州のロン・デサンティス知事は抜け目のない政治的策士で、新型コロナワクチンから州民を守ることで(政治的)利益を得るつもりです。
私は、何らかの清算と何らかの処罰が行われるだろうと楽観視しています。次のことを考えてみてください:
- ほとんどすべての人が、コロナのワクチン接種の影響を受けました。人々はワクチンを接種されるか、差別されるかのどちらかでした。差別の程度は国によって異なりましたが。
- コロナのワクチン接種は、ワクチン接種者のかなりの割合に害を及ぼしました。有害事象は数多くあります。例えばタイの研究では、若い男性の29%が無症状の心臓障害を患っています。私は(何度も)、免疫系のダメージがワクチン接種者に影響を与え、彼らが新型コロナに何度も感染したり際限なく他の病気に苦しんでいることについて議論しました。
- 多くのワクチン接種者は、新型コロナワクチンが自分に悪影響を与えたことに気づいていませんが、証拠を提示すれば、彼らがワクチン被害者であることを簡単に納得させることは可能です。
- 多くのワクチン接種者が複数回、新型コロナに感染しました。もし優しく丁寧に説得すれば、彼らは約束されていたことと醜い現実との間に、明らかな断絶があることを理解するでしょう。
- ビッグ・ファーマに対する訴訟、そしておそらくグーグルやフェイスブックに対する訴訟は、金銭的な補償が可能性あるものになれば、当然、多くの人々に自分も被害者であるかどうかを考えさせることになるでしょう。
- 人は当然のことながら死を恐れます。世界中で起きている超過死亡は、誰にとっても不可解で得体の知れない理由で死亡リスクを高めているため、誰をも不安にさせるはずです。
- 多くの政治的策士は、反コロナワクチンを掲げ、報いを要求することで政治キャリアを築くことができることに気づくでしょう。これは悪い方に向かってしまう可能性がある一方で、重要な要素でもあります。
- 「新型コロナワクチンによって私は死ぬのだろうか」という集団ヒステリーが生まれる可能性があり、それを上記の政治的策士たちは自分にとってプラスになるよううまく利用する可能性があります。
「新型コロナの清算」がどの程度行われるかを決定する最も重要な要因は、人類の今後の運命と、超過死亡と超過不妊という不穏な傾向にあります。
私は、これらの傾向が逆転し、死亡率と出生率が正常値に戻ることを望んでいます。そのような幸運な展開になれば、中程度に深刻な清算しか必要としないということになるでしょう。
しかし、一般国民の健康状態が悪化するというような極めて好ましくない場合には、命取りとなる実験的ワクチンの接種を強要するために私たちに嘘をついた人々に対して、より思い切った強硬手段が正当化されるかもしれません。
さて、少なくとも1カ国で何らかの「新型コロナの清算」が行われると、あなたは思いますか?
この記事は、イゴール・チュドフのサブスタック・ページに最初に掲載されました。購読はこちらから。
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