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培養肉にはガン細胞が含まれている=ブルームバーグが報道——培養肉はその他の健康問題を引き起こす可能性もあり

Photo via Flickr

ブルームバーグ/ビジネスウィークは、2月7日、培養肉にはガン細胞が含まれているという衝撃的な報道を行った(有料記事)。

この記事の著者であるジョー・ファスラー氏は、企業が「培養肉」を生産するために、「不死化細胞」と呼ばれるものを利用していることを明らかにした。これらの細胞は、場合によっては、完全に癌化しているという。

 

ファスラー氏はこの記事の中で次のように伝えている(太字強調はBonaFidr):

大きく注意を喚起するアステリスク(脚注)は、通常の食肉細胞は永遠に分裂し続けるわけではないということだ。細胞培養をビジネス源になるほどの速度で成長させるために、ビッグスリーを含むいくつかの企業は不死化細胞と呼ばれる、ほとんどの人が意図的には食べたことのないものをひそかに使っている。不死化細胞は医学研究には不可欠な必需品であるが、厳密に言えば前がん状態のものであり、場合によっては完全に癌化している可能性がある

しかし、第一線の科学者たちは、人工肉を食べても癌になることはないと主張している。

その気になれば、ニワトリの悪性腫瘍をバケツ一杯食べることもできます。ある(動物の)種の細胞が他の(動物の)種の組織の中に入り込むことは基本的に不可能です。ですから、ある人がたとえ牛から悪性度の高い細胞を取って飲み込んだとしても、何の問題もないと思います」と、ロバート・ワインバーグ博士は言う。

米国食品医薬品局(FDAも、昨年11月に実験室で培養された肉は食べても安全だと断定している。

National Pulseによれば、人工肉は安全だと仮定することの問題点は、これらの「不死化細胞株」がガン細胞と同じように永遠に再生することだという。

これらの細胞株は、科学的研究に使われることはあっても、食品の製造に使われたことはこれまで一度もなかった。つまり、実験室で培養された食肉に含まれるガン細胞が癌を引き起こすはずがないという科学者の主張は、正確には事実情報に基づいていない。

また、新型コロナパンデミックの際、一流の専門家や科学者と呼ばれる人たちが、何度も嘘をついたことを忘れるわけにはいかない。健康問題に関して、いわゆる「権威」と呼ばれる人たちへの信頼は著しく失墜している(企業の利益がかかわってくる場合には特に)。

人工肉を食べることで起こりえる危険性は、ガンだけではない。Children’s Health Defense Fundは、昨年9月、ビル・ゲイツが投資を行っているImpossible Foodsの研究について報告している。この研究は、人工肉が与えられたラットに、原因不明の体重増加や貧血などの深刻な合併症が生じたことを実証している。

2019年、製造会社のImpossible Foodsは、EUと英国でこのハンバーガーの販売許可を申請しました。

 

しかし、Impossible Foodsが依頼し、SLHと一緒に実施されたラットの摂食試験の結果、このハンバーガーを食べることは安全でない可能性があることが示唆されました

 

SLHは、ハンバーガーに肉のような味を与え、切ると肉のように血が出るように見せる物質です。米国食品医薬品局(FDA)は、同社が最初にSLHの安全性を打診した際、当初はその安全性を承認することを拒否していました。

 

今回のラットの摂食試験の結果は、FDAの懸念が正しかったことを示唆しています。遺伝子組み換え酵母由来のSLHを与えたラットは、原因不明の体重増加や、炎症や腎臓病の発症を示唆する血液の変化、そして貧血の可能性がある兆候を示しました。

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