英国で数週間以内に「ハルマゲドン警報」を鳴らす緊急警報システムの試験が行われる予定——ロシアでは国営メディアがハッキングされ核シェルターへ避難するよう伝える偽警告メッセージが流れる
英国では、数週間以内に何百万台もの携帯電話が点滅しアラーム音が鳴るという「ハルマゲドン警報」のテストが行われる予定であると、3月11日、英ミラー紙が独占報道し、その後、デイリー・メール紙など複数メディアが報じた。
英デイリー・メール紙は次のように伝えている:
英国では、数週間以内に、多くの人々の携帯電話が点滅し、アラームが鳴るという、恐ろしい「ハルマゲドン警報」のテストが行われる予定が立てられている。
政府の新緊急警報システムの試験の一環として、何百万人もの人々が、彼らの携帯電話から警報音が鳴り響くのを聞き、警告テキストメッセージを受け取ることになる。
この警報システムは、近くに「生命の危険」がある場合に人々に警告するように設計されており、近々行われる試験では、洪水や異常気象に焦点を当てて試験が行われる予定。
携帯電話の持ち主には、緊急事態の詳細と、何をし、どのように助けを求めるかについてのアドバイスが提供される予定。
労働党は10年以上前からこのシステムを推進しており、閣僚は2013年からこれを導入することを約束してきた。
一方、ロシアでは、3月9日(木曜)、ロシア国営メディアがハッカーに乗っ取られ、ロシア国内での核ミサイル攻撃を警告するメッセージが放送された。ハッカー集団「アノニマス」が犯行を主張していると伝えられている。
英テレグラフ紙は3月9日、次のように報じている:
木曜、ハッカーがロシア国営メディアを乗っ取り、ロシア人たちに最寄りの核シェルターに急ぎ、抗放射線薬を服用するよう警告するメッセージが放送された。
モスクワとスベルドロフスク地方のテレビとラジオ放送は、ロシア国内での核ミサイル攻撃を警告するメッセージにより、一時放送が中断された。
視聴者はヨウ化カリウムを服用し、ガスマスクを装着し、すぐさま避難するよう指示が出された。
ロシア非常事態省は、この誤アラートを、国営放送に対して行われた大規模なサイバー攻撃のせいだと非難した。
実際にロシア国内の家庭のテレビで「誤アラート」が放送される様子を撮影した動画:
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