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伝説の投資家クーパーマン氏、「ウォーレンが大統領になったら株式市場は開かれない」と懸念

Leon Cooperman
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伝説のヘッジ・ファンド投資家であるレオン・クーパーマン氏は、正式には昨年末ヘッジ・ファンド業界から引退した。しかしCNBCが主催したカンファレンス”Delivering Alpha”に先日招かれ、番組司会者のスコット・ワプナー氏からの質問に回答した

 

このインタビューで、クーパーマン氏はトレード、金利、アメリカの政治について個人的見解を語り、特に民主党が極左に振れていることが市場にとって最大の脅威の一つであることを語った。

 

まず最初に、トランプ大統領による貿易政策について質問されると、クーパーマン氏は中国に対する強気の姿勢は道理であるが、メキシコやEUを脅すべきではないと語った。そうすることは、グローバル経済をさらに不安定化するだけであると指摘した。

 

我々が中国に対して行なっていることは、道理にかなってはいると理解しているが、メキシコ、カナダ、ヨーロッパを脅すことは意味をなさない。そうすることで、ビジネス・コミュニティーの間にはさらなる不安定性が生じており、供給ラインや工場をどこに置けばいいのか企業はわからなくなっている。そのため、企業は資本支出を削減している。これが現在の経済における弱さである。

 

金利について、クーパーマン氏は中央銀行(そしてトランプ大統領)がさらに金利を下げようと急いでいることが理解できないと語った。クーパーマーン氏は、政府は財政刺激策に注力するべきであると確信している。

 

欧州は、ドイツのルールに突き進んでいる。欧州各国における現状の金利レベルであれば、ドイツは経済を成長させるために1兆ドルをインフラ建設に費やすべきである。

 

さらにクーパーマン氏は、マイナス金利は機能しないことはすでに明らかであると語った。日本がそれを証明しているとも語った。8月の住宅販売データは、2007年6月以来、最大の増加であったとも付け加えている。

 

2%の低金利であれば、「私は必要とする資金を全額借りることができる」とクーパー氏は語り、マネーはすでに十分安いと指摘。(ただし、短期資金の借り入れ市場であるレポ取引市場では利率が急上昇しておりキャッシュの枯渇が問題となっている。詳細はここで報じた通り。)

 

彼ら(中央銀行および政府)は、完全にマイナス金利に依存する方向へ向かっているが、マイナス金利は日本が証明したように機能しない。ヨーロッパでも機能しない。金利を下げることがアメリカにおいて必要なことであるとは私は思わない。先日、アメリカでは住宅市場に関する良い数字が発表された・・・2%の利率であれば、私は必要とする資金を全額借りることができる。

 

そして最後に、2020年のアメリカ大統領選挙に向けた民主党の選挙戦について話題が移った。株式市場はトランプ大統領の再選を見込んでいるため、市場は政治の影響をあまり受けていないように見えるとクーパーマン氏は語った。しかし、民主党から立候補しているバーニー・サンダース議員もしくはエリザベス・ウォーレン議員が本格的に支持を集め始めると、急速に状況は変わる可能性があるという。もしウォーレン議員かサンダース議員が大統領に当選するようなことがあれば、次のベア・マーケットへと市場が導かれることは確実だとも語った。

 

現時点では、市場はドナルド・トランプが再選すると見込んでいる。もしエリザベス・ウォーレンもしくはバーニー・サンダースが現実的な敵対候補者として支持を集め始めると、市場は下落するだろう。もしエリザベス・ウォーレンが次期大統領になれば、株式市場は開かれないだろう。

 

先週から報じられているバイデン元副大統領と彼の息子ハンターに関する汚職疑惑により、全米のリトマス試験紙と言われるアイオワ州の世論調査では、エリザベス・ウォーレン議員の支持率がバイデン副大統領を抜き、初めて民主党候補者たちの間でトップに躍り出ている。2位がバイデン元副大統領で、3位がサンダース議員。

 

アイオワ州における民主党候補者の最新世論調査とその推移

トップを独走してきたバイデン元副大統領(緑色のライン)が急落し、エリザベス・ウォーレン(茶色のライン)に初めて抜かれた。3位のサンダース議員(青色のライン)も支持率を落としている。

 

クーパーマン氏はウォーレン議員の政策内容を大批判しており、「資本主義にとってマイナス」であり非生産的だと語った。

 

彼女の政策は非生産的であり、資本主義にとってマイナスだ・・・裕福な人々を貧しくすることによって、貧しい人を豊かにはしない。資本主義が主に悪である理由は、富が平等に分配されないことである。そして社会主義が主に悪である理由は、不幸が平等に分配されることである。

 

初期のFacebookに投資したことでも知られるPayPal創業者のベンチャー・キャピタリスト、ピーター・ティール氏も、「エリザベス・ウォーレンが最大の脅威」と発言している

 

アイオワ州ではウォーレン議員に抜かれ2位の支持率へと転落したバイデン元副大統領であるが、全米の世論調査ではいまだにトップの支持率を維持している。彼について聞かれると、クーパーマン氏はバイデン元副大統領が掲げる政策ならやっていけるとしながら、しかし民主党がますます急進的な左派へと傾いているため、バイデンが民主党に受け入れられるかは定かではないと語った。

 

クーパーマン氏へのインタビュー動画(一部)は以下で視聴できる。

 

 

 

Screenshot via CNBC

 

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