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香港デモ参加者1名が胸を撃たれる

HK MRT shut down

香港では火曜日も「違法デモ」が行われた。この日は中国共産党の建国70周年記念日当日。多くのデモ隊はSOGO近くを出発地点として行進したとサウスチャイナ・モーニングポスト(SCMP)紙が報じた

 

最近のデモ活動はパターン化してきており、一部のデモ集団が警察隊と武力衝突を起こすことを繰り返してきている。

 

しかし4ヶ月前に民主化デモが開始して以来、初めてデモ参加者の1人が警察官に撃たれる事件が火曜日発生した。

 

ネット上で共有されている動画では、デモ隊の集団が警察車両を攻撃している様子が映っている。棒を振り回し、物を投げつけている。数人の警察官が車両から出てくると、デモ隊との殴り合いが発生。数で圧倒されていた警察官は、そのうちの1名が足を滑らせ倒れると、数人のデモ隊参加者に囲まれる事態となった。

 

それを援護するため、数人の警察官が銃を抜き警告射撃をしたと報じられている。この動画の中でも銃声が録音されている。これが起きたのは九龍島のウォータールーとネイサン・ロードの交差点。

 

 

この衝突で2名の警官が頭を負傷した。

https://twitter.com/ChungyanChow/status/1178949800030375936

 

この衝突が起きた直後、荃灣(チュンワン)のHoi Pa通りで、デモに参加していた男性が1名、胸を撃たれた。救急隊員と警察官が負傷者を現場で手当したが、この男性が一命を取り留めたかは不明。

 

Photo: SCMP

 

香港にある91の地下鉄駅のうち25の駅が閉鎖されている。荃湾線(せんわんせん)は全て運休となっている。

 

SMCP紙によると、火曜日のデモ中、実弾は5回発砲された。警察当局は発砲について声明を発表していないが、ロイター紙は、屯門区(テュンムン)でデモ隊が複数の警察官に「腐食性の液体」を投げかけたため、数人の警察官とレポーターが負傷したと報じている

 

現地時間の火曜早晩までに市街地は静けさを取り戻していると報じられている。

 

 

 

70周年の建国記念日のタイミングで、かつてない大きな衝突が起きたことは偶然ではないだろう。中国政府はデモ隊を残虐な殺戮者とレッテル貼りしようと対外メディア戦略を繰り広げている。

 

 

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