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WHOが新型コロナウィルスの致死率は当初考えられていたより高いと発表:「新型コロナウィルスには季節性があり暖かくなると和らぐ」とする仮説に証拠はない

WHOが新型コロナウィルスの致死率は当初考えられていたより高いと発表

WHO保健医療緊急プログラム、エグゼクティブ・ディレクター、マイク・ライアン博士(Photo via WHO)

世界保健機関(WHO)のテドロス事務局長は、新型コロナウィルス(武漢コロナウィルス)による致死率が当初考えられていたよりも高く、世界の感染者数に占める割合は約3.4%であると発表した。当初は約2%程度であると見積もられていた。このウィルスが医療インフラの許容量を超えて急速に世界に広がれば、致死率はこれ以上高まる可能性がある。

世界で見ると、報告されているCOVID-19の感染者数のうち約3.4%が死亡している」とWHOのテドロス事務局長は同本部があるジュネーブで開かれた記者会見で語った。

それと比べて、季節性インフルエンザでは、感染した人のうち通常1%よりもずっと低い致死率であるとも同氏は語った。

ただし、約3.4%という数字は約2%という当初の見積もりからそれほど大幅な上昇ではない。しかし新型コロナウィルスの流行が長引けば、当初想定されていたよりも多くの人々が死亡することを意味する。

またここでも報じたように、ハーバード大学の科学者は世界の人口の最大70%が新型コロナウィルスに感染する可能性があると予測している。それは世界で53億人が感染する可能性があるということであり、致死率が3.4%とすると世界で1億8000万人近くが死亡する計算になる。もしこれが現実となれば非常に深刻な事態だ。アメリカでもついに人々がスーパーに押し寄せ買いだめに走る光景が各地で見られるようになっている。また、マスクも入手困難になっており、医者がマスクを買い占めないよう呼びかける事態になっている。

世界の「専門家」たちはこの新型コロナウィルスについてあまりにも知らないことが多いことを認めているが、その一方でウィルスの封じ込めはできると楽観論を語っている。WHO保健医療緊急プログラムのエグゼクティブ・ディレクターであるマイク・ライアン博士は、月曜、新型コロナウィルスはインフルエンザと全く同じメカニズムで感染しているわけではないと語り、そして衛生当局者たちはこのウィルスを封じ込めできることについて「ぼんやりと一条の光」を感じていると語った:

ワクチンも治療法もない病気に私たちは直面している。私たちは感染経路についても完全には理解しておらず、致死率についても完全には理解していない。しかし紛れもなく私たちが自信をつけているのは、インフルエンザとは異なり、反撃をして強力な対策を実行している国々においては、このウィルスが著しく封じ込められていることを我々は目にしているということだ」と、ライアン氏は語った。 − CNBC

WHOによるプロパガンダは聞き飽きてきた人も多いのではないだろうか。

今確実に言えるのは、新型コロナウィルスはインフルエンザと異なり、感染経路も未解明で致死率もインフルエンザより高いということだけだ。

【更新情報(3月6日金曜)】

感染拡大の初期の頃、アメリカの衛生当局者たちは、数学的予測モデルを構築するモデラーたちの間では、新型コロナウィルスが「潜在的には季節性のものであるという可能性」があり、気温が暖かくなると和らぐ可能性があるという仮説があったと語っていた。しかしこの「仮説」に対して、WHOのライアン博士は金曜、「そうであることを希望するが、それは神のみぞ知ることだ。しかし我々はそうした想定をすることはできない。またそうである(季節性があり暖かくなると和らぐ)という証拠はない」と語った

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