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「新型コロナウィルスを武漢に持ち込んだのは米軍」と中国外交部広報官がツイート:中共は防疫から情報戦へシフト

「新型コロナウィルスを武漢に持ち込んだのは米軍」と中国外交部広報官がツイート:中共は防疫から情報戦へシフト

赵立坚(リジアン・ジャオ)氏 Photo via Zhao Lijian's Twitter

米中貿易戦争は新たなステージに突入した。既に悪化している米中関係に、火に油を注ぐ発言を中国外交部広報官の赵立坚(リジアン・ジャオ)氏が行い、「この流行病を武漢に持ち込んだのは米軍である可能性がある」とツイートした。

新型コロナウィルスの起源は米軍にあるとする陰謀論は、特に中国、イラン、ロシアの報道機関が広く報じている。しかし、報道機関ではなく中国共産党政府の高官がこうした「陰謀論」を発言するのは今回が初めてのことである。このツイートは、トランプ大統領が新型コロナウィルスのことを「外国のウィルス(foreign virus)」と言及した後に投稿されている。

【訳】2/2 CDCは犯行現場を抑えられた。アメリカで最初の感染者(patient zero)が発生したのはいつか?現在、何人が感染しているのか?病院の名前は?この流行病を武漢へ持ち込んだのは米軍である可能性がある。隠蔽するな!持っているデータを公表しろ!米国は私たちに説明する責任がある!

何ヶ月にもわたって世界の研究者たちは中国国内における最初の感染者(patient zero)と発生源を見つけ出そうと躍起になっている。もちろん、武漢にある国営のウィルス研究所にも調査の目が向けられている。しかし北京政府は責任の矛先をとにかく他へ向けようと必死なようだ。

そして中国共産党は、武漢コロナウィルスの起源は米国であるという言説を広げ始めているが、その根拠を米CDCのレッドフィールド局長が行った議会証言の内容に求めているようだ。

【訳】1/2 米CDCのロバート・レッドフィールド局長は、水曜に下院監視委員会で行った証言の中で、インフルエンザにより亡くなったと思われていた米国人の中に、死後の検査で新型コロナウィルスの陽性が出ていたことを認めた。

広報官の赵立坚(リジアン・ジャオ)氏は、元々、在パキスタン中国大使館の副館長を務めていた人物。これまでにもツイッターで暴言をつぶやくことで有名であり、西側では歯に衣着せぬトランプのツイッター・スタイルとよく比較されている。

今後、北京政府の他の共産党幹部たちが同様の主張をし始めるかが注目される。

【関連ツイート】

https://twitter.com/BFidr/status/1239717042095296514?s=20

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