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ホワイトハウスが全米の死者数は10万人〜24万人に達すると予測モデルを発表:「この先苦痛の2週間に準備を」とトランプ大統領が国民に訴える

ホワイトハウスが全米の死者数は10万人〜24万人に達すると予測モデルを発表:「この先苦痛の2週間に準備を」とトランプ大統領が国民に訴える

バークス医師(Screenshot via YouTube)

ホワイトハウスは、平日も週末も関係なく、毎日武漢ウイルスに関するプレス・ブリーフィング(記者会見)を行なっている。昨日火曜の会見は暗澹とした現実を国民に突きつける厳しい内容となったが、いつもであれば左派メディアの記者が反トランプ色まるだしの悪意ある質問を浴びせかけるところ、彼らも事態の深刻さをようやく理解したのか、質疑応答の時間でも国民が本当に知りたい情報について質問が集中し、近年まれに見る非常に有意義な記者会見となった。

この日の会見で最も重要な発表内容は、トランプ大統領が国民に対して、「この先苦痛の2週間となる」と語り、(心の)準備をするようにと呼び掛けたことだ。

https://twitter.com/BFidr/status/1245128217507348482?s=20

ホワイトハウスは、ソーシャル・ディスタンス(他人から一定の距離を保つこと)などを勧告する「15日間ガイドライン」を3月16日に発表していたが、それを4月30日まで延期し、新たに「感染拡大を遅らせるための30日間 」ガイドラインを発表した。

アメリカ国内の感染者数の半数近くがニューヨーク州に集中しており、この日、ニューヨーク州のクオモ州知事は「このウイルスにずっと遅れを取っていることにうんざりしている。1日目から我々はこのウイルスの後塵を拝している・・・我々はこのウイルスについて甘く見ていた。これは想定していたよりもずっと強力で、危険である」と同州の州都オールバニで語った。

トランプ大統領も次のようにこの日の会見で語った:

この目に見えない敵によってもたらされる死者数について、夜(更新情報を)見るが、目を疑う。いずれトンネルの先にある程度の光を確認できるようにはなるだろうが、この先2週間はとてもとても苦痛を伴うものになるだろう。

また、記者会見後半に行われた質疑応答の中で、トランプ大統領は次のようにも語った:

これはインフルエンザではない。

また、トランプ大統領は、「優れた常識を持っている」何人かの企業幹部たちから、当初、政府は防疫の対策を何も行わず、自然にこのパンデミックの流れに身を任せて乗り越えるという案を提案されたという内情を告白した。しかしその場合、全米の死者数が最大220万人に達するという予測モデルが出されたため、この案を採用せず防疫を行うことにしたと語っている。(この防疫を一切行わないという無責任な提案をしたのは、一体どの企業の幹部たちなのだろうか?)

これは、この日ホワイトハウスが発表した全米における死者数の予測モデル。濃い青の曲線は、何も防疫を行わない場合に予想される死者数の推移を示している。

横軸は一人目の感染者が発生してから何日経過したかを示し、縦軸は毎日の死者数を示す。そして薄い青色の斜線の曲線は、現在アメリカ政府が行なっている防疫が奏功したときに想定される死者数の推移。つまり、この斜線の曲線は、アメリカ政府が考えている「ベスト・シナリオ」の死者数を表すグラフである。

そしてこの日、記者会見の主役になったのはホワイトハウスのウイルス対策チーム・メンバーであるバークス医師だろう。これまでに収集された感染者数データをもとに、科学的に現状を分析し、そこから構築できる予想モデルを発表した

「もしアメリカ国民が各自(政府のガイダンスに従って)対応すれば、死亡者数を10万〜24万人に抑えることができる」とバークス医師は語った。(しかし、この会見に臨んだ記者たちの多くは、最低10万人が全米で死亡するという予測値の多さに驚きを隠さなかった。)

まず、バークス医師は、アメリカ国内における「ホットスポット」(感染者数が爆発的に増えている地域)における感染者数のグラフを発表した(以下)。各州の人口が異なるため、人口1万人あたりに発生した感染者数の推移を比較している。ニューヨーク州(青色の線)とその隣のニュージャージー州(オレンジ色の線)の感染者数が突出しているのがよくわかる。

次に、全米50州における感染者数(人口1万人あたり)のグラフを発表した(以下)。

次のグラフでは、イタリア政府が行った全国封鎖の対策が功を奏し、感染者数がようやく減少に転じていることを示している。

そして以下のグラフは、これまで得られた実際の死者数のデータを元に、今後発生することが見込まれる死者数の予想モデル。今後、2、3週間で1日に発生する死者数はピークに達すると予想されている。

合計の死者数が10万人と予想する「ベスト・シナリオ」の場合は一番低い曲線であり、合計の死者数が24万人となる場合は一番高い曲線をたどると予想している。(点線の曲線はその中間のシナリオ。つまり、実際の死者数は薄い青色の影で塗られた範囲内におさまるだろうと予想している。)

いずれにしても、7月1日になってもわずかではあるが死者数は発生し続けることが予想されている。

このグラフについて、ファウチ医師は、たとえこの曲線のピークを超えても気を抜くことはできないと語った。今回の「第1波」が収束する前に、人々が感染を防ぐ注意を怠れば、下がり始めていた曲線は再び上昇に転じるだろうと注意喚起している。「第2波が来る前に、第1波が再び上昇に転じることは十分ありえる」とファウチ医師は記者団に対して語っている。

この日の会見の全編はここで視聴することができる:

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