FBIの謀略を示す証拠を裁判所が開示|ロシアゲート疑惑を首謀した張本人たちの不正行為が明らかに 〜 FBI捜査官らはマイケル・フリン氏に偽証罪を犯させる罠を仕掛けていた
2016年8月15日にストロック氏からペイジ氏に送信されたテキストには次のように記されている:
アンディの部署(当時のFBI副長官アンドルー・マケイブ氏の部署)に君が検討するよう提案した方向性を私も信じたい。彼(トランプ)が当選するなどありえないが、しかし僕らはそのリスクを冒すことはできない。これは40歳を前に死亡するというようなありえない出来事に備えた保険みたいなものだ。
連邦検事のティモシー・シェイ氏により、この新たな証拠となる文書がパウウェル弁護士に提出された。ウィリアム・バー司法長官がフリン氏の案件を見直すために指名した弁護士チームが、大々的な再調査を行なったことでこれら文書が見つかった。この弁護士チームには、ミズーリ州セントルイスの連邦検事であるルイス・ジェフ・ジェンセン氏が含まれている。
(リサ・ページ氏=左と、ピーター・ストロック氏=右)
2017年1月23日付けの1件のメールの中で、FBI特別捜査官のストロック氏と不倫関係にあり職場でも彼と緊密に作業をしていたFBIの弁護士(当時)のリサ・ページ氏が、FBIがフリン氏にホワイトハウスで実際にインタビューを行う前に、彼に対してどのような罪状で起訴するか議論している。これらメールのやりとりは、アンドルー・マケイブFBI副長官(当時)に提出されるために準備されたものだった。マケイブFBI元副長官は、司法省の監察長官(IG)であるマイケル・ホロウィッツ氏の部局に対して複数回にわたって虚偽発言を行なったことで司法省に解任されている。
トランプ大統領によって解任されたFBIの元長官であるジェームス・コーミー氏は、左派メディアの代表格MSNBCの司会者であるニコール・ワラス氏により昨年インタビューを受けた際、ホワイトハウスでフリン氏をインタビューするために捜査官を派遣したのは彼自身であると発言している。他の政権で、ホワイトハウスに捜査官を派遣し政権内部の人間にインタビューをしたことは、彼の経験上かつて一度もないとコミー氏は語っている。
その昨年行われたインタビューの中で、コミー氏は次のように語っている:
もっと組織化された捜査を行なっていれば、もっと組織化された政権であれば、私は(FBIを)解任されることはなかっただろう、もしくは(解任されることから)逃げ切ることができたかもしれない。・・・ジョージ・W・ブッシュ政権・・・またはオバマ政権であれば。過去2年間で、我々全員、ますますこれら2人の人物(元大統領)の評価を高めている(訳者注:つまりトランプ大統領がそれだけ評価の低い大統領という皮肉。)
一方、ピーター・ストロック氏がホワイトハウスでフリン氏をインタビューした前日にあたる2017年1月23日に、リサ・ペイジ氏がストロック氏に送信したメールの中で次のように記している:
あなたに質問があるわ。セクション1001 (偽証は連邦法下で犯罪になることを定めた法律条項)についての勧告はインタビューの最初に行うことはできる?それとも、それは捜査官が虚偽と確信する証言を(フリン氏が)行った後に行わなければいけない?規定でそれは決まっているのかしら?(私がそのことを知らないというのは恥ずかしいけれど、これまでにこれ(勧告)をしたことがあるという記憶がないの!しかも、連邦裁判所の保護観察官に嘘をついたという文脈で、私は一度だけそれ(セクション1001)の罪で起訴したことがあるだけなの。)もし前者なら、それ(勧告)を何気なくこっそり(会話の中に)入れ込むのは簡単だと思うわ。・・・
当然あなたも知っているように、それ(偽証)を行うことは連邦法では犯罪よ・・・
このメールに対して、ストロック氏は次の返信を行なっている:
最近、規定については読んでいないが、もし私の記憶が正しければ、それはどのタイミングで言ってもいいはずだ。これについて私は90%の確率で確信している。午前中にそれを確認しておくことにするよ。
今週前半に裁判所に提出された同意書の中で、パウウェル弁護士は次のように記している:
遅くても2016年8月以降、党派心があらわな(訳者注:つまり民主党支持者の)FBIおよび司法省の幹部たちは、フリン氏を破滅させるために共謀した。彼ら自身の手書きによるこれら文書やeメールは、彼らがフリン氏を訴追もしくは少なくとも解任させることができる犯罪行為を作り出そうと意図していたことを示している。そして、フリン氏はいかなる犯罪行為も行っていなかったことを知っていたにもかかわらず、バン・グラック検察官(モラー元特別検察官の捜査チームの一員だった)による信じがたい不正行為が行われ、特別検察官事務所による訴追が行われた。
このeメールには、フリン氏の捜査に関する手書きのメモが添付されていた。その内容は驚愕である。その手書きのメモには、FBIの捜査官たちが、フリン氏へのインタビュー中にどのように彼の返答の揚げ足を取り、彼を偽証罪に問えるように彼を誘導するか、そしてどのような罪状に彼を問うことができるかがリスト化されていた。
この手書きのメモには次のように記されていた:
- ローガン法(*)に違反した罪を彼に認めさせることができれば、事実を司法省に報告し彼らに決めさせる。
- もしくは、彼が最初に虚偽の発言を行う場合、我々は彼に(判読不能)を提示し、そして彼がそれを認めれば、それを文書として司法省へ提出し彼らにそれについてどう対処するか決めさせる。
(*)ローガン法(ローガンほう、英語: Logan Act)はアメリカ合衆国の連邦政府の法律(合衆国法典第18編第953条 18 U.S.C. § 953)で、アメリカ合衆国と争っている外国と政府の許可がない個人が交渉することを禁じて、違反者へ罰金または禁錮を定めている。政府の意図に反して個人が交渉することを防ぐ意図がある。―WikiPedia
この手書きメモの次の2項目では、このFBI捜査官たちが、彼らによるフリン氏へのインタビューが、ホワイトハウスにどのように見られるかについて懸念していたことを明かしている:
- もし我々がごまかそうとしていると見られてしまえば、ホワイトハウスは激怒するだろう
- ごまかしを行わずに我々の機関を守る
FBI捜査官による手書きのメモ(執筆者は不明)
この手書きのメモには次のように記されている:
その後:
- インタビュー
- もしフリンが認めなければ、我々は(黒塗り)を彼に見せるべきではないことに昨日私は同意した
- 昨晩それについて私は考えた。我々はそれについて再考すべきだと確信する
- (解読不可能)についてはどうか?真実/自白、もしくは我々が彼を訴追できる又は彼を解任させられるよう、彼に嘘をつかせる?
- 我々は、被疑者に不正行為を認めさせる目的で、常に彼らに証拠を見せる。
- どのように不正行為を認めさせるか、彼の場合には容易なことだとは思わない。
- ローガン法に違反した罪を彼に認めさせることができれば、事実を司法省に報告し彼らに決めさせる。
- もしくは、彼が最初に虚偽の発言を行う場合、我々は彼に(判読不能)を提示し、そして彼がそれを認めれば、それを文書として司法省へ提出し彼らにそれについてどう対処するか決めさせる。
- もし我々がごまかそうとしていると見られてしまえば、ホワイトハウスは激怒するだろう。
- ごまかしを行わずに我々の機関を守る
(左側コラム)
- 我々はフリンとロシア人に対する証拠がある
- 我々のゴールは、(判読不能)を行うこと
- 我々のゴールは、ロシア人との関係について、マイケル・フリンが真実を語るか、もしくは嘘をつくかを判断すること
- (黒塗り)の言葉を引用可能
- (黒塗り)は行うべきではない
- 独自に(判読不能)を見直す
以下はピーター・ストロックFBI特別捜査官が、当時のFBI主席法律顧問であったジェームズ・ベーカー氏に宛てて送ったeメールである。(現在ベーカー氏はFBIを退局しており、彼自身、国家安全保障に関わる情報をメディアにリークした罪で捜査を受けた。)このメールは、FBI捜査官がホワイトハウスでフリン氏へのインタビューを行なう当日、アンドルー・マケイブFBI副長官(当時)が、フリン氏に捜査官たちがホワイトハウスに向かうことを事前に連絡するために行う電話の準備のために作成された。この電話で、逆にフリン氏からマケイブFBI副長官が質問されると思われる想定質問項目をまとめている。
ピーター・ストロック氏から‘CC’でジェームズ・ベーカー氏にも宛てて送られたeメール(2017年1月24日付け)
彼(マケイブFBI副長官)はこれらについてすでにシミュレーションを行なっているとは思うが、DD(マケイブFBI副長官)がフリンに電話をかける際の事前の想定問答集の参考に:
私は逮捕されるのか?
私は捜査対象になっているのか?
これは犯罪捜査なのか?
これはスパイ捜査なのか?私は弁護士を呼ぶ必要があるか?私はプリーバス(当時のホワイトハウス首席補佐官)に知らせる必要があるか?大統領へは?
あなたはプリーバスに(このことを)伝えるつもりか?大統領へは?私が話すことをホワイトハウスへ伝えるつもりか?
(私が話す)情報はどうなるか/私が話すことを誰に話すのか?他の人にインタビューするつもりか?
我々のインタビュー内容は公開されるのか?我々のインタビュー内容の重要な内容部分は公開されるのか?
インタビューはどれくらいかかるのか?(彼の協力次第。私なら45分を計画する。)電話インタビューでもよいか?
私はこれらについて全て今ここで説明することができる。私はこれ、これ、これを行なった(彼をだまらせるか?それともそのまま聞き続けるか?彼が話し続けた場合、インタビューを実施するか?彼がこのように話し始める場合を考えて、別の捜査官/証人を待機させるべきか?)
以上
ピート(ピーター・ストロック)
* * *
証拠を捏造してロシアゲート疑惑を作り出した張本人たちに、ついに鉄槌が下されることになるのだろうか?
この報道を受けて、エリーズ・ステファニック議員は次のツイートを投稿している:
Devastating flashback clip of Comey just aired on @marthamaccallum show.
When asked who went around the protocol of going through the WH Counsel’s office and instead decided to send the FBI agents into White House for the Flynn perjury trap, Comey smugly responds “I sent them.”
— Elise Stefanik (@EliseStefanik) April 29, 2020
【訳】(FOX Newsの)マーサ・マッカラム司会の番組で、コーミーの衝撃的な過去のインタビュー動画がたった今放送されていた。
フリンを偽証罪の罠にはめるために、ホワイトハウスの法律顧問を通すというプロトコル(手順)を迂回して、かわりにFBI捜査官たちをホワイトハウスに派遣する決断を下したのは誰なのですか?と質問され・・・
・・・コーミーは「彼らを派遣したのは私だ」と得意げに答えた。
これがそのシーンを収めたインタビュー動画:
https://twitter.com/BeyondReproach5/status/1255652548784074754
【訳】コーミーは、禁固刑をくらう準備を始めている。そして死刑にならないことを祈っている。オバマも一緒に撃墜される(有罪になる)だろうか?
当のフリン氏は、この日、大きな星条旗が風になびく様子だけをとらえた動画をツイッターに投稿している。音声でも文字でもフリン氏はメッセージを一切語っていない。トランプ大統領の息子はこの投稿をリツイートし、次のメッセージを添えている:
Imagine having your life and reputation ruined by rogue US govt. officials. Then years later when the plot finally comes to light the first thing you do is post an American flag. This is the guy they wanted you to believe was a Russian asset. https://t.co/TI768Vijn2
— Donald Trump Jr. (@DonaldJTrumpJr) April 30, 2020
【訳】ならず者であるアメリカ政府官僚によって、あなたの人生と評判が台無しにさせられてしまったことを想像してみてほしい。それから何年も後になってその策略がようやく明るみに出た時、彼が最初にしたのはアメリカの国旗を投稿するということだった。彼らがロシアのスパイだと国民を信じ込ませたがったこの男は、そんな人間なのだ。
ジェームス・コーミー元FBI長官は実刑判決を受けるだろうか?というのが国民の次の関心事だ。また、今回明らかとなった不正行為は氷山の一角でしかなく、今後、さらに司法省およびFBIによる不正行為が明らかになるだろうとリンゼー・グラム上院議員はFOX Newsとのインタビューで語っている。
この日、FOX Newsはこのニュースを大々的に報じた一方、ロシアゲート疑惑を焚き付けてきたNBCやPBSなどの左派メディアは一切報道せず「報道しない自由」を貫いている。コロナウイルス・パンデミックがなければ、全米を揺るがす大ニュースとして報じられていたはずだ。
このニュースを報じるアメリカのニュース番組:
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