米上下院議員2名がグーグルに対して質問状を送付|ユーチューブが中共政府に批判的なコンテンツやコメントを検閲していることに対する説明を要求
ジョッシュ・ホーリー上院議員(ミズーリ州選出・共和党)は、グーグルに対して、ユーチューブのコメント欄で中共政府を批判するコメントの検閲を行っているという疑惑について質問に回答するよう要請した。グーグルは、The Vergeの取材に対して、それは単なる「技術的なエラー」であると回答し、それを修正している最中であると回答している。
しかしホーリー上院議員は、今週水曜、グーグルのCEOであるスンダー・ピチャイ氏に宛てて送った書簡の中でこの説明を拒否しており、習近平政権の顔色を伺うために中共政府に迎合しているグーグルが「長年行ってきた憂慮すべき行動パターン」の一部であると非難している。さらに、「こうした(チャイナに)媚びへつらうことは受け入れられない」とも記している。これをワシントンタイムズ紙が報じている。
実際にホーリー議員がグーグル宛てに送った書簡のコピーを投稿しているツイート:
NEW: @HawleyMO is demanding that @Google's Sundar Pichai provide information about censorship of YouTube comments critical of China's Communist Party.
"Selling out American principles to curry favor with communist officials is no way to run an American business."
FULL: pic.twitter.com/N5pfwRGTs3
— j.d. durkin (@jd_durkin) May 27, 2020
【訳】新情報:ホーリー議員は、グーグルのスンダー・ピチャイに対して、チャイナの共産党を批判するユーチューブ上のコメントを検閲していることに関する情報を提供するよう要請している。
「中共政府幹部に迎合するためにアメリカの原理・原則を裏切る行為は、アメリカ企業を経営する方法ではない」。
一方、今月、グーグルは、中共に批判的なコメントを自動削除していることが暴露されている。「共産党ヤクザ(共匪)」や「五毛党」という単語が自動的に検閲を受け削除されているという。「五毛党」とは、「チャイナ共産党の一部門を指しており、その活動目的は、下僕たちが作ったアカウント使ってオンライン上でプロパガンダを広めることにより、中共政府への批判を逸らすことにある」とホーリー議員の書簡には記されている。
チャイナ生まれのジャーナリストで、現在はニューヨークを拠点に反中報道を行っているジェニファー・ゼンさんは、最近、自身のユーチューブ・アカウントが突然、収益化を無効にされてしまったと語っている。そのジェニファー・ゼンさんが、ユーチューブのコメント欄で行われている検閲について指摘するツイートを投稿している:
#YouTube "automatically" deletes a comment in Chinese, "Gongfei", which means "communist bandit", in 15 seconds.
This person tested 3 times, same result. #油管 15秒內自動刪除「共匪」留言,網友連試三次皆如此。
他們找了個比李飛飛更厲害的AI專家? pic.twitter.com/MLCeko0SIY— Inconvenient Truths by Jennifer Zeng 曾錚真言 (@jenniferzeng97) May 13, 2020
【訳】ユーチューブは、「自動的に」、「共匪」という中国語によるコメントを(投稿後)わずか15秒で削除している。これは「共産党ヤクザ」という意味。
この人物は3度試してみたが、全て同じ結果となった。
また、ホーリー議員による書簡の他に、ジム・バンクス下院議員(インディアナ州選出・共和党)もグーグルのピチャイCEOに対して同様の書簡を送付しているとワシントン・タイムズ紙は報じている。ジム・バンクス議員は、中共政府に批判的なコンテンツをユーチューブが検閲していることについて同様の質問を行っており、ピチャイCEOに回答するよう要請している。
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