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オバマゲートの首謀者はヒラリーだったという情報を入手|ラトクリフ国家情報長官が書簡で公表

オバマゲートの首謀者はヒラリーだったという情報を入手|ラトクリフ国家情報長官が書簡で公表

Photo via Joe Raedle/Getty Images

今週は第1回大統領テレビ討論会が行われ、その翌日にはロシアゲート疑惑の捜査に関して当時のFBI長官であったジェームズ・コミーが上院で証人喚問される様子が生中継されるという重要イベントが続いた。そして今週火曜には、ロシアゲート疑惑について重大な新情報が、ラトクリフ国家情報長官の書簡によって明らかとなった。

 

9月29日に機密が解かれ公開されたその書簡を、トランプ大統領の息子がツイッターに投稿している:

 

【訳】オーマイガー***たった今機密が解かれた:ロシアのでっち上げ(ロシアゲート疑惑)はヒラリーの策略だった。そしてオバマ・バイデン政権のホワイトハウスはその策略について説明を受けていた。

 

* *  *

 

ラトクリフ国家情報長官の書簡によると、2016年9月7日、アメリカ諜報機関の職員たちは、ヒラリー・クリントンが当時大統領候補だったドナルド・トランプに対して、彼がロシアのウラジミール・プーチン大統領やロシア人ハッカー集団とつながっていると汚名を着せる計画を承認したという未確認情報を入手したため、当時FBI長官だったジェームズ・コミーとFBI捜査官だったピーター・ストロックに捜査照会を転送していた。

 

グラム上院議員は、9月30日(水曜)コミー元FBI長官へ証人喚問を行った際、このラトクリフ国家情報長官からの書簡を根拠にコミー氏を追及した。しかしコミー氏は「知らない」「記憶にない」「書簡の中身を理解できない」と答え、グラム上院議員の追及をかわしている。

 

【訳】コミーは、ラトクリフ(国家情報長官)の書簡について議論しないよう必死だ。彼はその書簡の内容が理解できないと言い張っている。その深刻さを考えると、この時点で行うべき正しいことは、(この書簡の)根拠となっている情報の機密を解くことだ。

 

【訳】最も寛大にコミーを擁護するとすれば、それは彼の部下である捜査員たちが何を行なっていたのか彼には全く検討がついていなかったということだ。しかしそれは優れた擁護の方法ではない。

 

* * *

 

ラトクリフ国家情報長官からグラム上院議員に宛てて送られたこの書簡について、Foxニュースのチャド・ペルグラム氏がツイッターでその内容を報じている:

 

【訳】1)2016年8月末、米国の複数の諜報機関がロシアによる諜報分析の情報を入手した。そのロシアの諜報分析は、アメリカ大統領候補のヒラリー・クリントンが、アメリカ大統領候補のドナルド・トランプに対してスキャンダルを引き起こすキャンペーン計画を承認したというものであった・・・

 

【訳】2)・・・それはプーチンやロシア人による民主党全国委員会へのハッキングと彼(トランプ)を関係付けることによって行うというもの。アメリカの諜報機関コミュニティーは、この情報がどれほど正確か把握しておらず、またロシアの諜報分析がどの程度誇張または創作されている可能性があるかについても把握していない。

 

【訳】3)元CIA長官のブレナン氏の直筆メモによると、彼は続いてオバマ大統領とその他の国家安全保障の高官たちにこの機密情報について説明を行った。それには次の情報も含まれていた・・・

 

【訳】4)・・・「ヒラリー・クリントンの外交政策アドバイザーの1人は、ロシアの情報サービス機関による(選挙)介入があったと主張するスキャンダルを引き起こすことでドナルド・トランプを中傷するという提案を行ったが、2016年7月26日にヒラリーはそれを承認したと言われている」。

 

【訳】5)2016年9月7日、アメリカの諜報機関職員たちは、ジェームズ・コミーFBI長官と対諜報活動・副長官代理のピーター・ストロックに捜査照会を転送した。その捜査照会は次のことに関するものだった・・・

 

【訳】6)・・・「アメリカ大統領候補のヒラリー・クリントンが計画を承認したことは、彼女が私設メール・サーバを利用していたことから世間の目を背けるための手段として、アメリカ大統領候補のドナルド・トランプとロシア人ハッカー集団がアメリカの選挙を妨害している(とスキャンダルを引き起こす)ことに関係している」というもの。

 

「ロシアの責任にする」という計画は、ヒラリー・クリントンが選挙に敗北してから「24時間以内」に生み出されていたと2017年時点ですでに内部告発が行われていた。アメリカの諜報機関による捜査は、それよりも数ヶ月前に遡る。

 

【訳】クリントンの複数の内部関係者による新刊「Shattered(意味:粉々に砕け散った)」は、「ロシアの責任にする」という計画が、選挙に敗北してから「24時間以内」には生み出されていたことを暴露している。

 

 

* * *

 

この重大な新情報の公開を受けて、当時起こった「点」をつなぎあわせて「線」にする作業がThe Last Refuge などのブロガーなどによって行われている。

 

【訳】これは具体的なレファレンス・ポイントとしてさらに重要。クリントンの協力者であり元CIA長官代行のマイク・モレルは、この2016年7月26日にブレナン(CIA長官)が行った説明から1週間もたたずして、クリントンが創作したロシア・ストーリーを最初に(ニューヨークタイムズ紙に)発表した。

 

【訳】日付が重要。2016年8月5日:・・・「諜報業界において、我々は次のように語っている:Mr.プーチンがMr.トランプを、気がつかないうちにロシア連邦のエージェント(スパイ)としてリクルーティングしてしまっていると」。

 

https://twitter.com/BenKTallmadge/status/1311027649322520576?s=20

【訳】本日の機密解除によって、当初からFBIは、自分たちによる反トランプ捜査が完全にロシアのデマ情報を基に行われていたことを知っていたことを裏付けている。ブレナン(CIA長官)とコミー(FBI長官)は、個人的に警告を受けていた。彼らは、証拠を捏造し裁判所を騙すという対応を行った。

 

(引用部分)アレクサンダー・ビンドマン(*)は、モスクワの元市長の妻が350万ドルをハンター・バイデンに電信送金した際、そしてロシアがクリミアを占拠する直前、モスクワにある米国大使館で勤務していた。

(*トランプ大統領の弾劾裁判でトランプを追い詰めるために重要な証人となった陸軍中尉。)

 

一方、アメリカの諜報機関職員たちは、このラトクリフ国家情報長官の書簡にある情報はロシアのデマ情報であると否定する行動に出ている。それに対して、当のラトクリフ国家情報長官が反論している。

 

【訳】諜報機関職員たちは、(この書簡が公開されてから)数分もたたずして現れ、ラトクリフの書簡に書かれているのはロシアによるデマ情報だと主張している。

 

(ロシアゲート疑惑の根拠となった)スティール文書の中にロシアによるデマ情報があった可能性があるというのを発見するのに、我々は3年近くもかかったというのに。

 

【訳】未確認のロシアの機密情報についてラトクリフから新たな声明:「明確化するために言う。これはロシアによるデマ情報ではなく、(米国の)諜報機関コミュニティーもデマ情報とは評価していない。私はこれから数日以内に、機密の情報源とこの情報を入手した方法について連邦議会に説明を行う予定である」。

 

 

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