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WH担当医、トランプ大統領が他人を感染させるリスクはなくなった|それでも第2回目テレビ討論会をキャンセルした大統領候補討論会委員会、その会長は反トランプ組織の共同設立者

WH担当医、トランプ大統領が他人を感染させるリスクはなくなった|それでも第2回目テレビ討論会をキャンセルした大統領候補討論会委員会、その会長は反トランプ組織の共同設立者

大統領候補討論会委員会のファーレンコップ会長(左)、ジョージ・ソロス氏(中央)、共和党マケイン上院議員(故人)(Photo via revolver.news)

【10月12日更新】

ホワイトハウスの担当医は、トランプ大統領が新型コロナ検査で連日、陰性の結果が出ていると10月12日に発表した。(以下はその声明。)

 

* * *

10月10日(土曜)8:50pmに発表された声明の中で、トランプ大統領の担当医であるショーン・コンリー医師は、トランプ大統領が「隔離を安全に終了するためのCDCの基準」を満たし、「他人を感染させるリスクがあるとはもはやみなされない」と語った。また、高度な診断テストを複数回行った結果、「ウイルスが活発に増殖している証拠はもはやない」とも語った。

 

ホワイトハウスが発表したメモの中で、トランプ大統領は24時間以上発熱がなく、全ての症状が改善しているとコンリー医師は述べている。また、感染が発覚してから行われた一連の検査の結果、ウイルス量は「減少傾向にあり、現在は検出不可能である」とも述べた。

 

以下はそのホワイトハウスが発表したメモ:

しかし反トランプのメディアは、この声明ではトランプ大統領が検査で陰性となったとは記していないと指摘している:

【訳】新情報:ホワイトハウスの医師が、トランプ大統領は「他人を感染させるリスクがあるとはもはやみなされない」、また高度な診断テストを複数回行った結果、「ウイルスが活発に増殖している証拠はもはやない」と語った。(しかし)最後にCOVID-19検査で陰性が出たのはいつかについては言及していない。

 

また、このメモの文言から、トランプ大統領が昨日は発熱していたと読めることを指摘する人たちもいる:

【訳】コンリーは、トランプ大統領が「隔離を安全に終了するためのCDCの基準」を満たし、「他人を感染させるリスクがあるとはもはやみなされない」と語っている。興味深いのは、彼がトランプは「24時間以上発熱がない」と語っていることだ。これは大統領が昨日は発熱していたのかという疑問を提起する。

 

 

* * *

しかし医師によるお墨付きが発表されたにもかかわらず、大統領候補討論会委員会は10月15日に予定されていた2回目の大統領候補テレビ討論会をキャンセルする判断を覆していない。

 

大統領選挙のテレビ討論会を1988年以降実行してきた同委員会は、「超党派」つまり中立公平であると自称しているが、現実は異なる。討論会の進行役を務める人たちが、ことごとく民主党支持者であることはここで紹介した通りである。

 

大統領報道官のケイリー・マクナニー氏は、今週、大統領候補討論会委員会が明らかに政治バイアスを持っており極端に民主党寄りであることを批判する以下のツイートを投稿している。しかし反トランプ派の人々はこれが「ヘイト・スピーチ」だと批判している。

【訳】大統領候補討論会委員会は、ジョー・バイデン再選委員会にすぎない!

 

しかしケイリー・マクナニー大統領報道官のこのツイートは、ヘイト・スピーチではなく根拠がある。マクナニー報道官のツイートが投稿された翌日、大統領候補討論会委員会の会長は、ロシアゲート疑惑の根拠に利用されたゴシップ情報の「スティール文書」と深く関与している組織「共和党国際研究所(International Republican Institute=IRI)」の共同設立者であるとRevolver.comが報じた

 

共和党国際研究所(IRI)の共同会長であるフランク・ファーレンコップ氏(Photo via Revolver.com)

 

大統領候補討論会委員会の会長を務めるフランク・ファーレンコップ氏は、名目上は共和党支持者である。同氏は、海外で「カラー革命」を扇動するグループの上層組織である共和党国際研究所(IRI)の共同設立者であり、現在もその会長を務めている。この共和党国際研究所(IRI)は、共和党でありながら反トランプのネオコン議員として知られたジョン・マケイン上院議員(故人)が何十年間にもわたって運営していた組織である。この共和党国際研究所(IRI)は、現在ではゴシップ話を集めただけのガセネタであることが判明している「スティール文書」と深く関連していることが判明している。

 

共和党国際研究所(IRI)の幹部の一人、デービッド・クレイマー氏は、故・ジョン・マケイン上院議員の補佐官を務めていた人物であり、ロシアゲート疑惑の根拠に利用された「スティール文書」をワシントン界隈に流布したことで悪名高い人物。このことをAP通信は次のように報じている

 

ジョン・マケインの補佐官であり、トランプ大統領に関するガセネタ情報である「クリストファー・スティール文書」をリークしたデービッド・クレイマーは、政権移譲の期間中、この根も葉もない反トランプ文書をワシントン中に彼がばらまいたという名誉毀損訴訟で証言を行なった

 

国務省の元職員でありトランプを中傷してきたクレイマー氏は、ウォール・ストリート・ジャーナル紙、ワシントンポスト紙のフレッド・ハイアット、CNNのカール・バーンスタイン、NPRラジオ、McClatchyニュースサービス、その他にこの文書をリークしたと彼自身が語った。

 

共和党国際研究所(IRI)の役員を務めるデービット・クレイマー氏(Photo via Revolver.com)

 

Revolver.comの記事は次のように指摘している:

大統領候補討論会委員会の幹部には、共和党の共同会長と民主党の共同会長がおり、このことで同委員会は公平で超党派であるかのように見えている。しかしこれは真実からはかけ離れている。トランプ時代における超党派とは、トランプと彼が掲げる政策を卑劣な手段で攻撃するために民主・共和の両党が協力しているという、腐敗した支配者層を往々にして意味している。ジョン・マケイン(共和党)とヒラリー・クリントン(民主党)から構成される討論委員会というのは、専門的に言えば超党派だろう。しかしトランプと彼の支持者たちにとってみると、これはバランスの取れた組織ではない。グローバリストの共和党とグローバリストの民主党は、彼らがトランプと持っている共通点よりも、互いにより多くの共通点を持っている

(太字強調は訳者)

 

Revolver.comの記事は、ジョン・マケイン上院議員とジョージ・ソロス氏が友人であり、ソロス氏はマケイン財団に多額の寄付を行なっていたことも指摘している。

 

そしてこの記事は次のようにしめくくっている:

海外で「カラー革命」を仕掛けてきたのと同じ支配層、同じネットワーク、そして同じ組織たちが、アメリカ国内でも同じ戦略を使って、民主的に選ばれたトランプ大統領を政権の座から引きずり下ろそうとする中心的存在となっている。・・・

 

こうしたバイアスのかかった大統領テレビ討論会は、文字通り、海外で革命を扇動する活動を行ってきた人々や組織により運営されている——これは単に氷山の一角でしかない

 

 

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