ニュースレター登録

Loading

オールドメディアが伝えない海外のニュース

グーグルとフェースブックはオンライン広告市場を分割する「密約」を結んでいた=RTが報道

グーグルとフェースブックはオンライン広告市場を分割する「密約」を結んでいた=RTが報道

テキサス州のケン・パクストン司法長官(中央)(Photo via Flickr)

シリコンバレーの2大巨人であるグーグルとフェースブックは、オンライン広告市場を分割する密約を結んでいたとRTが報じた。さらに、これら2社は、どちらか1社が政府から反トラスト法違反の嫌疑がかけられた場合、協力して防衛する約束も交わしていると報じている。

 

テキサス州とその他9つの州は、グーグルとフェースブックがオンライン広告市場を2社で分割して征服するため結託していると訴えている。

 

この密約で、「グーグルは、フェースブックが直接競争から身を引く場合、同社に対して恩恵を与えることに合意している」とRTは報じている。シリコンバレーの代名詞ともいえるこれら2社は、スターウォーズの登場人物の名前をとって、この密約を「ジェダイ・ブルー」というコードネームで呼んでいると報じられている。

 

さらにRTは次のように報じている:

(この密約の内容から)この2社は、彼らの合意が反トラスト法違反の捜査を誘発する可能性があることに気がついていた・・・いかなる反トラスト法違反の動きへ対応する場合でも、互いに協力して支援し・・・この密約に関する政府からのいかなる連絡に関しても、迅速かつ完全に互いに通知すること(に両社は合意していた)。

 

この密約の中には、「反トラスト」という単語が20回以上、登場するとRTは指摘している。

 

両社とも、違法行為は行っていないと容疑を否定しており、フェースブックは同社に対してかけられた容疑は「根拠がない」と語っている。グーグルは、この容疑を「非常にありふれたもの」であり「不正確」と一蹴している。

 

この密約に関するその他の詳細情報については、進行中の訴状から削除されている。特に注目すべき点は、2社の間でこの密約に関して具体的にいくらの金銭が交わされたかという情報が訴状には含まれていないということだ。ある時点で、フェースブックは、グーグルと直接競争することと比べれば、この密約が「比較的安い」とコメントしていたと報じられている。

 

「密約を締結してから4年目には、このSNS企業(フェースブック)は、グーグルが運営する広告オークションに、年間5億ドルを費やしていた」と、ウォール・ストリートジャーナル(WSJ)紙を引用してRTは報じている。

 

アメリカ司法省といくつかの州が、今年10月、グーグルに対して起こした反トラスト法訴訟に加わる格好で、12月16日(水曜)、テキサス州のケン・パクストン司法長官は、「反トラスト法に違反してデジタル広告市場を操作している」としてグーグルを訴えると発表している

 

WSJ紙は、「(グーグルは)同社の利益の多くを広告収入に依存している」と指摘し、同社の前四半期のデジタル広告からの売り上げが371億ドルであったと報じている

 

テキサス州のケン・パクストン司法長官は、先週、以下のメッセージを投稿している:

【訳】速報:テキサス州は、ふたたび先導する!本日、我々は反競争的行為でグーグルに対して訴訟を起こす。

 

このインターネットの巨人は、その権力を使って市場を操作し、競争を破壊し、そしてあなた方、消費者に損害を与えている。続報をお待ちください・・・

 

 

BonaFidrをフォロー

執筆者

コメントを残す

error: コンテンツは保護されています。