トランプ大統領は1月20日に「秩序ある政権移譲」を約束——上下院合同会議でバイデン勝利が選出証明されたことを受けて声明を発表
1月6日(水曜)に、アメリカ国会議事堂が急襲され侵入者を許したという出来事は、アメリカ人にとって1812年の米英戦争以来の歴史的事件となった。
国会議事堂警察が、侵入者たちと自撮り写真を撮影したり、そもそも警察官がバリケードを取り除き彼らを招き入れている動画が撮影されているなど、この混乱は一部仕組まれたものであったとの疑惑が浮上している。
国会議事堂警察が、「侵入者」とセルフィー写真を撮る動画
https://www.youtube.com/watch?v=0FdQfbWKB-Y
警察官がバリケードを取り除きデモ参加者たちを招き入れている動画
https://twitter.com/midlifewomanon1/status/1346938214867738625?s=20
しかし、この混乱で4人が死亡するという悲劇を招いた。(1人の女性は国会議事堂警察官により中で首を撃たれたことが原因で死亡。そして他の3人は、具体的には明かされていない「健康にかかわる緊急事態」の最中に死亡したとメディアは報じている。)
そしてこうした混沌とした事態が発生したことにより、接戦州から送られてきた選挙人票に異議を唱えるつもりであった連邦議員たちの約半数が、その意思を撤回してしまうという結果を招いた。
この日に起こった混乱を理由に挙げて、共和党議員たちの多くが、彼らが唱えていた異議を取り下げた。これにより、不正選挙によって選ばれた選挙人票も集計に加えることを許し、ジョー・バイデンの当選を連邦議会が認証した。
そしてツイッターアカウントが一時凍結されているトランプ大統領に代わって、広報担当のダン・スカビーノ氏が自身のツイッターにトランプ大統領の声明を投稿している:
…fight to ensure that only legal votes were counted. While this represents the end of the greatest first term in presidential history, it’s only the beginning of our fight to Make America Great Again!”
— Dan Scavino Jr.🇺🇸🦅 (@DanScavino) January 7, 2021
【訳】選挙人証明に関するドナルド・J・トランプからの声明
「今回の選挙結果について私は完全に反対しており、また事実は私が正しいことを証明しているが、しかしながら、1月20日には秩序ある政権移譲が行われるだろう。我々は、合法的な票だけを集計することを確実にするために我々の戦いを続けると、私は常に言ってきた。このことは、大統領史において最も偉大な第1期目が終了することを意味するが、これはMake America Great Again!のための我々の戦いの始まりにしか過ぎない」。
この日、抗議のために辞任したトランプ政権スタッフが複数人いたが、その中には、チャイナに対するタカ派として知られるマット・ポッティンジャー国家安全保障担当補佐官代理も含まれていると報じられている。
ブルームバーグ通信のホワイトハウス担当シニア・レポーター、ジェニファー・ジェイコブス氏が次のように投稿している:
BREAKING: Deputy nat sec adviser Matt Pottinger resigned Wednesday afternoon. Pottinger among WH officials dismayed by protesters' attack and Trump's role in inciting violence. Pottinger had intended to resign election day, regardless of outcome, but stayed at O'Brien's request.
— Jennifer Jacobs (@JenniferJJacobs) January 7, 2021
【訳】速報:マット・ポッティンジャー国家安全保障担当補佐官代理は、水曜午後、辞任した。ポッティンジャーを含むホワイトハウスの職員たちは、抗議デモ参加者たちの攻撃と、暴力を煽り立てたトランプの役割に幻滅した(*)。ポッティンジャーは、結果に関係なく、選挙日当日に辞任する意向であったが、オブライエン氏の要請を受けてとどまっていた。
(*トランプ大統領は、この日投稿したツイートや動画メッセージの中で、平和を保つことを訴え、また混乱が発生してからは自宅に戻るよう呼びかけていた。しかしツイッター、フェースブック、ユーチューブ、スナップチャットなど大手SNS企業は、そのような暴動を収めようとするメッセージを削除し検閲している。)
ポッティンジャー氏は、最近、英国の国会議員たちと行なったズーム会議で、「この研究所(武漢ウイルス研究所)が、最も信憑性の高いこのウイルスの発生源である可能性を示す証拠が相次いでいる」と語ったと報じられていた。ポッティンジャー氏は、この病原体が、「漏洩もしくは事故」により逃げ出した可能性があると語ったとされる。また、このデイリーメール紙の記事では、「チャイナの指導層ですら、彼らが当初主張していたこと、つまりこのウイルスは武漢海鮮市場が起源であるという主張は誤りであることを公に認めている」とも記している。さらに、この会議に参加した英国トーリー党の元党首であるダンカン・スミス氏は、「米国は、現在、この研究所(武漢ウイルス研究所)の元科学者である1人の人物をアメリカ国内で保護していると聞かされた」と語っている。
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