左派テレビ局MSNBCのテロ分析コメンテーターが、バイデン政権の関係者は隠れトランプ支持者のシークレットサービスに暗殺される可能性を示唆
CNNよりも左寄り、つまり全米で最も極左のケーブル・テレビ局とされるMSNBC(NBC系列)で、1月9日(土曜)、司会者のティファニー・クロス氏は、ワシントンポストの記事を引用して、QAnonの信奉者や、トランプ大統領が掲げるMAGA(Make America Great Again)の支持者が、大統領を警護するシークレットサービスに「侵入している」懸念があると語った。
これに対して、MSNBCのテロ分析コメンテーターであるマルコム・ナンス氏が次のように受け答えしている:
対テロ専門家として私が心配するのは、彼らがインディラ・ガンディーのような状況を得てしまうことです。彼女のボディーガードの一人が、彼女を暗殺しました。ラジブ・ガンディーの場合、ゲストの一人、ボディーガードの一人が、彼の隣に自爆用の爆弾を持った女性が近づくのを許可し、彼を爆死させました。どんなに警護しても無駄になる、そうでしょう?
この会話の中で、ナンス氏は、元シークレットサービス職員で、現在はネット番組「ボンジーノ・レポート」で保守系コメンテーターとして人気のダン・ボンジーノ氏を「最高ランクの暴徒」とレッテル貼りしている。
MSNBCは、バイデン政権の関係者が、暴走したシークレットサービス職員によって暗殺される可能性があるという「専門家」による懸念を放送している。
しかし、左翼はこれまでの行動パターンから、自分たちが企てている計画や自らの罪を、逆に敵対相手になすりつけ、濡れ衣を着せる手段をよく使うことが判明している。心理学用語では、これを「プロジェクション(自己投影)」と呼ぶことは、FOXニュースのカール・タッカー氏も指摘している。「ウクライナやロシアとの汚職」があったのはトランプ大統領ではなくバイデン一家であったことや、スパイの浸透工作を受けていたのはトランプ大統領ではなく、大統領をロシアゲート疑惑で最も厳しく糾弾していた一人である民主党のスウォールウェル下院議員本人であったというのがその典型例だ。
つまり、トランプ支持者がシークレットサービス職員として「侵入」し、バイデン政権のメンバーを暗殺するかもしれないという彼らの「懸念」は、また彼らの「自己投影」なのかもしれない。
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