【イタリア・ゲートPart 1】イタリア連立政権が崩壊の危機——アメリカ大統領選挙の不正に関与したことの報復がついにイタリア政界に及ぶ?
イタリア連立政権が崩壊の危機に直面している。このニュースを受けてイタリア国債の利回りは急騰。ブルームバーグ通信は、「まだこのこと(連立政権崩壊の危機)は完全に価格に折り込まれていない」と分析している。
日本語のメディアもこのニュースを報じている:
【ブルームバーグ通信(1月14日)】イタリア連立政権、少数政党の閣僚が離脱-コロナ禍に政治危機加わる
【ロイター通信(ローマ 1月13日)】イタリアのレンツィ元首相が連立離脱、政局一段と不透明に
イタリアのレンツィ元首相が13日、連立政権からの離脱を表明した。自身が党首を務める「イタリア・ビバ」出身の閣僚らが辞任したことを受けて、政局は不透明感が一段と高まった。
レンツィ氏はこれまで、欧州連合(EU)の資金を活用した新型コロナウイルス禍からの復興計画を巡って不満を示していた。
(中略)
左派の「五つ星運動」や民主党など連立与党は今後、イタリア・ビバとの新たな連立協定締結を探る可能性もある。ただ、ある関係筋は、コンテ首相が再びレンツィ氏と組むことはないと明言した。ーロイター通信
大手メディアは、「新型コロナウイルス禍からの復興計画を巡って」と報じているが、リン・ウッド弁護士はこのニュースを引用して次のように投稿している:
【訳】全ての嘘が明らかにされた。
(添付ツイート)速報:レンツィ元首相の政党「イタリア・ビバ」出身の2人の大臣が辞任。イタリア政府は正式に危機的モードに突入。
BREAKING: Two ministers from former Italian PM #Renzi's party #ItaliaViva resigns. #Italy's government officially enter into crisis mode.
— Insider Paper (@TheInsiderPaper) January 13, 2021
リン・ウッド弁護士が言う「全ての嘘」とは何か?リン・ウッド弁護士は、政治家など権力者たちの不正について過激な裏情報を投稿することで知られており、パーラーを追い出される直前には、「この先10日〜14日間で政府関係者や富裕層の多くが逮捕されるだろう」とコメントしていた。
2020年の米国大統領選挙にイタリア政府が介入していたという「イタリア・ゲート疑惑」と、今回報じられたイタリア連立政権の崩壊の危機が関係しているのだろうか?
この疑問への回答となる可能性がある記事を以下に紹介する。
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イタリア・ゲート:イタリア政府はトランプに対するアメリカの不正選挙に直接関与しているのか?
セサーレ・サケッティ筆|2020年12月29日|La cruna dell’ago掲載
明らかに、アメリカの選挙に対する国際的なハッキング工作で主要な役割を果たした国はスイスだけではない。
本サイトで最近発表した記事の中で、スイス系アメリカ人の文筆家、兼、調査員のニール・スッツは、いかにスイスという国がトランプに対する国際的クーデターにおける必須の役割を果たしたかについて説明した。
スイスは、最近、サイトル(Scytle)社 の独占権を購入した。同社は、ドミニオン投票システムズ社とつながりがある。いくつかの統計学者による分析によると、ドミニオン社(の投票機械や票集計機)は、トランプからバイデンに数十万票を付け替えた。
スイスは、サイトル社(のソフトウェア)の構造的欠陥について完璧に把握していたが、スイスはこのソフトウェアの技術的な誤作動についてトランプ政権に警告することを怠った。
しかし、この話の中でスイスよりも重大な役割を果たした別の国がある。それはイタリアだ。
このことについて、CIAの元職員であり1つのCIA支局で支局長を勤めたブラッドリー・ジョンソンが、この不正の策略について、興味深くかつ驚くべき視点を提供している。
このハッキング・スキームについて説明するブラッドリー・ジョンソン氏
同じ動画
ジョンソンによると、基本的にイタリアは米国選挙における票の不正操作に直接関与した。
諜報分析官であるジョンソンは、ドイツ・フランクフルトのCIA支局でホスティングされていたドミニオン社のサーバを回収するために、米国の特殊部隊が奇襲したことに関する話を、部分的に認めている。
この話が事実であることを他の情報源たちも確認している。明らかに、この奇襲作戦ではサーバを回収することに成功した。このサーバは、不正選挙の否定できない証拠の一部となっている。
トーマス・マキナニー中将は、この奇襲を行なった際、この支局を防衛するためにアフガニスタンから召集されたCIAの民兵組織と、米国の特殊部隊群との間で激しい戦闘が発生したと語っている。
この激しい戦闘で、5名の米軍メンバーが死亡した。
ジョンソンは、これよりもさらに衝撃的な視点を提供している。元CIA職員であるジョンソンは、この作戦を否定するどころか、ハッキングされた(投票)データがフランクフルトから、ローマのベネト通りにある米国大使館に転送されたと語っている。
ジョンソンによると、フランクフルトのサーバは、このハッキングの一部のトラックしかホスティングしておらず、この攻撃の本当の主役はローマであるという。
選挙日当日、米国の選挙史において過去発生したことがないことが起きた。
真夜中に突然、主要な州で票の集計作業が同時に中断された。この時、イタリアはすでに朝だった。
このハッキング工作は順調に進められていたが、犯人たちは何かがおかしいことに気がついた。
「トランプは記録的な票数を獲得していた」とジョンソンは語り、トランプからバイデンに票を付け替えるだけでは、民主党の候補者バイデンに確実に「勝利」をもたらすには十分ではないことに気がついた。
ローマにある米国大使館がこのハッキング攻撃に関与した疑惑
この時点で、ローマは(投票)データをフランクフルトから受け取り、活動のメインに踊り出た。しかし最終的な結果をバイデン有利なものに変更するには、アルゴリズムに新たに手を加える必要があった。
そのため、このハッキング攻撃を再調整する工作がベネト通り(つまりローマにある米国大使館)で行われたとされる。もしこれが事実であると確認されれば、ローマにある米国大使館が、自国の大統領を転覆させる試みに直接関与したことになる。
このシナリオでは、米国政府に浸透した反政府的な権力、つまりディープステートが、自分たちの最高司令官に対してクーデターを計画したことになる。
この時、イタリアに駐在していた米国大使はルイス・アイゼンバーグだった。元ゴールドマンサックスの幹部であり、最初のトランプ選挙陣営に貢献した人物。しかし彼は同時にネオコンのシオニスト・ロビー団体にも近く、彼らは中東から米軍を引き上げる計画を進めているトランプ大統領を目の敵にしている。
選挙日当日夜、ローマにある米国大使館には米国の国務省から男が1人来ていたとジョンソンは語っている。
元CIA職員であるジョンソンは、この動画の中でこの男性の写真を見せている。この写真は、このオフィス(米国大使館)に焦点を絞って監視活動を実施していたイタリア政府当局によって明らかに撮影されたものである(以下の写真)。
(Photo via Brad Johnson)
この職員が、ハッキング攻撃を連携する活動に直接関与していたとされる。
この不正におけるレオナルド社とイタリア政府の果たした役割
そしてジョンソンは、さらに衝撃的なこことを暴露する。
この工作活動に重要な役割を果たした別の役者が存在し、それはイタリア政府のレオナルド社であるということだ。この会社は宇宙軍事セクターのリーディング・カンパニーである。
ハッカーたちが、さらに多くの票をトランプからバイデンに付け替えるための新たなアルゴリズムを構築すると、彼らは「レオナルド社が運営するイタリアの軍事衛星にこれらの新たな数字(票数)を送信した」とジョンソンは語っている。
これが行われた後、新たに操作されたデータが米国にあるドミニオン社の投票機械に返信された。
もしこの話が正しければ、イタリア政府はこの攻撃に直接関与していることになる。
レオナルド社の最大株主はイタリア政府である。イタリアの経済開発省が同社の30%(の株式)を保有している。
レオナルド社のアレッサンドロ・プロフーモCEOは、2017年にイタリアのジェンティローニ元首相に任命された。後述するように、彼もまたスパイゲート事件に関与している。そしてプロフーモCEOは、コンテ首相の現政権によって2020年に(続投が)承認された。
プロフーモ氏は、最近、イタリアの裁判所において不正を犯した罪で有罪判決を受け、6年の禁固刑が言い渡されている。
このように、コンテ政権は、このハッキング工作において決定的な役割を果たしたとされる。なぜなら、米国の主権に対する直接的な攻撃を実行するために、イタリア政府がレオナルド社の(衛星)技術を利用したとされるからだ。
これに関して、最初にジョー・バイデンに祝辞を伝えた国際的な首脳たちの中に、コンテ政権が含まれているということを言及しておくことは重要だ。当時、まだ同氏による公式な勝利が確認されていなかったにもかかわらず。
2018年の大統領令に直接違反したイタリア
もしジョンソン氏の発言が真実であるならば、イタリアは、トランプ大統領が署名した2018年の大統領令に直接違反していることになる。これは外国からの選挙介入に対するものである。
トランプ大統領は、外国およびアメリカ国内の勢力たちが、今回の選挙に介入しようとしていることについて、準備していなかったわけではない。
(中略)
この大統領令は、介入に関与した外国および国内の勢力に対して制裁を加えることを明らかに想定している。もしジョンソン氏の話が正確であるならば、米国の主権に対して直接攻撃を仕掛けたことにより、イタリアはこの大統領令に直接違反したことになる。
もしこうした衝撃的な容疑が確認されれば、イタリアと米国との間で未曾有の外交危機の蓋が開くことになる。
米国政府は、この介入に対してイタリアに重い制裁を加える可能性がある。
イタリアのディープ・ステートがトランプに対して永続的なクーデターを計画中
イタリアのディープ・ステートが、トランプに対する選挙詐欺という犯罪を解決するための鍵となる要素である可能性が出てきたことが判明している。しかし、トランプ大統領に対する最初の国際的な妨害工作であるスパイゲート事件を解決することもまた必須である。
スパイゲート事件とは、2016年にトランプを標的にして実施された違法な盗聴工作である。そしてイタリアがこれに重要な役割を果たした。なぜなら、レンツィ政権およびジェンティローニ政権の下でイタリアの諜報機関が、トランプを「ロシアのスパイ」としてでっち上げるために、米国の諜報機関を支援していた可能性があるからだ。
つまり、トランプに対する最初の妨害工作と2回目の妨害工作は、赤い糸でつながっている。そしてこの赤い糸は、イタリアであり、そしてイタリア政府組織の中枢に浸透した反体制組織である。
イタリアでは、このスパイゲート事件の隠蔽が行われた。なぜなら、いわゆる「野党」と呼ばれる側ですら、明らかにこの事件に光を当てる関心がないためである。
イタリアのポピュリスト政党「同盟(The League)」の上院議員であり、Copasir(イタリアの諜報機関を統括する組織)のトップを務めるラファエレ・ボルピは、スパイゲート事件はメディアによって誇張された話であると発言している。それとは対照的に、トランプ政権はこれがクーデターの試みであると断定している。
明らかに、イタリアの第1野党の「同盟(The League)」は、スパイゲート事件について議論することに興味がない。それはおそらく、「同盟(The League)」の書記長であるサルビーニが、このスキャンダルにおいて主要な役割を果たしている人物と言われる1人のレンツィ元首相とかなり近い人間であるためかもしれない。
レンツィもサルビーニも共に、マリオ・ドラギを次のイタリア首相にするための道を開くことに関してある種の同盟関係を構築していることは興味深い。そして(欧州中央銀行の総裁を務めた)ドラギは、グローバリストたちによって「グレート・リセット」の引き金を引き、イタリアにとどめの一撃を与えるために送り込まれることになる男である。
イタリアのディープ・ステートとは、この国の最上位の権力に就いている人間たちが与党と野党とに深く絡み合っている沼のことである。
このイタリア政府の内部にいる反体制勢力が、トランプに対する永続的なクーデターを実行していた。
イタリアのメディアは、こうした勢力を暴くことに興味がない。なぜなら、彼らもまたこうした勢力とつながっているからだ。
そのため、トランプに対する国際的クーデターという物語において、不穏な新たな章が始まる。
この新章では、米国の選挙不正の道が、本当に「全ての道はローマに通ず」ことを明らかにしているようだ。
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