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米国防総省の報道官、海兵隊、司令部軍曹が次々とFOXニュースのタッカー・カールソン司会者を攻撃——左翼思想に偏った「意識高い系」軍人が多数いることが露呈

米国防総省の報道官、海兵隊、司令部軍曹が次々とFOXニュースのタッカー・カールソン司会者を攻撃——左翼思想に染まった「意識高い系」軍人が多数いることが露呈

米軍が導入した妊婦用の航空服を紹介するタッカー・カールソン氏(Screenshot via Fox News)

国際女性デー(3月8日)に合わせて、ジョー・バイデンは米軍の司令官(4つ星将軍)に2人の女性を指名した。この2日後となる3月10日(水曜)、FOXニュースのタッカー・カールソン氏は、米軍が国防よりも社会正義の問題に力点をシフトしていると批判するコメントを放送した。

 

この番組の中で、カールソン氏は米軍が妊婦用の航空服まで用意していることを写真付きで紹介し、次のように語った:

現在、米軍兵士たちは新たなヘアスタイルに変更し、妊婦用の航空服もある。妊娠した女性が、私たちの戦争を戦う予定だ。・・・これは米軍を馬鹿にしている。

 

そしてカールソン氏は、米軍と比べて、チャイナの人民解放軍が「ますます男性的な勇ましさを強めている」と指摘した。

 

この時の番組動画:

【訳】タッカー・カールソンは、妊娠した女性は戦争で戦うべきではないと言ったことで、

 

性差別主義者と非難されている。

 

タッカー・カールソン氏のこのコメントが放送されると、数人の「意識高い系」軍人がカールソン氏を批判するSNSへの投稿を行い、さらにそれを援護するように「II 海兵隊遠征部隊情報班」の公式ツイッターアカウントが加わった。同公式アカウントは、カールソン氏のツイッター・アカウント(@TuckerCarlson)を添えて、男性兵士を肩に担ぐ女性兵士の写真を投稿した(現在、この投稿は削除されている。以下は削除される前の画像):

 

【訳】現在の部隊はこんな感じ。@TuckerCarlson

 

左遷(Left)される前に考え方を正せ(Right)、ベビーブーマー世代。(注:左派=Leftと右派=Rightという二重の意味を掛けている。)

 

#女性 #我々は海兵隊員 #タッカー・カールソン #FOXニュース #海兵隊 #兵役中 #米国海兵隊女性

 

この投稿を行ったことに対して、アメリカ海兵隊は、国を守る軍人としてではなく、「社会正義の戦士」として政治的なアジェンダを推進するために公式ツイッターアカウントを利用したとして非難された。すると彼らは、「我々は人間であり今回は過ちを犯した」と、行きすぎた内容を投稿したことを認めている。

【訳】(引用されたJohn Cardilloの投稿)

米国防総省・海兵隊の公式アカウントが、1人のアメリカ国民(タッカー・カールソン)を名指しして脅迫している。

 

国防長官は、数百万ドルもの国防関連株を現金化することに忙しすぎて、自らの仕事をする時間もないようだ。

 

(II 海兵隊遠征部隊情報班の返信投稿)

我々は人間であり今回は過ちを犯した。我々の女性海兵隊員や軍服を着て奉仕する姉妹たちを支援することを意図したツイートは、明らかに我々の標準的習慣には合致しなかったし、海兵隊を適切に代表するものではなかった。我々は今後、行動を改善し、人民たちに奉仕する。

 

トランプ政権や様々な政府機関で弁護士を務めたアンドルー・クロスター氏は次の投稿を行っている:

【訳】(引用されたアンドルー・クロスター氏の投稿)

納税者の資金がこのように浪費されることが今後二度とないようにするために、どのようなプロトコルの変更が発表される予定か?

 

もしかしたら、国防総省の監察長官が何かアクション・アイテム(要処置事項)を提案できるかもしれない。

 

(II 海兵隊遠征部隊情報班の返信投稿)

我々は、自らのブランドから逸脱してしまったことを自覚している。我々の標準的習慣を直ちに回復し、今後は過ちを正していくことを期待して頂きたい。

 

しかし、タッカー・カールソン氏を「口撃」したのは海兵隊だけではなかった。国防総省のジョン・カービー報道官は、「トークショーの司会者などから人事に関するアドバイスなど受けない」と語っている。

【訳】軍に奉仕する妊娠した女性たちの品位を傷つける発言を水曜に行ったカールソンを、国防総省報道官のジョン・カービーがこのようにはねつけた:「私たちが絶対にしないことは、トークショーの司会者から人事に関するアドバイスを受けることだ」。

 

国防総省からの批判に対して、カールソン氏は次のように自身の番組内で反論している:

【訳】国防総省が彼の番組に対して行った批判に対して、タッカー・カールソンが返事をする箇所の全編:

 

「もし国防総省が妊娠したパイロットたちが他の誰よりも優れたベストな人員であることを示すことができるなら、我々は誰よりも最初に、妊娠した人たちだけで結成された空軍部隊を要求する」。

 

「米軍は、社会的公平さを達成するための手段ではない」。

 

国と国民を守るという自らの使命を忘れ、1人の国民へ「口撃」を行うという一線を超えてしまった「意識高い系」軍人たちに対しては、各方面から厳しい声が寄せられている。

【訳】これは、「どうかタッカー・カールソンではなくチャイナに注力してください」とお願いした1人のアメリカ人に対して、軍の公式アカウントが発言したこと。自らの政党内の一派としてあからさまに軍を政治利用しようとする民主党の始まり。恥ずべきこと。

 

【訳】速報:アメリカ陸軍の当局者が、憲法修正第1条(言論の自由)の権利を行使するアメリカのマスコミの一員に対して暴力で脅している。

 

(引用された司令部軍曹ベン・レモン氏の投稿)国防総省は、(タッカー・カールソンへの)「攻撃」など行っていない。我々は、あなたの意見に完全に反対する!もし国防総省が本当に攻撃したのなら、(あまりの物理的・肉体的被害に)本人はそれに気が付くはずだ——これは軍事用語。

 

トランプ政権のホワイトハウスで首席補佐官代理を務め、SNS担当部長でもあったダン・スカビーノ氏は、海兵隊を次のように一喝している:

【訳】我々の敵は、諸君たち(II 海兵隊遠征部隊情報班)のまさに今現在の一挙手一投足を監視している。そして彼らは、1人の民間人を標的にして嫌がらせをしているこの米軍の公式アカウント、それを操作している馬鹿者たちのことを大笑いしているところだ。次に何をするつもりだ?ドローン攻撃か?いい加減にしろ——これは恥さらしだ!

 

テッド・クルーズ上院議員(テキサス州選出・共和党)もコメントを寄せている:

【訳】(引用されたテッド・クルーズ議員の投稿)バイデンの下、軍は、彼らの政策決定を批判するタッカー・カールソンや他の民間人たちを黙らすために政治的な攻撃を始めている。

 

制服を着た軍人たちが、このキャンペーンに利用されている。

 

これを止めさせるために、私はアメリカ海兵隊の司令官に面会を要求した。

 

(ジャック・ポソビエック記者のツイート)上院議員、ありがとう。軍は政治的判断に対する一切の権限を持っていない。よってこの国権を侵害するいかなる軍関係者は、早急に懲戒処分を受けなければいけない。

 

習近平の高笑いが聞こえてくるかのようだ。

 

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