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台湾領空に過去最大のチャイナ空軍25機が侵入【4月12日(月曜)】

台湾領空に過去最大のチャイナ空軍25機が侵入【4月12日(月曜)】

台湾国防部が公表したチャイナ空軍機による領空侵入のマップ(Photo via Ministry of National Defense, R.O.C.)

台湾国防部は、4月12日(月曜)チャイナ空軍機25機が領空に侵入したと発表した。これら空軍機には、4機の長距離爆撃機を護衛する18機の戦闘機が含まれている。

 

これは、台湾がデータの記録と公開を開始して以来、過去最大のチャイナ機の領空侵入であり、先月20機のチャイナ航空機が侵入したケースに続くもの。

 

【訳】人民解放軍の航空機25機(Y-8 ASW*2, KJ-500 AEW&C, J-10*4, J-16*14 and H-6K*4)が2021年4月12日に台湾の南西部の防空識別圏に侵入。更なる情報については我々の公式ウェブサイトを確認してください:https://www.mnd.gov.tw/

 

このようなチャイナによる挑発的な行動に対して、台湾は自国のジェット機をスクランブル発進させると同時に、無線で警告を発している。さらに台湾軍は、「防空ミサイルシステムを配備して活動を監視している」と述べている。

 

チャイナによってほぼ毎日のように行われるようになったこのような飛行活動は、民主主義国家である台湾の「分離独立派」と、その後ろ盾である超大国アメリカに政治的メッセージを送ることを意味していると広く認識されている。

 

月曜に人民解放軍によって行われた過去最大規模の領空侵入は、バイデン政権のアントニー・ブリンケン国務長官が台湾問題でチャイナ政府を批判した翌日に行われた。ブリンケン国務長官は、日曜、軍事力によって西太平洋の現状を変えようとすることは「重大な過ち」であると警告していた。これこそまさにチャイナ政府が最近反論していることであり、「一つの中国」政策という約束を放棄しているのは米国政府のほうだとチャイナ政府は主張している。

 

ブリンケン国務長官は、4月11日(日曜)に出演したNBCの政治討論番組“Meet the Press”に出演した際、次のように語っていた

現在、私たちが目にし、そして現実のこととして私たちが懸念しているのは、北京にある政府による台湾への攻撃的な行動が増え、海峡の緊張が高まっているということです。

 

ブリンケン国務長官が、「チャイナ政府(the Chinese Government)」ではなく「北京にある政府(the government in Beijing)」という表現を使っていることも意味深である。

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