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カリフォルニア州ニューソム知事のリコール選挙が決定——先週金曜には同知事が暴漢に襲われる事件も発生

ニューソム知事(Photo credit: Gage Skidmore)

カリフォルニア州のガビン・ニューソム知事は今年末にリコール選挙に直面することが決まった。同州の州務長官が米国時間の6月23日(水曜)、それを確実にする発表を行った

 

ブルームバーグ通信によると、これまでカリフォルニア州では55回、州知事のリコールを求める試みが行われ、そのうちリコール選挙にまでこぎ着けたのは今回で2回目

 

州内の有権者たちによってリコール選挙を求める署名活動が行われ、すでにリコール選挙請求は成立したと今年4月に報じられていた


しかし州法により、4月26日〜6月8日まで30日間、リコール請願に署名をした有権者たちに署名を撤回するチャンスが与えられていた。

 

そしてこの期間に署名を撤回したのはわずか43人であり、最終的に171万9900の署名が証明されたと州務長官が6月23日に発表した。リコール選挙を行うには149万5709人の署名が必要だった。

 

昨年11月、ニューソム知事は、全州でコロナ感染者が急増しロックダウンを発令したにもかかわらず、自らはワインの名産地ナパ郡で、ミシュラン星を獲得しているフレンチ・レストランFrench Laundryで会食を開いている場面を撮影した画像が流出し、大きな批判を浴びていた。ニューヨークタイムズ紙は、この時の会食の画像が流出してから、ニューソム知事のリコールを求める署名が急速に集まったと報じている

 

しかしナンシー・ペロシ下院議長の元義理の息子にあたるニューソム知事への不信感が高まっている原因は、その流出画像だけではない。ニューソム知事は、コロナ・パンデミック発生当初、税金を使ってチャイナにマスクや防護用品を大量に注文しており、その税金の一部が自らの個人口座や、知人やビジネス・パートナーの口座にキックバック送金されていると報じられている

 

一方、トランプ政権の元国家情報長官代行でカリフォルニア州民のリチャード・グレネル氏は、今年4月、次のように語っていた

もしリコールが行われることが正式に決まれば、ニューソムは辞任するだろう。副知事が知事に就任する。そうなれば、リコールは行われない。・・・

 

ダイアン・ファインスタイン(カリフォルニア州上院議員)がまもなく引退する可能性がある。これは新しいゴシップ情報だ。もし彼女が引退すれば、ガビン・ニューソムは上院議員(の後任者)を任命しなければいけなくなる。彼が誰を任命しようと検討していると思う?彼自身だ。そうなれば、彼は米国連邦議会の上院議員になる。そして彼に対するリコールは立ち消えになる。

 

果たして、ニューソム知事は辞任し、自らを上院議員に任命するだろうか?

 

* * *

 

最近、ニューソム知事には悪いニュースが続いている。先週6月18日(金曜)、カリフォルニア州オークランドにあるピザ屋を訪問していたニューソム知事は、暴漢に襲われるという事件が発生していた。

 

州知事の警護を支援しているカリフォルニア・ハイウェイ・パトロール(CHP)警察は報道機関に次のように語っている:

今朝、知事は攻撃的な人物に声をかけられました。知事の警備隊員が知事をその場から救い出し、この人物はCHP警察官たちによって逮捕されました。

 

この暴漢が逮捕される様子を報じる地元テレビ局の動画:

 

 

 

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