マイク・ポンペオ元CIA長官が「謝罪しない」とコメント——ジュリアン・アサンジ氏の誘拐と暗殺を計画していたとの暴露報道について
元国務長官であり元CIA長官でもあるマイク・ポンペオ氏は、トランプ政権によるウィキリークス創設者ジュリアン・アサンジ氏の誘拐・殺害計画の詳細を暴露した最近の英Yahoo!ニュースの報道に対し、「機密情報」を保護するために自らが所属していた政府機関が計画したどのような措置についても「謝罪はしない」と回答した。
ポンペオ氏は、英Yahoo!ニュースの調査報道を受けて、初めて公の場で以下のコメントを発表した:
我々および当該政権(トランプ政権)は、この重要な機密情報を、ロシアのサイバー攻撃からであれ、チャイナ軍からであれ、我々からこの情報を奪おうとする者から我々は確実に守ることができるよう真摯に取り組んでいたという事実について、私は謝罪はしない。
さらにポンペオ氏は、Yahoo!ニュースの「情報源は、我々が何をしているのかを知らなかった」と述べ、記事中の主要な暴露部分を不正確または虚偽であると匂わせることで暴露報道の被害を最小限に抑えようと試みている。
これまでのところ、報道に対する政府の対応は「ノーコメント」の一点張りであり、ポンペオ氏以外のトランプ政権の元幹部たちもほとんど口をつぐんでいる。
Yahoo!ニュースは追加報道の中で次のように伝えている:
ポンペオ氏は、Yahoo!ニュースによる複数回の取材依頼と、記事掲載前の2ヶ月間に送った詳細なコメント依頼には応じなかった。
しかし、彼が「謝罪しない」という声明を発表したことは、Yahoo!ニュースの報道内容の多くが実際に正しいということを認めるも同然となったかもしれない。ポンペオ氏はまた、報道の中で重要な情報をリークした情報漏洩者(トランプ政権時代の多くの諜報機関当局者が情報を漏らした)を起訴するよう求めている。
【訳】「我々は嘘をつき、騙し、盗んだ」マイク・ポンペオは、アサンジとその関係者をスパイし、脅迫し、暗殺することを検討する作戦を監督したことに異議を唱えていない。その代わりに、自分の役割を証言した政府関係者の情報源を起訴することを求めている。
この暴露報道が行われた翌日となる9月28日(火曜)、ホワイトハウスのジェン・サキ報道官もまた、アサンジ氏がロンドンのエクアドル大使館に数年間滞在していた間、米国の諜報機関がアサンジ氏を殺害または誘拐しようとしたことについて質問された。しかし、ジェン・サキ報道官は、その質問は司法省とCIAに行うようにと返答しただけで、ホワイトハウスによる公式コメントを発表することを拒否している。
ロン・ポール元議員が自身のネット番組の中で、ポンペオ氏が「謝罪しない」と発言したことについて解説している:
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