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米国の2021年8月までの全死因死亡率は前年より高く、2018年より14%も高い【超過死亡に関する各国の比較調査】——米国の2021年8月までの全死因死亡率は前年より高く、2018年より14%も高い

Image via Flickr

米CDCが発表しているデータを元に、人口増加を調整した全死因死亡率の統計値によると、2021年1月~2021年8月の間に死亡した米国人の数は、コロナパンデミック前の近年で全死因死亡率が最も高かった2018年より14%も高く、2015年~2019年(各8月まで)の平均死亡率より16%も高くなっている。

 

セントラル・アーカンソー大学経済学部のジェレミー・ホーペダール助教授がこの統計データを投稿している:

【訳】近年の米国における全死因死亡率の推移

 

2021年は8月まででまだ不完全だが、2020年8月まで(の死亡率)をわずかに上回り、コロナ前の最も高い年(2018年)よりも16%高く、2015~2019年の平均より18%高い

 

【訳】これらのデータは人口調整されていないが、最近の人口増加率は年率0.6%程度

 

2015年~2019年の出典: https://data.cdc.gov/2014-201/bxq8-mugm

 

2020年~2021年の出典: https://data.cdc.gov/r8kw-7aab

 

+++

 

以下は、これに対して人口調整を試みたもの。

 

2021年の粗死亡率は、2015年~2019年の8月までの平均値を16%上回り、コロナ前の最高値(2018年)を14%上回っている

 

当然、疑問となるのは、2020年12月から新型コロナワクチンの接種が開始されたにもかかわらず、なぜ2021年(1月~8月)に前年同期比より多くの人が亡くなったのか?ということだ。

 

大規模なワクチン接種を行ったにもかかわらず、新型コロナの感染症そのものが死亡者数を増加させたのか?それとも、新型コロナワクチンが死亡者数を増加させているのだろうか?

 

ワクチン接種を起因とする死亡率

統計学が専門のマシュー・クロフォード氏は、コロナワクチンを接種開始する前後における死亡率を調べている(パート1 & パート2)。パート1では、ヨーロッパでワクチン接種が始まった最初の30日間で、コロナワクチン接種による死亡者数は100万回の投与あたり1,018人と推定されることを明らかにしている。(ただし、これは『投与回数』ごとの死亡者数であって、『接種者数』ごとではないことに注意する必要がある。)

 

COVID-19感染症による死亡と分類された死亡者数を調整すると、100万回のワクチン投与ごとに200~500人の死亡が発生すると推定されている。これまでに世界中で40億回分のワクチン投与が行われているということから、いわゆる「新型コロナによる死亡」と言われるうちの80万~200万人は、実際には新型コロナワクチンを接種したことによる死亡である可能性があることを意味する。

 

クロフォード氏は次のように説明している:

これには、新型コロナ感染者として記録されておらず、尚且つワクチン接種を起因とする死亡者は含まれていない。ただし、その数は(80万~200万よりかは)少ないだろうと私は思っている。というのも、ワクチンによる大量死というシグナルを隠すには、すでに確立されている新型コロナの死亡者数に紛れ込ませるしかないためである。

 

クロフォード氏の計算を裏付けているのが、ノルウェーのデータである。ノルウェーでは、新型コロナのワクチン接種を受けた人がまだ4万人しかいなかったときに、ワクチン接種後に23人の死亡が報告されている。

 

過少報告の可能性を考慮せずに計算すると、ノルウェーでは100万回のワクチン投与あたり575人の死亡率となる。さらに、これらの死亡例のうち13例を検死した結果、13例すべてで新型コロナワクチンと死亡とに関連性があると判断されている

 

2021年1月に掲載されたNorway Todayの記事は次のように伝えている:

ノルウェー医薬品庁の主任医師Sigurd Hortemo氏は、「今回の報告は、発熱や吐き気などのmRNAワクチンによる一般的な副反応が、体の弱い患者の死につながった可能性を示しているかもしれない」と指摘している。

 

ノルウェー医薬品庁と国立公衆衛生研究所(FHI)は、すべての副反応の報告を共同で評価している。その結果、FHIはコロナワクチン接種ガイドを更新し、体の弱い高齢者へのワクチン接種に関する新たなアドバイスを行っている。

 

「もし非常に虚弱である場合、おそらくワクチン接種を行うべきではないでしょう」と、ノルウェー医薬品庁のSteinar Madsen氏は、記者向けのコロナワクチンに関するウェビナーで語った・・・

 

新型コロナワクチンは『超過死亡』の原因となっているのか?

クロフォード氏はさらに、ワクチンの接種率が高く、同時にCOVID-19の感染率が非常に低い国のデータを調べている。こうすることで、感染症そのものではなく、新型コロナのワクチン接種が超過死亡の原因となっているかどうかを知ることができる。

 

クロフォード氏はこの基準を満たす国として23カ国を特定している。これら23カ国は、世界の人口の約4分の1にあたる18億8,000万人を占める。これらの国では、新型コロナ対策が始まる前、人口100万人あたり平均103.2人の新型コロナ関連死が報告されていた。新型コロナによる死亡者数が100万人あたり200人を超える国が5カ国、100万人あたり10人以下の国が7カ国あった。

 

2021年8月1日時点で、これら23カ国の住民の25.35%がコロナワクチンの接種を1回受け、10.36%が完全に接種を終えていたと考えられている。合計で6億7300万回のワクチン投与が行われたことになる。これらのデータをもとにクロフォード氏は、ワクチン100万回投与あたりの超過死亡率を411人と推定し、「パート1」でヨーロッパのデータを元に算出した200~500人の範囲内に収まるとしている。

 

同様に興味深いのは、新型コロナのワクチン接種が開始された新たに発生した新型コロナ症例(陽性反応)の数が、ワクチン接種の開始前に比べて3.8倍、1日あたりの新型コロナ死亡率が3.82倍増加しているということだ。

 

これら23カ国のうち、モロッコとサウジアラビアだけは、ワクチン接種を開始後、症例数(陽性反応)と新型コロナによる死亡率が減少した。「ワクチン接種の影響で死亡者数が3.82倍増えたとすると、この期間に27万6,465人の超過死亡があったことになる」とクロフォード氏は記している。

 

彼は、データセットを歪める可能性のある異常値(外れ値)を除外するために多くの調整を行っている(その詳細については原文を参照)。要約すると、クロフォード氏はワクチン接種だけの影響を評価するために、ワクチン接種前に新型コロナによる死亡者数が人口100万人あたり100人を超えていた国を除外し、残る13カ国、合計3億5400万人の人口に絞り込んでいる。

 

これらの13カ国でワクチン投与された回数は、当初のコホートとほぼ同じである。調整後の100万人あたりの超過死亡数は318人となり、これもまた「パート1」でヨーロッパのデータを元に算出した200~500人の範囲内である。

 

そして驚くべきことは、これら13カ国での新型コロナによる死亡者数は、ワクチン接種前に比べて、接種後に11.61倍増えているということだ。13カ国のうち5カ国では、新型コロナによる死亡者数の実に90%がワクチン接種が開始された後に記録されている。こうしたデータから、ワクチンが、新型コロナによる死亡を減らすとは言えず、むしろその逆が起きていることが示されている。クロフォード氏は次のように記している:

これらの結果は、実験段階のワクチンが人々を殺しているという事実を補強するものである。少なくとも、これは劇的な安全性[の欠如]について警鐘をまた一つ鳴らすものである。これらの警鐘を受けて、私たちの健康を気遣う存在であるはずの当局は、(ワクチンの効果や副反応に関する)データをどのように精緻化するかについて議論のテーブルにつくべきである。しかし私たちが知る限り、彼らはこうしたデータの分析を行っていない・・・

 

さらに気がかりなのは、これらの国の多くーー主にアジアに位置しているーーは、ワクチン接種前にはコロナパンデミックの影響を全く受けていなかったようであるということだ。この理由については、単にワクチン接種が死亡を引き起こしているということ以外にも、様々な説がある。

 

・PCR検査で弱毒性ウイルスワクチンからの信号が検出され、その結果、(ほとんどなかった)症例件数が爆発的に増加し、[新たな]死亡者数に照合されることになった可能性はあるだろうか?

 

・これらのワクチンの一部に製造上の欠陥があったのではないだろうか?・・・ポリオワクチンの導入時のように?その結果、感染者や死亡者が出る可能性があるのではないだろうか?

 

・パラグアイはワクチンによる死亡率が非常に高い国である。パラグアイは、中国製ワクチンと欧米製ワクチンの両方を使用している数少ない国の一つ。このような組み合わせが、より危険な病気の広がりをもたらす可能性があると考える合理性はあるだろうか?

 

・米FDAやCDCの頭脳集団が、このような観察結果をまったく知らないなどと信じられるだろうか?

 

一方、保健当局は、どのワクチンメーカーも、そしてその他の誰も、リスク報告やリスク・ベネフィット分析を行っていないことに何の問題も感じていないようだ。このことは、企業が政府を本質から完全に支配してしまったことを示す、私の人生で見てきた中で最悪の兆候の一つと考えざるを得ない。

 

米国では20万人以上がワクチン接種により死亡した可能性あり

『COVID-19早期治療基金』のエグゼクティブ・ディレクターであるスティーブ・カーシュ氏は、さらに劇的な数字を推計している。動画「ワクチンの秘密:コロナ危機(Vaccine Secrets: COVID Crisis)」で、カーシュ氏は米CDCの『ワクチン有害事象報告制度(VAERS)』を使って因果関係を調べることができると主張しており、VAERSのデータからコロナワクチンによってすでに21万2,000人以上のアメリカ人が死亡していることが示されていると説明している

 

また、200万人~500万人の人々が、何らかの形でワクチンの被害に遭っているという。カーシュ氏は自らの分析に自信を持っており、自分の分析結果に4倍以上のエラーがあることを証明できた人には100万ドルの学術助成金を提供すると発表している。また、これらのデータについて公開討論をしてくれる政府関係者にも100万ドルをオファーしているが、誰も彼の挑戦を受けていない。

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